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こんばんは、宮藤官九郎です。今日は「俺の家の話」のWebによる制作発表的な会見がありまして、ココは神田明神というところに来ております。ものすごい、初詣じゃなくて、ナンか並んでるんですけど、さっきから太鼓とか鳴り物の音とかが聴こえてくるんで、何やらめでたい感じには(笑)なっていると思いますが、気にしないでお送りしようと思います。今日は俳優の愚痴です。これまでFたち(古館)寛治さん、Tきとう(滝藤)賢一さん、Aおい(蒼井)優さん、Aおき(青木)崇高さん等、俳優の方に出演して頂きましたが、今日はNがせTもや(長瀬智也)です。え~、現在放送中のドラマ「Oれ(俺)の家の話」に主演してます。どんなドラマかというと、Nがせさんが演じる、Mみや、あ、コッチはいいんだ。観山(笑)寿一が、プロレスを引退して実家に帰って来て能楽師の父親の介護をするという、ホームコメディです。え~、是非、どんな愚痴が出るのか、楽しみですね。宜しくお願いします!
宮:宮藤官九郎です。今日は俳優の愚痴を訊いて行きます。え~、自己紹介でお願いします
智:え~、NがせTもやです
宮:(笑)いい
智:えぇ
宮:Tもや
智:Tもや
宮:甘いお菓子みたいですね
智:ちょっと言いにくいっすけど、若干、えぇ
宮:(笑)
智:今回お招き、ありがとうございます
宮:ありがとうございます、こちらこそ
智:ご無沙汰してます、はい
宮:Nがせさんは現在42歳
智:えぇ
宮:これまで池袋でいろんなトラブルを解決するお兄さん
智:(笑)
宮:の役
智:プライベートみたいになっちゃってます(笑)
宮:(笑)
智:じゃない(笑)
宮:じゃない、役を
智:役をね、演じてきたっていうね
宮:そして、落語家になりたいのに、口下手すぎるヤクザ
智:うん
宮:赤鬼
智:はい(笑)赤鬼?
宮:うぬぼれている刑事など
智:えぇ
宮:様々な役をやって頂きました
智:はい
宮:赤鬼はね
智:うん
宮:ちょっとね、もうちょっと後だったら鬼滅のブームに乗って
智:あ、確かにそうだ~
宮:もうちょっとっつか、もうだいぶだけど(笑)
智:いや、鬼滅が乗っかったかも知れないっすよね!?逆にね
宮:鬼滅が乗っかってきてビックリしましたけど
智:そうそうそう、ホントっすよね
宮:はい(笑)
智:(笑)
宮:早すぎた赤鬼
智:いや、ホントっすね
宮:えぇ
智:いや、しかし、ヘビメタからお能って、ビックリしましたよね
宮:あぁ、そう、今回ね
智:うん、今回
宮:前回がヘビメタで、今回はお能です
智:お能っていう
宮:お能とプロレス
智:えぇ
宮:えぇ。現在放送中のドラマ「Oれの家の話」
智:はい(笑)
宮:では、Oれの、って、ナンかルパン三世みたいな
智:(笑)
宮:オーレの名前は
智:そこは「俺の家の話」でいいんじゃねーかなっていう(笑)
宮:「俺の家の話」でいいかも知んない(笑)
智:(笑)イイかも知んない
宮:「俺の家の話」では、能をやっている父を継ぐことになっちゃった、プロレスラーの役を演じています
智:そうなんです
宮:あの~、プロレスは昔から好きだったんですか?
智:うん、あの~、やっぱり、僕ら世代、多分、僕ぐらいギリギリなのかな?子供の頃、ゴールデンで、プロレスやってた世代なんで、やっぱ観てたし、で、今回、この「俺の家の話」で、プロレスの監修に付いてくれてるDDTのレスラーがいるんですけど、その彼もやっぱり昔から友達で
宮:そうなんだよね
智:彼がずっと格闘技、プロレスが好きで、よく文化祭とかで、体育館に机並べてリング作って、僕、そん時、新日のレスラーで、スティングってのがいたんですけど、スティング大好きで、スティングのフェイスペイントして
宮:え?
智:(笑)ナンか、やってたんですよ
宮:学園祭で?
智:学園祭で
宮:(笑)すごーい
智:そうそうそう。ま、でも、本気でね、僕は格闘技やろうと思ってなかったですけど、そういうのもあって、ナンとなく、その、知識というか、自分なりのプロレスみたいなモノがあったんで。ま、コレもやっぱアメリカのね、文化、メキシコの文化だったりもするんで、ドコか、そういう表現とか(笑)面白いっていうか、ちょっとヘビメタに近い
宮:近い!
智:ニュアンスあるじゃないっすか
宮:そうですね。衣装とかコスチュームとか髪型とか。ま、入場する時の音楽も8割ぐらいヘビメタですもんね
智:ヘビメタ。そう、だから、ナンかそういう、共通点もあったりとかして、自分ではやろうとは思わないですけど、こういう機会頂いたんで、自分なりのナンか(笑)レスラーが出来たらいいなナンて、思ってやらしてもらいましたけどね
宮:そうだ、1話、もう流れた後だから言っていいんですけど、僕の世代だと、やっぱ、ブルーザー・ブローディなんですよ
智:そうですよね
宮:ハンセン、ブローディなんですよ。で、猪木と闘ってた。で、僕、台本に最初、”ブルーザー寿一”っていう名前に
智:ね、書いてありましたね、最初は
宮:で、デビューするっていう設定なんですけど、それをリングアナが間違って、”ブリザード寿”って言っちゃったから、ブリザード寿になったっていう。ブローディって、でも、もう世代的には死んじゃってたか
智:そう、僕は、世代的にはその後でしたね、観てたのは
宮:あぁ、そうなんだ
智:でも、もちろん、存在も知ってたし、やっぱナンかその、ツェッペリンのね、曲とか
宮:移民の歌
智:移民の歌とかも、ナンかスゴく、印象に残ってたんで
宮:移民の歌って、オレ、ブローディのテーマソングだと思ってたから
智:(笑)あ、最初ね~
宮:ツェッペリンより先に
智:あ、そうか、ブローディで
宮:ナンだろ、コレと思ってたから
智:僕は逆にツェッペリンから、こう
宮:そうか
智:うん
宮:へ~
智:いったんで
宮:なるほどね。もうプロレスに関して言うなら、コスチューム、スゴい早い段階から、細か~く決められてましたよね、長瀬くんが
智:(笑)そうなんっすよね
宮:メチャメチャ長いメールが(笑)写真と(笑)
智:そう、そこのね
宮:メチャ早いな~、出来てるんだ、みたいな
智:そこの像が、自分がプロレスラーなるって、どうなるんだろうなって、漠然に想像しただけじゃ、なかなか、ナンか、イメージ出来なくて、そう、で、ちょっと身近にもそういう、あの~、コアな人たちもいたんで
宮:相談に乗ってもらって?
