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今日はゲストに、このドラマの脚本を手がけられた岡田恵和さんをお迎えしています。おはようございます」
「おはようございます。脚本家の岡田恵和です。宜しくお願いします」
「お願いします」
「はい」
「もう、この名前を見ない時がないっていうぐらい、ずーっとご活躍ですよね」
「ありがとうございます」
「ねぇ!数々のヒットドラマ、映画を手がけていらっしゃいまして、え~、1990年に脚本家としてデビューされたんですね」
「はい」
「ハイ。で、その後、『イグアナの娘』『ビーチボーイズ』『バンビーノ』『銭ゲバ』『最後から二番目の恋』等々、ホントにヒット作を次々手がけられて、2002年に、『ちゅらさん』で、向田邦子賞、橋田壽賀子賞をダブル受賞されたと」
「ありがとうございます」
「国民的なね、あの、ドラマですから」
「ありがとうございます」
「はい。ね、アレ、私、同い年なんです」
「あ、ホントですか?」
「はい。で、1990年デビューはちょっと遅いですよね」
「30ですね」
「それまではナニをなさってたんですか?」
「ナニもしてない…(笑)」
「あら、そんな…、あららら、触れちゃいけないとこ、いきなり地雷?」
「だから今回、一緒にこの、シナリオブックで組んだビブオさんとかが、もう20代とかで、デビューして、もう仕事してるっていう時には、僕はホントに、何者でもないというか」
「ナニしてたの?フラフラしてたの?」
「そうですよ。ま、今の言葉で言うと、フリーター?に近いです」
「へぇ!」
「だから」
「私たちの世代、フリーターは珍しいぐらいの感じですよね?そうでもないですか?」
「かなり、多分、ダメな人だった」
「(笑)ね」
「(笑)」
「かなり親御さんは泣かれたみたいな感じの人になっちゃう、感じでしたよね?その当時は」
「はい、そうですよね、そうですね」
「みんな就職するのが当たり前だし、今みたいに、そんなにね、冷え込んでないですから」
「そうですね」
「引く手あまたの感じですからね、普通は就職してたりね」
「そうですね。やっぱり、そんなに今みたいに、アルバイトして生きていくっていうのも、そんなになかったから」
「はい」
「はい。ただ、ま、ナンか、ナンとかなるんじゃないかなっていう」
「へぇ」
「風な感じでしたね」
「いろいろアルバイトをしながら、日々、孤高をしのぎ、みたいな?」
「そうです。あの、ま、シナリオ勉強して」
「あ、なりたいのは、ずっとあったワケですね?」
「はい。物書きになりたかったんで、あの、少しずつ、こう、フリーライターみたいな事、やってたんですけど、それだけでは当然、食えないんで、あの、アルバイトしたりとか、して、こう、カリカリ書いてました、ですよ」
「あ、そうなんだぁ」
「はいはい」
「へぇ。あんまり力仕事は出来なそうな感じで」
「(笑)いえ、そんなことはないです」
「そんな事、ないですか?」
「えらい、ちゃんと働きましたよ(笑)」
「いえ、力仕事的なアルバイトは、してないだろう、みたいな」
「あ、ていうか、やっぱり、アレですよ。あんま考えないアルバイトをしたかったんですよ。つまり」
「あ、書く」
「書く、たり、出来れば理想は、本が読める仕事」
「あ~、じゃ、本屋さんとか」
「本屋さんは、本読めないですよ(笑)」
「あ、そういうものか!ドコが本読めるの?」
「警備員さんとか」
「警備員とか!そうそう、そうだ」
「そういうのは、もう、いっぱい時間があるじゃないですか」
「あ~。そういう事されたりして」
「はい、やってましたね」
「本を読み、勉強し」
「はい、そうです」
「へぇ。でも時代と共に、描く世界観も変わってくるとは思うんですけど、今回の『泣くな、はらちゃん』では、どういう事を描きたかったっていうか、ホントに岡田さんのオリジナルというか、脚本での」
「そうですね、はい」
「作品ですよね」
「そうですね」
「何か原作があるとか、漫画が原作であるとかじゃないですよね、コレは」
「はい、ではないですね。ま、プロデューサーと一緒に企画を考えて行って、やっぱり土曜日の9時って、子供たちも見ている枠なので、これからの子供たちに、こう、ま、世界は、それなりにシンドイ事、あるけど、でも、そこから出られるワケではないので、ちゃんと自分を肯定して、生きて欲しいなというか、そういう風に、見終わった後に、なれるようなドラマにしたいなという風には思ってましたね」
「へ~。ま、今回、一番の特徴であるのが、漫画とドラマが融合しているという」
「はい」
「こういうアイデアはドコから出てきたんですか?」
「ドコか違う世界から出て来る人にしようといった時に、いろいろあると思うんですけど、あの、映画の中から出てくるとか、漫画から出てくるとか、小説から出てくるとか。漫画になったのは、多分、子供たち的にも判り易いし、そこの部分も楽しめるかなぁっていう、コンセプトだったんですけども、ただ、やっぱり、結構ムチャだなぁとは思いましたね」
