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木「今月のゲストはTOKIO長瀬智也。え~、1ヶ月に渡って、お送りしてきた、智也とのトークも、今回がラストになりまーす。最後までお付き合い宜しくお願いします!さぁ、今回は、長瀬智也の音楽への想いも、たっぷり伺います」

木「神奈川県の二十歳の男性」
智「ほぅ」
木「≪バンドでギターをやっているが、ブルースが足りないと言われた。どうやったら身に付く?≫」
智「(笑)」
木「さぁ!コレは、智也の引き出しが開く」
智「いやぁ、そんなもん、B.B.キング聴いてりゃいいんっすよ」
木「(笑)」
智「(笑)B.B.キングには、やっぱ、ブルースの凄みはもう、詰まってますからね」
木「あ、そう?」
智「えぇ、僕はそう思いましたね。あの、僕もやっぱ、ギターが大好きで、まぁ、あの~、そうっすね~、それこそ、B.B.キングもそうですし、あの、スティーヴィー・レイ・ヴォーンとか、それから、え~、ま、ジミヘンもそうですしね」
木「うんうんうんうん」
智「やっぱ、その、いわゆる、ブルースギタリスト、エリック・クラプトンもそうですよね。で、やっぱりその、ブルースのスゴさって、僕はリズムにもちょっとあるなと思ってて」
木「ほぅ」
智「ナンかやっぱりどこかこう、黒人のリズムってやっぱ、独特なリズム、あるじゃないっすか」
木「うんうん」
智「やっぱ、ファンクとかもそうですよね」
木「うんうんうん」
智「やっぱどこかその、僕はナンかこう、リズムも大事だったりとか、あとその、ブルースって、ま、どちらかといったら、ま、お金が無い人たちがやる文化のイメージがあるんですよね」
木「というか、そもそも、僕のブルースに対する認識の仕方は」
智「うん」
木「要は、ホントにこう、労働をずっと強いられた、そういう、黒人で連れて来られた」
智「~とかね、うん」
木「買われた人たちが、労働している中で、その、自分達の置かれてる境遇を、要は、歌にして」
智「そうそうそう」
木「ストレスを発散していたっていうのが、割と根源じゃないですか」
智「そうっすね」
木「うん」
智「だから、結局その、好きな女性のために歌うとか、そういう、魂の叫びみたいなところがあるじゃないですか?」
木「うん」
智「アレ、ブルースなんて、言ったってコードを3つか、4つですからね」
木「多くて4つですよ」
智「うん。それをずっとループしてるだけの、そこに、魂の叫びの歌が入ったりとか、そんなに難しいことではないんですけど、やっぱそれを勉強していくと、ブルーノート」
木「うん」
智「コードEに対してのブルース、その、ブルースになるスケールっていうのが」
木「はいはいはいはい」
智「あるじゃないですか?ペンタトニックスケールとかもそうですけど。やっぱその、スケールの中で、ブルースって音程とかも、あの、一音とか半音とかあるじゃないですか?」
木「はいはいはいはい」
智「ブルースってクォーターっていうのがあるんっすよね。一音と半音と、その、半音の間のクォーターっていうのが、あるんっすけど、そこってニュアンスでしか出せないじゃないですか?ま、ギターで言ったら、チョーキングですよね。だからやっぱ、ニュアンスが大事な音楽だと思うんですよ、ブルースって」
木「はい」
智「だから、もう、ナニで勉強するかって言ったら、聴くしかないっていうことだと思うんですよね。やっぱ、ブルースを教えてる先生なんて、あんま、観ないっすもんね」
木「まぁね」
智「やっぱ、言葉じゃ伝えられないことのほとんどが、このブルースには多分、詰まってると思うんすよね、僕の中ではね。だから、今、木村くんが言ったように、そういうナンか、時代が生んだみたいなところもあると思うんですよ。あとはその、自分が生きてきて、自分がどんなギタリストとか、どんな音楽を聴いて、その、自分が好きになったブルースがナンなのかっていうところだと思うんですけどね~」
木「あとさ、コレ、オレの持論なんだけど」
智「はい」
木「今、智也が言った半音でもない、クォーターがあるじゃないっすかって言ったじゃん?」
智「はい」
木「関西の人って、こう、オレらが話す標準語って、こうやってあるけど」
智「はい」
木「『ナニ言うてんの?』とか」
智「イントネーション?」
木「『それ自分』とか『ナンでやねん』とか、あるじゃん」
智「うん」
木「それって、ブルーノートバリバリ入ってない?」
智「あぁ、確かに、そういうのもあるかも知れないっすね。僕」