智:そうっすね。そう、で、自分のね、身体造りも含めて、どうしたらいいかな、みたいな事はずっと考えてたんですよね
宮:6月に…6月でしたっけ?に、リモートした時はまだ、前の長瀬くんだったんだけど
智:そうっすね
宮:コスチュームが送られてくるたんびに、現在の長瀬くんの写真が送られて来るんで、ドンドン、デカくなって
智:(笑)
宮:ね?
智:そうっすね
宮:ドンドン、デカくなって、ドンドン、コスチュームはカッコ良くなってきて、ドンドン、プロレスラーになってるなって思ってて。どうやって造ったんですか?その身体というか
智:いやもう、いろんな人に訊かれるんですけど、もうね、あの、食べるしかないんですよ(笑)
宮:え?それは(笑)
智:食べるしか、ホントに楽な…
宮:(笑)相撲と同じ発想ですか?
智:ナンっすけど、あの~、ナニが難しいかっていうと、トレーニングして、痩せちゃう中、太らなきゃいけないから
宮:あぁ~
智:で、ま、ちょっと時間もね、無かったから、もうホントに週6とかでトレーニングやって、で、その分、やっぱプロレス練習なんてやると、1回で2kgぐらい減ったりするんですよね
宮:え⁉レッスンで?
智:そう。その練習とかで。だからその分、食べなきゃいけない
宮:そうか
智:逆に言うと、運動しないと、そこまで食べれないから、運動して食べて、運動して食べて、を単純に繰り返していくっていう事で
宮:うわっ、思ったより原始的だな
智:そうなんっすよ、ナンか、そういう太るサプリとか、ナンか、そういうのがあればいいなと思ったんですけど、ま、ちょっと時間も無かったんで
宮:なるほど。ナニ食ったんですか、一番
智:いやもう、肉ですよ
宮:肉?
智:肉とね、あと消化酵素っつって、もうなかなか消化が追い付かないんで、消化、ムリヤリ消化させる酵素を飲むんっすよね。で、一日…
宮:うわぁ…申し訳ない…(笑)
智:いやいやいや(笑)一日、だから、6食とか
宮:えーっ?
智:そう、朝、昼昼晩晩、みたいな感じで
宮:皆川くんとかそうだけどな~
智:(笑)そう、だから、羨ましいっすよ!秋山くんもそうっすけど、もうね、天然であの身体なワケじゃないっすか。もう羨ましくて。だから、僕もね、頑張って体重上げたけど、これでもレスラーの中では小さい方っすからね
宮:そうか
智:うん。ま、でも、そこに重心をおくっていうよりも、やっぱりナンかその、プロレスに対するハートみたいなモノ、で、やっぱり説得力が出たりとかしたらいいなと。あとは、身近なね、ところに現役のレスラーがいたりとか、そういう人たちを見たりもして、感じる事もあったんで、ナンかそういう、中で、とにかくもう、うわーってやって、どうなるのかって、僕も試した事無かったんで、筋肉で筋ばった身体を造りたいワケじゃなくて、その上に更に、脂肪を乗っけたいっていう
宮:わぁ
智:そう、だから、肉よりも、炭水化物、糖質を摂らなきゃいけない。だからその、ご飯もムリヤリ大盛りにしたりとか、その、ご飯とご飯の間に、卵かけご飯を食べたりとか
宮:ご飯とご飯の間に?!
智:そう(笑)とにかく、炭水化物を摂らないと
宮:味変えないとね
智:そうなんです。あの丸い感じのね、身体にはならなくて。あとはまぁ、その、トレーナーとかと、話して、あんまこう、肩とかボコッて出ちゃうと、総合格闘家みたいになっちゃったら
宮:あ、そうか
智:肩はあんま付けないで、厚みを出す、って、胸筋とか腹筋とか、身体本体を分厚くするような作業をずっとやってきたっていう。全くオレ、フィットネスとかに興味無かったんっすけど、めっちゃ、詳しくなっちゃいました、今回(笑)
宮:へ~今回で
智:うん。ま、でも、いい経験させてもらいました
宮:いや、だって僕、台本に、正直、バックドロップとかブレーンバスターって書いても、コレ、Zettai吹き替えの人がやることになるんだろうなって思ってたんですよ
智:あぁ、そうだったんだ!【ナンか、遠いところから声が聴こえるけど?】
宮:それが…
智:そうすればよかった!
宮:(笑)
智:言って下さいよ!
宮:いやいや(笑)全然、もう、やられて
智:(笑)
宮:かけられてるから(笑)
智:(笑)うん
宮:っていうか、ま、あるいは、長瀬くんでも出来るっていうか、長瀬くんにやっても、支障が無い技に変えてくれるのかなっていうか、現場で気使って
智:あぁ
宮:忖度して、プロレスのシーン作るのかなって思って、現場見に行ったら、いきなりバックドロップから始まってて
智:(笑)
宮:うわぁ、大丈夫かな~って思ってたんですけど
智:あぁ、なるほど、そうなんだ
宮:だから、スゴい迫力でしたよ
智:あぁ、そうっすか
宮:1話のプロレスシーンは
智:そう、だから、やってみて思ったけど、あの~、プロレスラーの方達は、アレ、怪我しない為に鍛えてるんだなって(笑)。やってて思いましたね
宮:そうですよね、きっとね
智:うん。そう、脂肪がちゃんとクッションになって。だから驚いたのがね、ロープに振られるだけで痛いっていう
宮:あぁ、そうらしいね、ナンかね
智:うん。傍から見てると、楽しそうじゃないっすか
宮:うん、楽しそう!楽しそうだけど、普通にやったら返ってこないらしいですね
智:そうなんですよ
宮:あの、こう、やれられても、別に。返ってくるのに、ちょっと時間がかかるって
智:アレ、ゴムの中身はワイヤーですからね
宮:そっか
智:単純にゴムでびよーんって、跳ね返る感じ、トランポリンみたいな風に皆さん、多分、思ってると思うんですけど
宮:(笑)
智:(笑)意外に、そう、あのゴムの中はワイヤーが、ぐるぐる巻かれてるような素材で出来てて、もうまず、それでオドロキましたね。だからもうホント、プロレスの概念が全く変わったって言うか、ホントにレスラーの凄味を感じたんで、ナンか僕的にはこの、寿一を通してね、その、レスラーの凄さみたいなのトコが、ナンか伝わったらいいなと思いましたけどね
宮:今日放送の第2話では、見どころとしては、リキラリアット
智:そう!