「ビブオさんもおっしゃってましたよ」
「冒険だなぁっていう感じがしました」
「ムチャするなって」
「(笑)そうですね」
「ビブオさんも」
「やってみなきゃ判んないっていう感じでしたね」
「ま、アイデアはそういう風に出来たとしても、演出をする方もね」
「はいはいはい」
「おそらく、大変だったと思うんですけどね、そういう」
「そうですね、だから、どんな、漫画って言っても、いろいろあって、どんなタッチのものが、このドラマに来るのかとか」
「そうですよね」
「最初、スゴい、心配で」
「それはそうですよね」
「はい」
「ゴルゴ13みたいのとかね」【智也は似合いそう♪】
「(笑)いや、それはちょっとキツいですよね」
「赤塚不二夫先生みたいのとかって、全然違う世界ですからね」
「そうですね。それで、プロデューサーから、その、ビブオくんの、今までの作画とか見せてもらったりして、で、あ、コレならイイんじゃないですかっていう感じに」
「へぇ~」
「なって、どんどん」
「え、ドコが、ビブオさんのドコが?」
「あの、ちょっと、こう、アメリカンコミック的な可愛らしさがあって、で、出てくる、書かれてる人間が、みんな基本的に可愛いんですよ、顔は。で、背景とかも、リアルというよりは、ちょっと作りこんであって、でも、自然で、コレならドラマで、あの、絵が映っても、コレ、可愛いって、多分、みんな人気出るんじゃないかなっていう」
「あ~」
「思いました、です」
「そしてドラマの世界がシナリオブックという形になりました。コレもまた、新しい試みなんじゃないですかね?」
「そうですね。脚本だけ出る場合も、たまにはあるんですけど、今回はそこに、漫画が、漫画の部分は漫画で出そう、という意味で、ちょっと、僕も見たことがない、新しい本になったと思うので、自分でも読んでて楽しいですね」
「あ~、そうなんですね。でも、全部見せます的な、脚本家さんとしては、感じありますけどね」
「はい、そうですね。本来なら、あまり世に出るものじゃない、設計図みたいなものを出版してしまうので、ある種、手の内を明かしてしまう感じもあるんですけど、うん、ドラマとも、シナリオとも、違う部分もやっぱり、ありますし、そういうのも逆に楽しんでもらっちゃおうかなっていうスタンスですかね、今回は」
「その辺をまた、じっくりと、明日以降に伺っていきたいと思います。明日からは漫画家のビブオさんが、再び加わって頂いて、一緒にお話を伺っていきます。ゲストは脚本家の岡田恵和さんでした。ありがとうございました」
「はい、ありがとうございました」
「おはようございます。脚本家の岡田恵和です。宜しくお願いします」
「お願いします」
「はい」
「もう、この名前を見ない時がないっていうぐらい、ずーっとご活躍ですよね」
「ありがとうございます」
「ねぇ!数々のヒットドラマ、映画を手がけていらっしゃいまして、え~、1990年に脚本家としてデビューされたんですね」
「はい」
「ハイ。で、その後、『イグアナの娘』『ビーチボーイズ』『バンビーノ』『銭ゲバ』『最後から二番目の恋』等々、ホントにヒット作を次々手がけられて、2002年に、『ちゅらさん』で、向田邦子賞、橋田壽賀子賞をダブル受賞されたと」
「ありがとうございます」
「国民的なね、あの、ドラマですから」
「ありがとうございます」
「はい。ね、アレ、私、同い年なんです」
「あ、ホントですか?」
「はい。で、1990年デビューはちょっと遅いですよね」
「30ですね」
「それまではナニをなさってたんですか?」
「ナニもしてない…(笑)」
「あら、そんな…、あららら、触れちゃいけないとこ、いきなり地雷?」
「だから今回、一緒にこの、シナリオブックで組んだビブオさんとかが、もう20代とかで、デビューして、もう仕事してるっていう時には、僕はホントに、何者でもないというか」
「ナニしてたの?フラフラしてたの?」
「そうですよ。ま、今の言葉で言うと、フリーター?に近いです」
「へぇ!」
「だから」
「私たちの世代、フリーターは珍しいぐらいの感じですよね?そうでもないですか?」
「かなり、多分、ダメな人だった」
「(笑)ね」
「(笑)」
「かなり親御さんは泣かれたみたいな感じの人になっちゃう、感じでしたよね?その当時は」
「はい、そうですよね、そうですね」
「みんな就職するのが当たり前だし、今みたいに、そんなにね、冷え込んでないですから」
「そうですね」
「引く手あまたの感じですからね、普通は就職してたりね」
「そうですね。やっぱり、そんなに今みたいに、アルバイトして生きていくっていうのも、そんなになかったから」
「はい」
「はい。ただ、ま、ナンか、ナンとかなるんじゃないかなっていう」
「へぇ」
「風な感じでしたね」
「いろいろアルバイトをしながら、日々、孤高をしのぎ、みたいな?」
「そうです。あの、ま、シナリオ勉強して」
「あ、なりたいのは、ずっとあったワケですね?」