木「でも、松田優作さんみたいに、こう、ホントにナンか、体現出来る人もいるし」
智「ん~」
木「ある意味、だって、矢沢さんのロックだって、♪アイ・ラブ・ユー・OK~♪とか、アレ、要はプレイスタイルを変えれば、ブルースだもんね」
智「ん~、そうっすね。あとやっぱりその、歌と歌の合間に入れる、僕が思うのはB.B.キングの手が欲しいんじゃなくて、脳みそが欲しいと思うんですよ」
木「あぁ、あぁ」
智「そこにそのフレーズ入れる⁉っていう。たった一発のワントーンだけでも、ナンかこう、胸がキュンとするって、やっぱその、シンプルなのにグッとくるっていうのが、言葉じゃ説明出来ない部分なんっすよね」
木「さすがやはり、自宅にレコーディングスタジオを持つぐらいの人間ですからね、智也は」
智「まぁ、いやいや」
木「やっぱり、そういう」
智「好きなんっすよね」
木「B.B.キングの手じゃなくて脳みそが欲しいっていう、そっちの頭になるんだね」
智「うん、そう。音なんて、いくらでも近づける事は出来ると思うんっすけどね、やっぱ、フレーズはZettai、出て来ないっすからね」
木「なるほど。でも、え、その、スタジオとか、自宅に、曲とか作詞とか」
智「はい」
木「するよう、いつから、してんの?そういうのは」
智「まぁ、その~、別に、ナンだろ、その、仕事的に公表はしてなかったっすけど、もう二十歳ぐらいの頃から、ナンとなく、その~、そういうものに興味を示して、で、まだ20年前って、ちょうどギリギリ、その、ね、スタジオに、こういう風にパソコン、Pro Toolsとかが入る前だったので。それこそ8トラとかね、あぁいうテープで録る時代を僕らギリギリ経験してるじゃないですか」
木「はいはいはい」
智「で、90年代半ばぐらいから、パソコンとか、音とかがデジタルになっていって、で、ま、変わっていったんですけど、でもまぁ、ふたを開けてみたら別に、そんな事、自分がやるような仕事ではなかったっていうだけの話だったんですけど、でも、自分で音楽を作るにあたって、音が、音を作れるっていう事が、ま、大きく、ナンていうんだろ、ま、力となってくれたというか。それがあったからこそ、ま、自分で、自分のスタジオで音楽が出来るようになったんだなって、自分では思ってるんですけどね」
木「うんうん。ギターは今、何本ぐらい持ってんの?」
智「ギター、でも、今、10本ぐらいっすよ」
木「それはエレキもアコギも両方合わせて10本ぐらい?」
智「合わせて、そうっすね、メインで使うのはもう、10本ぐらいっすね」
木「へ~」
智「うん。僕はずっと、あの、ギブソンっていうメーカーの」
木「はい」
智「あの、もう倒産してしまいましたけども(笑)」
木「知ってますよ」
智「あそこの、レスポールっていう形をずっと、昔から使ってて、うん。で、まぁ、それに付いてる、まぁ、独自の音があるんですけど、ま、やっぱりナンかその~、楽器のいい音の鳴らし方みたいなことを(笑)どんどんこう、追求していくんっすよね。やっぱバンドってもう、楽器の音が良ければコレ、ナンでもいいんじゃねぇかなって思い始めて。で、自分も音楽作るにあたって、やっぱりナンか、カッコいいのとか、ナンか派手なモノとか、を、意識して作ってた部分もあったんですけど、ま、最終的にはやっぱり、メロディーとか楽曲の本質みたいなところにやっぱ、目がいくんですよね」
木「うんうん」
智「やっぱりその、グッと来ないんだけど、音がメッチャクチャ派手な音楽もあったりとか、音はメチャクチャ地味なんだけど、ナンか、言ってることが胸に来るなっていう」
木「はいはいはい」
智「曲とか、ま、音楽のいい所って人それぞれ違うんですけど、僕が音楽に対していいなって思ったところって、そこなんっすよね」
木「ほぅ~」
智「別に大したことやってないのに、感動するっていう。でもホントにナンか、その~、ナンだろうなぁ~、僕が音楽を作る時に大事にしてるのって、料理で言ったらメインを美味しく食べさせるための前菜だったりするんっすよね。でも、音楽作る人で、人によっては、全部を美味しく作っちゃおうとする人もいるなぁと思ってて。でも、僕はその、メインが美味しく頂けるように考えられたAメロとかBメロとか。だからナンか、どこか自分が作る作品っていうのは、ま、コレ、あんまり(笑)言っちゃいけないかも知れないけど、どこかダサさがあるんだけど、どこかの一瞬では、ちょっとカッコよく感じるっていうところを、ドコか永遠のテーマにしてるというか。ナンかそういう、引き算するカッコよさと言いますか」
木「へ~」