宮:受けてますよね。リキラリアット(笑)受けるって、まさかホントにやるとは思ってなかったんですよ(笑)さすがにそれは
智:うん
宮:したら、送られてきた動画見たら、ホントにリキラリアットされてましたよね
智:そうなんっす
宮:で、リキラリアットって、やる時に、相手の、選手の名前を叫ぶのがリキラリアットらしいんですよ、猪木!とか
智:あ!そういう事なんだ~
宮:ホーガン!とかって、言うトコまで込みでリキラリアットらしい。だから、「寿~!」って
智:言われてました
宮:「寿~!」って言われて(笑)
智:わ、そういう事なんだ
宮:そういう事みたいです
智:うわ
宮:ちゃんと相手に対する、多分、リスペクトなのか
智:なるほど
宮:みたいですよ(笑)
智:でも、あそこ、ホントにもう、僕は貴重な経験
宮:(笑)
智:言ってみたら、ちょっと、猪木さんのビンタよりもちょっとレアだなっていう
宮:ね(笑)
智:だって、街中で「ラリアットしてください!」って、街中の、路上じゃ出来ないじゃないですか
宮:(笑)出来ない、出来ない(笑)
智:そう、だから、ま、監督もね、いろいろ気、利かせてくれて、カットを割るみたいな話になったんですけど、いや、もうコレはちょっと、ナンなら、オレはこの為に練習してきたんじゃねーかなっていう
宮:(笑)
智:話をね、ちょっと持ちかけて
宮:だから、割らずにやってくれと
智:一発本番で。で、長州さんも、いろんなアイデア頂いて、うん、ナンか、あそこはまた、ま、ちょっと、ね、いろんな意味でキッカケになるシーンじゃないですか
宮:うんうん
智:そう、だからちょっと、あぁいう事が、こう、ナンだろ、歴史に刻まれる事は僕にとってもスゴい嬉しいことだったんで
宮:そうだよね~
智:あそこにいた現役レスラーの方達はもう、軒並み、「いいな~!」「いいな~!!」みんな言ってましたよ
宮:(笑)リキラリアット受けられて
智:そうっすよ。だってもうね、プロレス、今、やってないワケですから
宮:そうですね、エンドだから
智:うん
宮:逆に言うと、ドラマじゃないとやってくれないのか
智:そうなんですよ。そう、だからちょっと、半分、寿一でしたけど、半分、NがせTもやになってたところは、否めないっすよね
宮:そんな、Nがせさんの、じゃあ、さっそく俳優の愚痴をお願いしてもいいでしょうか
智:(笑)はい、俳優の愚痴ですか
宮:はい
智:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、え~、Kねこさん【金子監督ね】のカット割りが多いんですよ
宮:(笑)ネコみたいな、ニャー!みたいな
智:(笑)そう、Kねこ、Kねこさんのね
宮:Kねこ監督の
智:Kねこ監督の、カット割りが多い
宮:ニャーニャー!ニャーニャー!
智:そう、ニャーニャー!って(笑)
宮:割れ!割れ!ニャーニャー!ニャーニャー!もっと割れ!って(笑)
智:(笑)そう
宮:Kねこが
智:Kねこが言うんですよ
宮:もう、もう、Kねこ、うるさい!
智:そう(笑)【ファルセット笑い~♪】
宮:え、今もそうなんですか
智:そう!ナンですけど、でもね、あのね、もうこれね、ナンだろな、出来上がりを観ると、もうしょーがねーな!っていうぐらいやっぱ、良かったりするんですよね
宮:うん
智:そう、だから、ナンだろ、ま、愚痴は言いますけど、もうそのままでいてくれ、みたいな(笑)ところも若干あるっていうかね
宮:細かく、細かく割ってくれと
智:うーん、やっぱナンか(笑)それで救われてる事もあんのかな、みたいな
宮:あの、要するに、カット割りが細かいっていうのは、え~、同じシーンを、いろんな角度からカメラを、位置を変えて撮る為、要するに、プロレスのシーンだったら、同じプロレスの技1個を、何回もやんなきゃいけないみたいな
智:そう
宮:だから役者さんは、カット割りが細かいことは、嫌がる人は、結構います
智:うん。ま、そこは愚痴は言いたいトコですけど、作るもんがいいからもう、仕方ないっすよね
宮:そうなんですよね~
智:うん、そう
宮:で、割んないところは割んないで見せますしね
智:うん
宮:効果的だしね
智:そう
宮:現場は大変ですよね、でもね
智:ま、そうっすね
宮:プロレスと、今回、その、かかってくるのは能とプロレスだから、何回もやらなきゃいけないワケだもんね
智:(笑)ま、(笑)
宮:Kねこさんね
智:ニャーニャー!言いながら、やってきたかなっていう(笑)思いもありますけどもね(笑)
宮:いや、もっとソフトな愚痴かと思ったら、ホントの
智:(爆笑)
宮:割とど真ん中だったんで、今
智:ちょっと、そうそう、俳優としてね
宮:ビックリはしてる。でも、ま、宮藤さんに言ってもしょうがないですけど、それは
智:いや、そうっすね、そうなんです
宮:オレも、ちょっとKねこさんに
智:宮藤さんからナンか言ってもらえないっすかね
宮:(笑)オレもKねこさんには、ちょっと言えないんで
智:言えないっすか
宮:言えないので(笑)あの~
智:そうか、じゃ、言わなきゃヨカッタな~
宮:いや、大丈夫、大丈夫(笑)
智:(笑)
宮:Kねこさんとは、でもそうか、池袋からだからもう
智:そうなんですよ
宮:ね
智:池袋から、ご一緒させてもらって
宮:堤さんと、Kねこさんですもんね
智:そうなんです、そうなんです
宮:そうだ。全部やってんだ、それまで
智:そうそうそう
宮:そうか
智:うん。だからナンか、ね、ナンとなく、あ、こういう風にやりたいんだなと、判ってくるというか
宮:うんうんうんうん
智:だから、ね、それが判らない人たちは、ナンだよ、この人って思う人もいるかも知んないですよね(笑)
宮:あぁ
智:ナンでこんないっぱいやんの?とかは、思う人、いるかも知んないっすよね
宮:そうか
智:そう。だから僕は、ナンとなく解るから、ま、本人にはあんま、言えないっすよね
宮:うん。むしろ、ちょっと「ナンで、こんなに割るんですかね~」って言われた時に、いや、ま、ま、ま、ま、っていう方だもんね
智:(笑)そう、そうなんです
宮:ニャーニャー!ニャーニャー!ニャーニャー!
