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「(入場テーマ曲作成者が)TOKIOの長瀬智也さんとも同じ仲間」
勝「そうです。智也と同級生ですね、僕の学年2つ下の子たち」
「スゴいコミュニティですね、横浜」
勝「(笑)不思議な縁がたくさんあって」
「大人になってまた、こう、繋がるっていうのは嬉しいですよね」
勝「そうですね、嬉しいですね」
「さ、え~、ドラマ、もう大好評で『俺の家の話』」
勝「大好評(笑)みたいですね。ありがたいです」
「毎週楽しみに観てますが、どうですか?周りからの評判っていうのは、どういうのが入って来ます?耳に」
勝「いや、やっぱね、スゴい、スゴい、言われますね。もう、何しろ、長瀬智也の運動神経が良すぎるっていうね」
「そうっすね~」
勝「昔から運動神経、良かったですけどね」
「そうですか?」
勝「はい。もう、あの~、だから、一緒に小学校の砂場でバク転の練習とか、前宙の練習とかしてました。その頃から。僕が6年生の時に、向う4年生で。だから4年生でバク転とか出来てましたからね」
「ほー!ナンと早熟な!学年が2つ違うのにナンでまた、そもそも仲良くなったんですか?」
勝「ま、でもナンか、小学校の時って、割と学年関係なく、お兄ちゃんと弟がいたりすると、一緒に遊んだりするじゃないですか。で、ナンかそういう流れで、ナンか近所の友達みたいな感じで遊んでて」
「家が近いんですもんね」
勝「家はそうですね、近いですね。で、それが中学校に入ると、途端に1学年の差がデカくなったりするじゃないですか。急に敬語使わなきゃいけない」
「先輩・後輩の関係にね」
勝「変わるんですけど、智也だけ、あの~、ま、ちょうど昨日も会った時、言ってたんですけど、『オレ、バカだから、敬語使えなくてさ』って。だから、敬語使えない子だったんですよ、中学校あがっても」
「へ~」
勝「ナンか、そのノリで、もうコイツだけはナンかこう、先輩・後輩のアレが関係なく、中学校でも1年と3年だけど、仲良くしてた、みたいな」
「でも、そんな智也くんが、ジャニーズに行ってしまう時は、ちょっと寂しいみたいな気持ち、無かったですか?」
勝「あ、ナンか、いつの間にか、中学校ぐらいから、その、ジャニーズに行ってて、で、最初はナンか、寮とか入って無かったんで、そんなに仕事も多くなかったんで、たまに学校早退したり、遅刻したり、『あ、今日、仕事だったんだ』みたいな『今日、ジャニーズ行ってきたんだ』みたいな感じだったんですけどね。えーと、アイツが中学卒業して、ジャニーズの寮に入ったんですね。で、ナンで、地元から離れちゃったんですけど、でも週に1回ぐらい帰ってくるんですよ。で、僕は、智也のお母さんが飲食店をやってて、そこでバイトしてたんで、帰ってくると、ナンか普通に会えちゃうっていう関係でしたね」
「へ~。いやいやいや、でもね、その子供の時は運動神経抜群だったという、そしてメチャメチャ性格が優しいという」
勝「(笑)性格は優しいですね。生意気なんだけど優しい」
「リーダー的な感じでは無かったんですか?」
勝「地元では、そうですね、末っ子タイプですね。甘え上手というか、ナンか、人が良くて、コイツには悪く出来ねーな、みたいな、人当たりの良さで上手くみんなと付き合ってましたね」
「じゃあ、弟感っていうか、TOKIOの中での、こう、ポジショニングって、割と近いのかも知れないですね」
勝「あ、でも、そうかも知んないですね」
「で、まぁ、お2人の関係っていうのは、ずっと続いてて、勝村さんが修斗のタイトルマッチをやる時も見に来てくれたと」
勝「そうです。えーと、ま、ずーっと、僕が格闘技でプロになってからぐらいが、もう一番忙しかったと思うんですよね。だから試合は、連絡は取ってたんだけど、試合は忙しくて見に来れないぐらいの関係で。でもタイトルマッチで、もしかしたら最後になるかも知れないっていうのを、多分、地元の友達が言ってくれて、2日前、3日前ぐらいに電話来て、『行くよ』って。『あ、ホント?宜しく』って感じで『チケット買ってね』(笑)って言って」
「選手にとってはチケット大事ですよ!(笑)」
勝「(笑)そうなんです。で、当日来てくれて。もう普通にお客さんとして来てるんで、当然、ドコにいるかも解らない、どの席かも、僕判んないんで、試合終わって会えたらいいな、ぐらいだったんですけど、後楽園ホールで、修斗タイトルマッチメインイベントだけ、後楽園ホールの北側の2Fから入場するんですね」