智「うん、ナンかそういうものを、ナンか自分の音楽勉強する時間で、こう、見付けていったというか、うん、だからその、スタジオ、レコーディングスタジオっていう、ナンか、大層なモノではないんですけど、うん、そこでの時間というのは、ナンかそういう風に過ごしてたような気がしますね」
木「そういう、そういう智也の、中で」
智「はい」
木「あ、この曲~、かな?っていう、人生の1曲って、ナンっすか?」
智「【小声で】人生の一曲…」
木「うん」
智「それはやっぱり~、もう、逆に言ったら、他のアーティストの曲だと、選びきれないんで、逆に自分の曲にさしてもらいたいですね~、ココは」
木「ほぅ」
智「コレはまぁあの~、TOKIOでの、今のところ、一番新しい曲、新曲なんですけど」
木「うん」
智「『クモ』っていう曲がありまして」
木「はいはいはい」
智「で、コレ、あの~、ドラマの主題歌にさしてもらったんですけど、まさに、今、僕が言った、ダサいんだけど、ちょっとこう、胸に来る、ぐらいの、ま、いわゆる、自分の、その、音楽に対しての、美学が詰まった一曲になったんですよね」
木「へ~」
智「大した音じゃないし、弾いてる事も、別にそんなに難しい事じゃないんですけど、ドラマとかけ合わせたりとか、一人になった時に聴いた時に、ドコかこう、グッと来るというか。このドラマの主題歌のオファー頂いた時に、まぁ、あの、30後半の、あの~、友達もいないし、結婚もした事のない男が、頑張って友達を作って、ま、可哀想なキャラクターなんですけどね、その、ちょっと孤独な男の背景に、あの、ハマる曲で、次の日、学校や仕事に楽しく行ける曲がいいですって、言われたんですよ」
木「うん」
智「だからナンか、パンクみたいなロックがイイですね、って言われたんですけど、僕は全然違う、この『クモ』って曲を選んだんですね」
木「おぉ」
智「僕はZettai、コレは、この主役にもうピッタリだと。その、富岡っていう男なんですけど、で、それを、このデモテープを、そのドラマの製作側に渡したら、もう、コレしかないと」
木「へ~」
智「コレ、最高だと」
木「通じたんだ」
智「通じたんっすよね」
木「ほぅ」
智「だから、そういう、ナンかこう、ストーリーも含めて、僕の中では、その、僕がTOKIOに落とし込んだ楽曲とか、ドラマにハマった曲だったりだとか、ナンか、今の自分の人生の中で、ナンていうんだろうな、一番いいモノが作れたと言える楽曲なんじゃないかなって思えたんでね、人生の」
木「職人さんが、職人さんが今まで作ってきた中で、一番新しいモノって事だろうね、じゃあ」
智「まぁ、そうっすね~」
木「(笑)」
智「集大成っていうのかな~?」
木「今、今、現在のね」
智「今現在の集大成ですね」
木「多分、コレは、今後も、続けていくことになるだろうし」
智「そうっすね」
木「もう、智也、長瀬智也という人が」
智「(笑)」
木「こう、最終的には、あ、こんなに職人さんだったんだなっていうね(笑)」
智「(笑)いやいやいやいや」
木「ところで、スゴい着地をしましたね」
智「まぁ、ちょっと、マニアックって言われたら、もう、それまでなんですけどね」
木「いやいやいやいや。もう」
智「うん」
木「じゃ、その、人生の一曲」
智「はい」
木「TOKIOで『クモ』という事だったので」
智「えぇ」
木「この後は皆さんにも聴いて頂こうと思います」
智「ありがとうございます」
木「木村拓哉『Flow』。2月のゲストはTOKIO長瀬智也さんでした。ホントにありがとうございました」
智「ありがとうございました!」

木「お送りしているのは、TOKIO長瀬智也の人生の1曲。TOKIOで『クモ』でした。え~、2017年8月にリリースされたTOKIOの最新曲ですね」
蔵「木村さん、今月、長瀬さんとのトークセッションね、え~、まぁ、無事1ヶ月、終わりましたけども」
木「はい」
蔵「あらためて、いかがでしたでしょうか?」
木「いや、やはり、自分と智也の2人のトークっていうのが、割と世の中的には、珍しかったようで、割と、ナンかこう、反響が大きかったですね」
蔵「うん、いやぁ、でも、ホントに楽しい感じで、長瀬さん、また引き続きちょっと『Flow』に来てもらいたいなぁ」
木「ね!また、ナンか」
蔵「タイミング合ったら」
木「タイミング合ったら」
蔵「是非とも」
木「うん」
蔵「お迎えして、またトークセッション聞かせて欲しいと思います」
木「こちらこそです」
蔵「宜しくお願いします」
木「はい」
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