智:ニャーニャー!ニャーニャー!ニャーニャー!
宮:(笑)
智:そこはね、そうそうそう
宮:ニャーニャー!ニャーニャー!言うドラマも撮ってましたもんね
智:(笑)そうっすね、そうそう
宮:Kねこさんは
智:Kねこさんは、そうなんですよ
宮:スイマセン、ホントに(笑)
智:いえいえ(笑)
宮:ありがとうございます
智:あんまり
宮:西田さんとは、うぬぼれ以来ですか?
智:そ…うです
宮:そうですよね?
智:うん
宮:あの、ビンテージ感ありますよね、2人のカラミに(笑)
智:いや、(笑)あの、そうっすかね
宮:いや、ナンか、1話観た時に、うわ、スゴいビンテージ感があるなって。いい意味で、もちろん
智:あぁ
宮:ナンかこう、ナンか、あの~
智:熟成してる的な?
宮:感じが。「タイガー&ドラゴン」と比べたかもしれないけど
智:あ~、なるほど
宮:思ってて言わないことが、お互いに
智:ある
宮:スゴいある感じが、劇中で。親子だからね
智:確かに
宮:それがスゴい、いいですよね
智:そうかも知んないですね。あんまり意識してなかったけど、ま、意識してたといえば、ナンかこう、そういう、ね、今までも、ご一緒させてもらってた時間があったんで、ナンかその、25年ぶりに実家に帰って来て、まだその、歯車が合わない感じ、逆に息を合わせないようにすることの努力みたいな、事の方が多かったような気がするというか
宮:あぁ
智:やってると、歯車がガッチリ合って来ちゃうのが逆に怖いなっていうか
宮:あぁ、なるほどね
智:だからナンか、そういうところを、ナンか考えながらやってはいたんですけど
宮:あぁ
智:ま、それがどういう風に見られてるかは、僕には解らないですけど
宮:そっか、そっか、そうですね、25年空いてると、やっぱそうなんないもんね。なんない方が面白いもんね
智:うん、ナンか、全く違うトコに居た人間だけど、ナンかまたそこの場所に戻って、ま、実際そういう経験があるワケじゃないから、そういう形がどういう形かっていうのは、僕には想像出来ないんだけれども、ナンかその、親との関係性とか、やっぱ、いろんな事、考える(笑)じゃないっすか。スゴい近い存在のハズなのに、ナンか、スゴく遠いのかなとか。うん、でも逆に言ったら西田さんだからこそ、そこがスゴくこう、スッと入って来たというか、きっと、言葉は交わしてないけど、多分西田さんも同じような事を考えてたんじゃないかなって、今、あの、思い出すと、うん、ナンか、そういう感じだったのかなって思いますけどね
宮:ね、ぎくしゃくしないとオカシイもんね。ぎくしゃく、見えましたよ、ちゃんと1話は
智:とか、ナンか
宮:だんだん合っていくのかなって。それが面白いっすよね
智:うん。照れくさい部分があったりとか、うん、ナンかそういうところが出たらいいなと思ってましたけど、うん
宮:この作品に限らずの、俳優業についてナンかありますか、あらためて
智:俳優業について?
宮:うん
智:あんまり僕、その、ナンだろうな、俳優業とか、そういうカテゴリーにあんまりこう、分けたことが、あんまり無いなと思ってて
宮:あぁ、そうかも
智:うん。ナンかドコか、お芝居って、そのホント、歌ってる時に近いっていうか、だから、ま、その、監督の書いてくれた台本とかも、ま、思うところはたくさんあるけど、でも、いい台本だからやってみたいっていう。いい曲だから歌いたいのと一緒なんですよね
宮:あぁ、なるほどね~
智:そこにもう、理由もナニもないっていう。だから、そこが、もちろん、それを唄う事がめっちゃ大変、今回みたいにプロレスやったり、能やったり、大変だけど、それを面白いと思っちゃったら、負けっていうかね、自分の(笑)
宮:あぁ
智:そうそうそう
宮:なるほどね
智:そう、だからナンか、そういう風に、ちょっと捉えてる部分はスゴく大きいかも知んないっすね
宮:ナンか、いい話、聴いちゃいました
智:(笑)
宮:(笑)スイマセン
智:ちょっと(笑)
宮:(笑)この番組にもったいなくないですか(笑)どっか他に持っていくとこあったら
智:(笑)じゃ、愚痴の部分、カットしませんか、もう
宮:(笑)大丈夫、大丈夫、Kねこさんの事は、ちゃんと
智:Kねこさんのトコ、カットしませんか
宮:言った方がいい
智:言った方がいいっすか
宮:えぇ
智:いい話だけでいいんじゃないですか(笑)
宮:(笑)ありがとうございます
智:いや、ありがとうございます
宮:ありがとうございます。じゃあ、スイマセン、時間みたいなんで、あらためて、Nがせともやさん【Tもやさんじゃなくなってる(* ̄m ̄)プッ】が出演している「Oれの家の話」今日もこの後、10時からですので、引き続き宜しくお願いします
智:是非
宮:ありがとうございました!