「南側のね」
勝「南側。南側のあの通路、階段通って。で、そこに移動する時に、たまたま会ったんですよ」
「えー!」
勝「たまたま、アイツがトイレ行くか、タバコ吸うか、そん時で。たまたま僕が2Fに移動しようとしたら会って。僕は、メチャクチャ試合前でナーバスになって、緊張してたところを、ガッて肩掴まれて『勝たなくていいから』って言われて。ナンだコレ?と。それまで会う人会う人、みんな、頑張ってね、頑張ってね、ベルト獲ってね!て言われてたのに、智也だけ『勝たなくていいから』って。うわって思って。そん時に、フーッて力が抜けたんですよね。もうホントに音が出るぐらい、フワーッて」
「要するに緊張で身体固まってたのが」
勝「フワーッて抜けて、それでまぁ、試合は、勝てないって言われてたチャンピオンに勝っちゃったっていう」
「見事世界タイトルを手に入れるという」
勝「はい」
「ナンていう、ココも、切り取ってドラマにしてもいいぐらいですよ!」
勝「ホントです、ホントです、そう。で、後から、ホントに、『ナンで、お前、あん時”勝たなくていいから”ナンて言ったの?失礼だろ!』みたいな事を冗談半分でね。『これから試合する相手に、勝たなくていいから、ナンて、言わねーだろ?』とか言ったら、『いや、もう、ココまで、何十年やって頑張って来たんだから、もう結果なんかイイんだよって思っちゃった』っつって。『リングに立てるだけでいいんだ、と思って、あぁいう風に声掛けた』って。カッコいい!と思って」
「ナンか…」
勝「腹立ちますよね!?」
「ね!カッコよすぎる!」
勝「イチイチ、カッコイイんですよ!」
「こういう時は、ナンか、先輩感を出してくるんですよね(笑)」
勝「(笑)」
「そんな長瀬さんが、今回ナンと、プロレスラー役を演じるというね、ま、コレはオドロキでしたけども。ま、ナニがビックリって、あの身体、見事に仕上げてきましたよね」
勝「そうなんですよ、そうなんですよ、ホントにね、仕上げたなぁと思って。えーと、まず話を聴いたのが、去年の新年会ですね。まだコロナになる前で。地元の新年会の集まりがあって、そこで普通に地元の仲間、10人ぐらいで飲んだりしてたんですよ。で、そん時にポロッと『周くん、オレ、ちょっと、もしかしたらプロレスのドラマやるかも知んないんだよね』とか言って。『ナンかあったら教えて』みたいな感じで言ったんですよ。で、連絡取り合ってる中で、『ホント、やる事になったわ』っていうから、とりあえず、身体作るって言って、『筋トレ通い始めたんだ』みたいな連絡取ってて。『でも体重増えない』『いいから食え』みたいな連絡をしてて。だから夏ぐらいには、結構デカくなってましたね」
「ほぉ~」
勝「元々、食は細いんですけど、頑張って食ってる!っつって」
「若手レスラーみたいですね」
勝「(笑)そうですよね。40過ぎて若手レスラーの生活ですよ」
「(笑)」
勝「1日5食とかいって、みんなが飲みに行く中を『ちょっとオレ、ラーメン食いに行く』っつって(笑)」
「わぁ、努力してるな~。いいですね、やっぱその、彼もね、ナンか、聴くところによると、元々、ナンかプロレスも好きで、スティングが好きって聴いた」
勝「(笑)そうそうそうそう」
「ホントですか?!」
勝「はい。ナンか、そうなんですよ、その頃ちょうど、僕が中3の時に多分、新日本にスティングが初めて来た時とかで、僕ら、目立ちたがり屋だったので、体育祭の応援団とかをやった時に、ただ応援団、学ランにハチマキするだけじゃ、カッコ悪いっていって、みんなでペイントしたんですね」
「ほぉ、顔に?」
勝「顔にペイントして、目立って。僕は多分、アルティメッド・ウォーリァーの、とかして、オレらの友達はロッド・ウォーリァーのペイントとかして、智也はスティングのペイントをした」
「へ~」
勝「そんな事もありましたね」
「長瀬さんはプロレスも好きだった?」
勝「プロレスも好きでしたね。ま、好きって言っても、その、あの頃は丁度、土曜の4時に新日本プロレスやってたんで、それを観て、みんなで月曜日はプロレスごっこする、みたいな。学校で」
「そうだったんですね。ま、でも、ナンて言うんですかね、長瀬さんのファッションもまた、素晴らしいですよね、バギーパンツとかね(笑)ジャージとかね」
勝「(笑)アレ、スゴいっすよね!?やっぱね、そう、昨日も言ってた。アメフト好きなヤツはプロレス好きでしょっつって」