「はい。物書きになりたかったんで、あの、少しずつ、こう、フリーライターみたいな事、やってたんですけど、それだけでは当然、食えないんで、あの、アルバイトしたりとか、して、こう、カリカリ書いてました、ですよ」
「あ、そうなんだぁ」
「はいはい」
「へぇ。あんまり力仕事は出来なそうな感じで」
「(笑)いえ、そんなことはないです」
「そんな事、ないですか?」
「えらい、ちゃんと働きましたよ(笑)」
「いえ、力仕事的なアルバイトは、してないだろう、みたいな」
「あ、ていうか、やっぱり、アレですよ。あんま考えないアルバイトをしたかったんですよ。つまり」
「あ、書く」
「書く、たり、出来れば理想は、本が読める仕事」
「あ~、じゃ、本屋さんとか」
「本屋さんは、本読めないですよ(笑)」
「あ、そういうものか!ドコが本読めるの?」
「警備員さんとか」
「警備員とか!そうそう、そうだ」
「そういうのは、もう、いっぱい時間があるじゃないですか」
「あ~。そういう事されたりして」
「はい、やってましたね」
「本を読み、勉強し」
「はい、そうです」
「へぇ。でも時代と共に、描く世界観も変わってくるとは思うんですけど、今回の『泣くな、はらちゃん』では、どういう事を描きたかったっていうか、ホントに岡田さんのオリジナルというか、脚本での」
「そうですね、はい」
「作品ですよね」
「そうですね」
「何か原作があるとか、漫画が原作であるとかじゃないですよね、コレは」
「はい、ではないですね。ま、プロデューサーと一緒に企画を考えて行って、やっぱり土曜日の9時って、子供たちも見ている枠なので、これからの子供たちに、こう、ま、世界は、それなりにシンドイ事、あるけど、でも、そこから出られるワケではないので、ちゃんと自分を肯定して、生きて欲しいなというか、そういう風に、見終わった後に、なれるようなドラマにしたいなという風には思ってましたね」
「へ~。ま、今回、一番の特徴であるのが、漫画とドラマが融合しているという」
「はい」
「こういうアイデアはドコから出てきたんですか?」
「ドコか違う世界から出て来る人にしようといった時に、いろいろあると思うんですけど、あの、映画の中から出てくるとか、漫画から出てくるとか、小説から出てくるとか。漫画になったのは、多分、子供たち的にも判り易いし、そこの部分も楽しめるかなぁっていう、コンセプトだったんですけども、ただ、やっぱり、結構ムチャだなぁとは思いましたね」
「ビブオさんもおっしゃってましたよ」
「冒険だなぁっていう感じがしました」
「ムチャするなって」
「(笑)そうですね」
「ビブオさんも」
「やってみなきゃ判んないっていう感じでしたね」
「ま、アイデアはそういう風に出来たとしても、演出をする方もね」
「はいはいはい」
「おそらく、大変だったと思うんですけどね、そういう」
「そうですね、だから、どんな、漫画って言っても、いろいろあって、どんなタッチのものが、このドラマに来るのかとか」
「そうですよね」
「最初、スゴい、心配で」
「それはそうですよね」
「はい」
「ゴルゴ13みたいのとかね」【智也は似合いそう♪】
「(笑)いや、それはちょっとキツいですよね」
「赤塚不二夫先生みたいのとかって、全然違う世界ですからね」
「そうですね。それで、プロデューサーから、その、ビブオくんの、今までの作画とか見せてもらったりして、で、あ、コレならイイんじゃないですかっていう感じに」
「へぇ~」
「なって、どんどん」
「え、ドコが、ビブオさんのドコが?」
「あの、ちょっと、こう、アメリカンコミック的な可愛らしさがあって、で、出てくる、書かれてる人間が、みんな基本的に可愛いんですよ、顔は。で、背景とかも、リアルというよりは、ちょっと作りこんであって、でも、自然で、コレならドラマで、あの、絵が映っても、コレ、可愛いって、多分、みんな人気出るんじゃないかなっていう」
「あ~」
「思いました、です」
「そしてドラマの世界がシナリオブックという形になりました。コレもまた、新しい試みなんじゃないですかね?」
「そうですね。脚本だけ出る場合も、たまにはあるんですけど、今回はそこに、漫画が、漫画の部分は漫画で出そう、という意味で、ちょっと、僕も見たことがない、新しい本になったと思うので、自分でも読んでて楽しいですね」
「あ~、そうなんですね。でも、全部見せます的な、脚本家さんとしては、感じありますけどね」
「はい、そうですね。本来なら、あまり世に出るものじゃない、設計図みたいなものを出版してしまうので、ある種、手の内を明かしてしまう感じもあるんですけど、うん、ドラマとも、シナリオとも、違う部分もやっぱり、ありますし、そういうのも逆に楽しんでもらっちゃおうかなっていうスタンスですかね、今回は」
「その辺をまた、じっくりと、明日以降に伺っていきたいと思います。明日からは漫画家のビブオさんが、再び加わって頂いて、一緒にお話を伺っていきます。ゲストは脚本家の岡田恵和さんでした。ありがとうございました」
「はい、ありがとうございました」
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