智:お願いします
宮:ありがとうございます
智:是非お願いします
宮:ありがとうございます、スイマセン
というワケで、これから私は、Kねこさんと打ち合わせでございます(笑)。カット割りが細かいという事は、黙っておこうと思います(笑)。また来週!
宮:宮藤官九郎です。今日は俳優の愚痴を訊いて行きます。え~、自己紹介でお願いします
智:え~、NがせTもやです
宮:(笑)いい
智:えぇ
宮:Tもや
智:Tもや
宮:甘いお菓子みたいですね
智:ちょっと言いにくいっすけど、若干、えぇ
宮:(笑)
智:今回お招き、ありがとうございます
宮:ありがとうございます、こちらこそ
智:ご無沙汰してます、はい
宮:Nがせさんは現在42歳
智:えぇ
宮:これまで池袋でいろんなトラブルを解決するお兄さん
智:(笑)
宮:の役
智:プライベートみたいになっちゃってます(笑)
宮:(笑)
智:じゃない(笑)
宮:じゃない、役を
智:役をね、演じてきたっていうね
宮:そして、落語家になりたいのに、口下手すぎるヤクザ
智:うん
宮:赤鬼
智:はい(笑)赤鬼?
宮:うぬぼれている刑事など
智:えぇ
宮:様々な役をやって頂きました
智:はい
宮:赤鬼はね
智:うん
宮:ちょっとね、もうちょっと後だったら鬼滅のブームに乗って
智:あ、確かにそうだ~
宮:もうちょっとっつか、もうだいぶだけど(笑)
智:いや、鬼滅が乗っかったかも知れないっすよね!?逆にね
宮:鬼滅が乗っかってきてビックリしましたけど
智:そうそうそう、ホントっすよね
宮:はい(笑)
智:(笑)
宮:早すぎた赤鬼
智:いや、ホントっすね
宮:えぇ
智:いや、しかし、ヘビメタからお能って、ビックリしましたよね
宮:あぁ、そう、今回ね
智:うん、今回
宮:前回がヘビメタで、今回はお能です
智:お能っていう
宮:お能とプロレス
智:えぇ
宮:えぇ。現在放送中のドラマ「Oれの家の話」
智:はい(笑)
宮:では、Oれの、って、ナンかルパン三世みたいな
智:(笑)
宮:オーレの名前は
智:そこは「俺の家の話」でいいんじゃねーかなっていう(笑)
宮:「俺の家の話」でいいかも知んない(笑)
智:(笑)イイかも知んない
宮:「俺の家の話」では、能をやっている父を継ぐことになっちゃった、プロレスラーの役を演じています
智:そうなんです
宮:あの~、プロレスは昔から好きだったんですか?
智:うん、あの~、やっぱり、僕ら世代、多分、僕ぐらいギリギリなのかな?子供の頃、ゴールデンで、プロレスやってた世代なんで、やっぱ観てたし、で、今回、この「俺の家の話」で、プロレスの監修に付いてくれてるDDTのレスラーがいるんですけど、その彼もやっぱり昔から友達で
宮:そうなんだよね
智:彼がずっと格闘技、プロレスが好きで、よく文化祭とかで、体育館に机並べてリング作って、僕、そん時、新日のレスラーで、スティングってのがいたんですけど、スティング大好きで、スティングのフェイスペイントして
宮:え?
智:(笑)ナンか、やってたんですよ
宮:学園祭で?
智:学園祭で
宮:(笑)すごーい
智:そうそうそう。ま、でも、本気でね、僕は格闘技やろうと思ってなかったですけど、そういうのもあって、ナンとなく、その、知識というか、自分なりのプロレスみたいなモノがあったんで。ま、コレもやっぱアメリカのね、文化、メキシコの文化だったりもするんで、ドコか、そういう表現とか(笑)面白いっていうか、ちょっとヘビメタに近い
宮:近い!
智:ニュアンスあるじゃないっすか
宮:そうですね。衣装とかコスチュームとか髪型とか。ま、入場する時の音楽も8割ぐらいヘビメタですもんね
智:ヘビメタ。そう、だから、ナンかそういう、共通点もあったりとかして、自分ではやろうとは思わないですけど、こういう機会頂いたんで、自分なりのナンか(笑)レスラーが出来たらいいなナンて、思ってやらしてもらいましたけどね
宮:そうだ、1話、もう流れた後だから言っていいんですけど、僕の世代だと、やっぱ、ブルーザー・ブローディなんですよ
智:そうですよね
宮:ハンセン、ブローディなんですよ。で、猪木と闘ってた。で、僕、台本に最初、”ブルーザー寿一”っていう名前に
智:ね、書いてありましたね、最初は
宮:で、デビューするっていう設定なんですけど、それをリングアナが間違って、”ブリザード寿”って言っちゃったから、ブリザード寿になったっていう。ブローディって、でも、もう世代的には死んじゃってたか
智:そう、僕は、世代的にはその後でしたね、観てたのは
宮:あぁ、そうなんだ
智:でも、もちろん、存在も知ってたし、やっぱナンかその、ツェッペリンのね、曲とか
宮:移民の歌
智:移民の歌とかも、ナンかスゴく、印象に残ってたんで
宮:移民の歌って、オレ、ブローディのテーマソングだと思ってたから
智:(笑)あ、最初ね~
宮:ツェッペリンより先に
智:あ、そうか、ブローディで
宮:ナンだろ、コレと思ってたから
智:僕は逆にツェッペリンから、こう
宮:そうか
智:うん
宮:へ~
智:いったんで
宮:なるほどね。もうプロレスに関して言うなら、コスチューム、スゴい早い段階から、細か~く決められてましたよね、長瀬くんが
智:(笑)そうなんっすよね
宮:メチャメチャ長いメールが(笑)写真と(笑)
智:そう、そこのね
宮:メチャ早いな~、出来てるんだ、みたいな
智:そこの像が、自分がプロレスラーなるって、どうなるんだろうなって、漠然に想像しただけじゃ、なかなか、ナンか、イメージ出来なくて、そう、で、ちょっと身近にもそういう、あの~、コアな人たちもいたんで
宮:相談に乗ってもらって?