「(笑)アメリカのレスラーはアメフトあがり多いですからね」
勝「(笑)」
「でもまぁ、プロレスシーンっていうのを、スゴいじゃないですか」
勝「スゴいっすよね~」
「まさか、あそこまでやるとは、みんな、思わなかったですよね」
勝「思わなかったですね。みんな思わなかっただろうし、僕も思わなかったです。初めて、プロレスの練習、8月、9月ぐらいかな?始まった時なんて、ナンも出来なかったですから。ナンも出来ないっていうか、運動神経いいから、マット運動は出来るんだけど、やっぱり受け身が怖いんっすよね。ナンでも無い所で立った状態から、後ろに倒れなさいっていうのが出来ない。それからロープワークですね。もうロープワークが、とにかくアイツ、イヤで。痛くてしょうがないから、もう毎週、リング練習は週に1回で、それ以外、ウチのジムに来て練習してたんですけど、リング練習はロープワークをやんなきゃいけないから、それがイヤで2回めか3回めぐらいっすかね、イヤすぎて、ライダース着てきましたから」
「へーっ!大仁田厚じゃないですか(笑)」
勝「普通に、マット運動した後に、『ロープワークやるよ』って言ったら、パーカー着て、ライダース着て、カチカチのライダース着て、ロープワークやったんですよ」
「へ~」
勝「でも、全然、痛み、変わんねぇ!っつって(笑)」
「あぁ、そうですか。ナンかそこで、天然の大仁田さんやってる辺りが素敵ですね」
勝「(笑)そうなんっすよ」
「でも、あぁいうのは、普通はスタント立てるじゃないですか、別の人をね、プロにやってもらうって、手もあるのに、なぜ、長瀬さんは本人がやるんですか?」
勝「もう意地ですね。意地で全部オレがやるって。それは最初に、撮影入る前、いや、練習入る前から言ってたんですよ、オレ全部やるからって。で、それを多分、オレに言ってなかったら、もしかしたら、あのロープワークでイヤになって、スタント使うって言ってたかも知れないですね。でも、オレに宣言しちゃったから、オレが許すワケないし、オレにこう、~いくワケにも行かないと思って、もう意地を貫き通しましたね」
「でも、結構、高度な技ね、ヘッドシザースホイップとか」
勝「そうなんです」
「それから、ムーンサルト、ビックリしましたね!」
勝「ムーンサルト(笑)そうっすね」
「あんな、台本にあったんですか?元々」
勝「ムーンサルトは、いや、無くて、えーとね、多分、普通にスプラッシュ、ブレーンボディプレスかナンかだったんですよね。でも、この技の練習してて『オレ、ナンか、ムーンサルトいける気がする』って、ふとリング上で言い出して『ホント?やってみようか』っつって、一応マット敷いて、で、やってみるって言って、ちょっと緊張したんですけど、10秒ぐらいコーナーに立って、イメージしたら、ポンって飛んだんですよ」
「すごーい…」
勝「出来ちゃうんですね~」
「あとスワンダイブのドロップキックなんて入ってませんでしたっけ?」
勝「はい、スワンダイブもやってましたけど、アレは練習で結構失敗してます。ハヤブサが好きなんですよ、アイツ」
「あぁ、そうなんですね」
勝「ハヤブサが好きで、ハヤブサの動画観て、『コレ、やりてぇ!』っつって、やって、でも乗るんだけど、後ろに落ちちゃったり、バランスが取れなかったりして。1回リング下に落ちちゃったことがあって」
「はぁ」
勝「さすがにコレは心折れるだろうと思ったけど、いや、もう1回やる!っつって、やり抜きましたね」
「確かに世阿弥マシーンのマスク、ハヤブサに似てますよね」
勝「ハヤブサに似てますよね、あと、コスチュームも。そうなんですよ。アレもアイツのリクエストで作ってるんで」
「じゃ、もう、ナンか、スティング、ハヤブサ、大仁田厚、いろんなミクスチャーですね」
勝「いろんな、はい、もうホントに、ミーハーなんで。自分がカッコイイって思ったモノをバンバン取り入れるんですよ」
「もう、試合シーンはどうなんですか?最後。最終回残すのみですけど」
勝「最終回ね!え~、あるんじゃないっすかね。あります!プロレスシーン、あります!」
「ナンと!ファイヤーバードスプラッシュが出るかどうか(笑)」
勝「出るかどうか(笑)ナニが出るかね、ホント(笑)こうご期待なんですけど。最終回もプロレスシーンあります」
「ありますか。じゃ、長瀬さん、まだ身体張ってますね」
勝「身体張ってます!」
「全部プロレスシーン終わって、ナンて言ってました?」