智:そうっすね。そう、で、自分のね、身体造りも含めて、どうしたらいいかな、みたいな事はずっと考えてたんですよね
宮:6月に…6月でしたっけ?に、リモートした時はまだ、前の長瀬くんだったんだけど
智:そうっすね
宮:コスチュームが送られてくるたんびに、現在の長瀬くんの写真が送られて来るんで、ドンドン、デカくなって
智:(笑)
宮:ね?
智:そうっすね
宮:ドンドン、デカくなって、ドンドン、コスチュームはカッコ良くなってきて、ドンドン、プロレスラーになってるなって思ってて。どうやって造ったんですか?その身体というか
智:いやもう、いろんな人に訊かれるんですけど、もうね、あの、食べるしかないんですよ(笑)
宮:え?それは(笑)
智:食べるしか、ホントに楽な…
宮:(笑)相撲と同じ発想ですか?
智:ナンっすけど、あの~、ナニが難しいかっていうと、トレーニングして、痩せちゃう中、太らなきゃいけないから
宮:あぁ~
智:で、ま、ちょっと時間もね、無かったから、もうホントに週6とかでトレーニングやって、で、その分、やっぱプロレス練習なんてやると、1回で2kgぐらい減ったりするんですよね
宮:え⁉レッスンで?
智:そう。その練習とかで。だからその分、食べなきゃいけない
宮:そうか
智:逆に言うと、運動しないと、そこまで食べれないから、運動して食べて、運動して食べて、を単純に繰り返していくっていう事で
宮:うわっ、思ったより原始的だな
智:そうなんっすよ、ナンか、そういう太るサプリとか、ナンか、そういうのがあればいいなと思ったんですけど、ま、ちょっと時間も無かったんで
宮:なるほど。ナニ食ったんですか、一番
智:いやもう、肉ですよ
宮:肉?
智:肉とね、あと消化酵素っつって、もうなかなか消化が追い付かないんで、消化、ムリヤリ消化させる酵素を飲むんっすよね。で、一日…
宮:うわぁ…申し訳ない…(笑)
智:いやいやいや(笑)一日、だから、6食とか
宮:えーっ?
智:そう、朝、昼昼晩晩、みたいな感じで
宮:皆川くんとかそうだけどな~
智:(笑)そう、だから、羨ましいっすよ!秋山くんもそうっすけど、もうね、天然であの身体なワケじゃないっすか。もう羨ましくて。だから、僕もね、頑張って体重上げたけど、これでもレスラーの中では小さい方っすからね
宮:そうか
智:うん。ま、でも、そこに重心をおくっていうよりも、やっぱりナンかその、プロレスに対するハートみたいなモノ、で、やっぱり説得力が出たりとかしたらいいなと。あとは、身近なね、ところに現役のレスラーがいたりとか、そういう人たちを見たりもして、感じる事もあったんで、ナンかそういう、中で、とにかくもう、うわーってやって、どうなるのかって、僕も試した事無かったんで、筋肉で筋ばった身体を造りたいワケじゃなくて、その上に更に、脂肪を乗っけたいっていう
宮:わぁ
智:そう、だから、肉よりも、炭水化物、糖質を摂らなきゃいけない。だからその、ご飯もムリヤリ大盛りにしたりとか、その、ご飯とご飯の間に、卵かけご飯を食べたりとか
宮:ご飯とご飯の間に?!
智:そう(笑)とにかく、炭水化物を摂らないと
宮:味変えないとね
智:そうなんです。あの丸い感じのね、身体にはならなくて。あとはまぁ、その、トレーナーとかと、話して、あんまこう、肩とかボコッて出ちゃうと、総合格闘家みたいになっちゃったら
宮:あ、そうか
智:肩はあんま付けないで、厚みを出す、って、胸筋とか腹筋とか、身体本体を分厚くするような作業をずっとやってきたっていう。全くオレ、フィットネスとかに興味無かったんっすけど、めっちゃ、詳しくなっちゃいました、今回(笑)
宮:へ~今回で
智:うん。ま、でも、いい経験させてもらいました
宮:いや、だって僕、台本に、正直、バックドロップとかブレーンバスターって書いても、コレ、Zettai吹き替えの人がやることになるんだろうなって思ってたんですよ
智:あぁ、そうだったんだ!【ナンか、遠いところから声が聴こえるけど?】
宮:それが…
智:そうすればよかった!
宮:(笑)
智:言って下さいよ!
宮:いやいや(笑)全然、もう、やられて
智:(笑)
宮:かけられてるから(笑)
智:(笑)うん
宮:っていうか、ま、あるいは、長瀬くんでも出来るっていうか、長瀬くんにやっても、支障が無い技に変えてくれるのかなっていうか、現場で気使って
智:あぁ
宮:忖度して、プロレスのシーン作るのかなって思って、現場見に行ったら、いきなりバックドロップから始まってて
智:(笑)
宮:うわぁ、大丈夫かな~って思ってたんですけど
智:あぁ、なるほど、そうなんだ
宮:だから、スゴい迫力でしたよ
智:あぁ、そうっすか
宮:1話のプロレスシーンは
智:そう、だから、やってみて思ったけど、あの~、プロレスラーの方達は、アレ、怪我しない為に鍛えてるんだなって(笑)。やってて思いましたね
宮:そうですよね、きっとね
智:うん。そう、脂肪がちゃんとクッションになって。だから驚いたのがね、ロープに振られるだけで痛いっていう
宮:あぁ、そうらしいね、ナンかね
智:うん。傍から見てると、楽しそうじゃないっすか
宮:うん、楽しそう!楽しそうだけど、普通にやったら返ってこないらしいですね
智:そうなんですよ
宮:あの、こう、やれられても、別に。返ってくるのに、ちょっと時間がかかるって
智:アレ、ゴムの中身はワイヤーですからね
宮:そっか
智:単純にゴムでびよーんって、跳ね返る感じ、トランポリンみたいな風に皆さん、多分、思ってると思うんですけど
宮:(笑)
智:(笑)意外に、そう、あのゴムの中はワイヤーが、ぐるぐる巻かれてるような素材で出来てて、もうまず、それでオドロキましたね。だからもうホント、プロレスの概念が全く変わったって言うか、ホントにレスラーの凄味を感じたんで、ナンか僕的にはこの、寿一を通してね、その、レスラーの凄さみたいなのトコが、ナンか伝わったらいいなと思いましたけどね
宮:今日放送の第2話では、見どころとしては、リキラリアット
智:そう!
宮:受けてますよね。リキラリアット(笑)受けるって、まさかホントにやるとは思ってなかったんですよ(笑)さすがにそれは
智:うん
宮:したら、送られてきた動画見たら、ホントにリキラリアットされてましたよね
智:そうなんっす
宮:で、リキラリアットって、やる時に、相手の、選手の名前を叫ぶのがリキラリアットらしいんですよ、猪木!とか
智:あ!そういう事なんだ~
宮:ホーガン!とかって、言うトコまで込みでリキラリアットらしい。だから、「寿~!」って
智:言われてました
宮:「寿~!」って言われて(笑)
智:わ、そういう事なんだ
宮:そういう事みたいです
智:うわ
宮:ちゃんと相手に対する、多分、リスペクトなのか
智:なるほど
宮:みたいですよ(笑)
智:でも、あそこ、ホントにもう、僕は貴重な経験
宮:(笑)
智:言ってみたら、ちょっと、猪木さんのビンタよりもちょっとレアだなっていう
宮:ね(笑)
智:だって、街中で「ラリアットしてください!」って、街中の、路上じゃ出来ないじゃないですか
宮:(笑)出来ない、出来ない(笑)
智:そう、だから、ま、監督もね、いろいろ気、利かせてくれて、カットを割るみたいな話になったんですけど、いや、もうコレはちょっと、ナンなら、オレはこの為に練習してきたんじゃねーかなっていう
宮:(笑)
智:話をね、ちょっと持ちかけて
宮:だから、割らずにやってくれと
智:一発本番で。で、長州さんも、いろんなアイデア頂いて、うん、ナンか、あそこはまた、ま、ちょっと、ね、いろんな意味でキッカケになるシーンじゃないですか
宮:うんうん
智:そう、だからちょっと、あぁいう事が、こう、ナンだろ、歴史に刻まれる事は僕にとってもスゴい嬉しいことだったんで
宮:そうだよね~
智:あそこにいた現役レスラーの方達はもう、軒並み、「いいな~!」「いいな~!!」みんな言ってましたよ
宮:(笑)リキラリアット受けられて
智:そうっすよ。だってもうね、プロレス、今、やってないワケですから
宮:そうですね、エンドだから
智:うん
宮:逆に言うと、ドラマじゃないとやってくれないのか
智:そうなんですよ。そう、だからちょっと、半分、寿一でしたけど、半分、NがせTもやになってたところは、否めないっすよね
宮:そんな、Nがせさんの、じゃあ、さっそく俳優の愚痴をお願いしてもいいでしょうか
智:(笑)はい、俳優の愚痴ですか
宮:はい
智:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、え~、Kねこさん【金子監督ね】のカット割りが多いんですよ
宮:(笑)ネコみたいな、ニャー!みたいな
智:(笑)そう、Kねこ、Kねこさんのね
宮:Kねこ監督の
智:Kねこ監督の、カット割りが多い
宮:ニャーニャー!ニャーニャー!
智:そう、ニャーニャー!って(笑)
宮:割れ!割れ!ニャーニャー!ニャーニャー!もっと割れ!って(笑)
智:(笑)そう
宮:Kねこが
智:Kねこが言うんですよ
宮:もう、もう、Kねこ、うるさい!
智:そう(笑)【ファルセット笑い~♪】
宮:え、今もそうなんですか
智:そう!ナンですけど、でもね、あのね、もうこれね、ナンだろな、出来上がりを観ると、もうしょーがねーな!っていうぐらいやっぱ、良かったりするんですよね
宮:うん
智:そう、だから、ナンだろ、ま、愚痴は言いますけど、もうそのままでいてくれ、みたいな(笑)ところも若干あるっていうかね
宮:細かく、細かく割ってくれと
智:うーん、やっぱナンか(笑)それで救われてる事もあんのかな、みたいな
宮:あの、要するに、カット割りが細かいっていうのは、え~、同じシーンを、いろんな角度からカメラを、位置を変えて撮る為、要するに、プロレスのシーンだったら、同じプロレスの技1個を、何回もやんなきゃいけないみたいな
智:そう
宮:だから役者さんは、カット割りが細かいことは、嫌がる人は、結構います
智:うん。ま、そこは愚痴は言いたいトコですけど、作るもんがいいからもう、仕方ないっすよね
宮:そうなんですよね~
智:うん、そう
宮:で、割んないところは割んないで見せますしね
智:うん
宮:効果的だしね
智:そう
宮:現場は大変ですよね、でもね
智:ま、そうっすね
宮:プロレスと、今回、その、かかってくるのは能とプロレスだから、何回もやらなきゃいけないワケだもんね
智:(笑)ま、(笑)
宮:Kねこさんね
智:ニャーニャー!言いながら、やってきたかなっていう(笑)思いもありますけどもね(笑)
宮:いや、もっとソフトな愚痴かと思ったら、ホントの
智:(爆笑)
宮:割とど真ん中だったんで、今
智:ちょっと、そうそう、俳優としてね
宮:ビックリはしてる。でも、ま、宮藤さんに言ってもしょうがないですけど、それは
智:いや、そうっすね、そうなんです
宮:オレも、ちょっとKねこさんに
智:宮藤さんからナンか言ってもらえないっすかね
宮:(笑)オレもKねこさんには、ちょっと言えないんで
智:言えないっすか
宮:言えないので(笑)あの~
智:そうか、じゃ、言わなきゃヨカッタな~
宮:いや、大丈夫、大丈夫(笑)
智:(笑)
宮:Kねこさんとは、でもそうか、池袋からだからもう
智:そうなんですよ
宮:ね
智:池袋から、ご一緒させてもらって
宮:堤さんと、Kねこさんですもんね
智:そうなんです、そうなんです
宮:そうだ。全部やってんだ、それまで
智:そうそうそう
宮:そうか
智:うん。だからナンか、ね、ナンとなく、あ、こういう風にやりたいんだなと、判ってくるというか
宮:うんうんうんうん
智:だから、ね、それが判らない人たちは、ナンだよ、この人って思う人もいるかも知んないですよね(笑)
宮:あぁ
智:ナンでこんないっぱいやんの?とかは、思う人、いるかも知んないっすよね
宮:そうか
智:そう。だから僕は、ナンとなく解るから、ま、本人にはあんま、言えないっすよね
宮:うん。むしろ、ちょっと「ナンで、こんなに割るんですかね~」って言われた時に、いや、ま、ま、ま、ま、っていう方だもんね
智:(笑)そう、そうなんです
宮:ニャーニャー!ニャーニャー!ニャーニャー!