勝「プロレスシーン終わって、あ、でも、もうさすがに、やっと終わった~と、言ってましたね。ただ、全部スタント無しでやった理由というか、その、プロレスのドラマを撮るって決まった時に、アイツはもう、他の人がプロレスのドラマを撮りたいって思えなくする!って。もう、あの、何年かして、誰かがプロレスのドラマ撮りたい、プロレスの映画撮りたいってなった時に、オレらのドラマを観て、あ、コレはムリだって言わせたいって」
「はぁ~」
勝「誰もマネ出来ない事をやりたいんだ、オレは、って言ってて、それがあっての、ノースタントなんですよ」
「スゴいっすね!その覚悟っていうか」
勝「そうなんです」
「別に、そんなの背負う必要ない(笑)と思うんですけど」
勝「そうなんです!そうなんですよ。でも、もうそれが、アイツの意地なんですよね。ホントに誰も出来ない事をやりたいって」
「今までも、今回のドラマ以外でもそういう感じでお仕事されてきたんですかね?」
勝「そうなんじゃないですか。だから、あの~、ナニがスゴイって、プロレスだけじゃなくて、能もやってるじゃないですか」
「確かに」
勝「能も相当練習してるんですよ」
「アレ、僕、難しさ全然判んないですけど、アレもだから、スワンダイブ並みの難しい…」
勝「事、やってるんだと思いますよ。僕も解んないんですけど、たまに、あの~、収録で能のアレと一緒になるんですけど、能の場面と。能の先生も来てるんですね。うるさいんですよ。『あ、そこは左足からだから』『そこは右ターンした後だから、コッチの手から入んなきゃいけないんだよ』みたいな。うわっ細けぇ~と思って」
「プロレスと同じような作法がありますね」
勝「あるんですよね~当然」
「それを同時にやってる長瀬さんって、スゴイっすね!」
勝「いや、スゴいですよ!もうホントにプロ意識の塊ですね」
「でも、その長瀬さんって、オレはこれだけやってんだ、みたいな事を一切言わないですかね」
勝「そうなんですよ」
「コレも不思議なんですよ。普通言いたくなるじゃないですか、コレだけやってますよって。身体造り、これだけやってますよって。オレ、こんだけ、飯、食いましたよって言うじゃないっすか?ナンで言わないんですか?」
勝「ナンで言わないんっすかね?腹立ちますよね!カッコつけやがって。カッコつけてるワケじゃないんだけど、それがアイツの自然なんですよ。もう普通に、あの~、練習、プロレスの練習して痛い思いしてるんだけど、オレはZettaiコレは言わないから。オレはどれだけ努力したとか、言いたくないんだって。テレビに映ってる姿だけ、視聴者は観てくれればいい。練習姿を見せたくないし、コレだけ頑張ってんだよ、こんな事やったよって、言わない!って、練習中から言ってるんですよ。コイツ、カッコイイなぁ~、カッコつけてんなぁ~って思ってるから、僕がこうやって言っちゃうんです(笑)」
「ナンかプロレスラーみたいじゃないですか」
勝「そうなんですよ」
「幻想に包まれて」
勝「そうですね、そうですね。あと、プロレスの道場に練習に来て、運動神経良いから、出来ちゃうんですよ、ナンっすかね、そのスワンダイブとかも、何回かやったら出来るし、技とかも動画見たり、僕らがやってる技、ちょっとやってみる?って言って、やると、出来ちゃうんですよ。で、そん時に、『お前、やっぱスゴいな。天才だな』とか言うと、『いや、マネするのは簡単だよ。カタチだけをマネするのは簡単なんだ。オレはココに精神を学びに来てるんだ』って」
「ナンと…」
勝「(笑)」
「カッコよすぎる(笑)あーっと、ココでゴングが鳴りました」
勝「あぁ~」
「勝村さん、今の長瀬さんの言葉で私、撃ち抜かれましたよ。聴いてる人も、みんな撃ち抜かれると思います」
勝「ねぇ!そうなんですよ」
「ナニ、その、ナンか、道場スピリットみたいなモノを」
勝「スゴイっすよね~」
「スゴい!とんでもないプロレスラーですね、長瀬智也という男は」
勝「ホントに」
「【略】まだまだいい話、いっぱいあると思うんで、もっと喋っていきますか?」
勝「はい、お願いします!」
「この後、延長戦、やっていきましょう!お知らせ、言っておきましょう。まずはもちろん『俺の家の話』ですよね」
勝「はい。最終回です。3月26日金曜日10時から。楽しみですね。プロレスシーンもあります」
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