智:ニャーニャー!ニャーニャー!ニャーニャー!
宮:(笑)
智:そこはね、そうそうそう
宮:ニャーニャー!ニャーニャー!言うドラマも撮ってましたもんね
智:(笑)そうっすね、そうそう
宮:Kねこさんは
智:Kねこさんは、そうなんですよ
宮:スイマセン、ホントに(笑)
智:いえいえ(笑)
宮:ありがとうございます
智:あんまり
宮:西田さんとは、うぬぼれ以来ですか?
智:そ…うです
宮:そうですよね?
智:うん
宮:あの、ビンテージ感ありますよね、2人のカラミに(笑)
智:いや、(笑)あの、そうっすかね
宮:いや、ナンか、1話観た時に、うわ、スゴいビンテージ感があるなって。いい意味で、もちろん
智:あぁ
宮:ナンかこう、ナンか、あの~
智:熟成してる的な?
宮:感じが。「タイガー&ドラゴン」と比べたかもしれないけど
智:あ~、なるほど
宮:思ってて言わないことが、お互いに
智:ある
宮:スゴいある感じが、劇中で。親子だからね
智:確かに
宮:それがスゴい、いいですよね
智:そうかも知んないですね。あんまり意識してなかったけど、ま、意識してたといえば、ナンかこう、そういう、ね、今までも、ご一緒させてもらってた時間があったんで、ナンかその、25年ぶりに実家に帰って来て、まだその、歯車が合わない感じ、逆に息を合わせないようにすることの努力みたいな、事の方が多かったような気がするというか
宮:あぁ
智:やってると、歯車がガッチリ合って来ちゃうのが逆に怖いなっていうか
宮:あぁ、なるほどね
智:だからナンか、そういうところを、ナンか考えながらやってはいたんですけど
宮:あぁ
智:ま、それがどういう風に見られてるかは、僕には解らないですけど
宮:そっか、そっか、そうですね、25年空いてると、やっぱそうなんないもんね。なんない方が面白いもんね
智:うん、ナンか、全く違うトコに居た人間だけど、ナンかまたそこの場所に戻って、ま、実際そういう経験があるワケじゃないから、そういう形がどういう形かっていうのは、僕には想像出来ないんだけれども、ナンかその、親との関係性とか、やっぱ、いろんな事、考える(笑)じゃないっすか。スゴい近い存在のハズなのに、ナンか、スゴく遠いのかなとか。うん、でも逆に言ったら西田さんだからこそ、そこがスゴくこう、スッと入って来たというか、きっと、言葉は交わしてないけど、多分西田さんも同じような事を考えてたんじゃないかなって、今、あの、思い出すと、うん、ナンか、そういう感じだったのかなって思いますけどね
宮:ね、ぎくしゃくしないとオカシイもんね。ぎくしゃく、見えましたよ、ちゃんと1話は
智:とか、ナンか
宮:だんだん合っていくのかなって。それが面白いっすよね
智:うん。照れくさい部分があったりとか、うん、ナンかそういうところが出たらいいなと思ってましたけど、うん
宮:この作品に限らずの、俳優業についてナンかありますか、あらためて
智:俳優業について?
宮:うん
智:あんまり僕、その、ナンだろうな、俳優業とか、そういうカテゴリーにあんまりこう、分けたことが、あんまり無いなと思ってて
宮:あぁ、そうかも
智:うん。ナンかドコか、お芝居って、そのホント、歌ってる時に近いっていうか、だから、ま、その、監督の書いてくれた台本とかも、ま、思うところはたくさんあるけど、でも、いい台本だからやってみたいっていう。いい曲だから歌いたいのと一緒なんですよね
宮:あぁ、なるほどね~
智:そこにもう、理由もナニもないっていう。だから、そこが、もちろん、それを唄う事がめっちゃ大変、今回みたいにプロレスやったり、能やったり、大変だけど、それを面白いと思っちゃったら、負けっていうかね、自分の(笑)
宮:あぁ
智:そうそうそう
宮:なるほどね
智:そう、だからナンか、そういう風に、ちょっと捉えてる部分はスゴく大きいかも知んないっすね
宮:ナンか、いい話、聴いちゃいました
智:(笑)
宮:(笑)スイマセン
智:ちょっと(笑)
宮:(笑)この番組にもったいなくないですか(笑)どっか他に持っていくとこあったら
智:(笑)じゃ、愚痴の部分、カットしませんか、もう
宮:(笑)大丈夫、大丈夫、Kねこさんの事は、ちゃんと
智:Kねこさんのトコ、カットしませんか
宮:言った方がいい
智:言った方がいいっすか
宮:えぇ
智:いい話だけでいいんじゃないですか(笑)
宮:(笑)ありがとうございます
智:いや、ありがとうございます
宮:ありがとうございます。じゃあ、スイマセン、時間みたいなんで、あらためて、Nがせともやさん【Tもやさんじゃなくなってる(* ̄m ̄)プッ】が出演している「Oれの家の話」今日もこの後、10時からですので、引き続き宜しくお願いします
智:是非
宮:ありがとうございました!
智:お願いします
宮:ありがとうございます
智:是非お願いします
宮:ありがとうございます、スイマセン
というワケで、これから私は、Kねこさんと打ち合わせでございます(笑)。カット割りが細かいという事は、黙っておこうと思います(笑)。また来週!
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