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岡「番組の最後に主題歌がかかるんですけど、エンディングのタイトルバックと共に、この曲が流れる瞬間が、脚本家として個人的にすごく好きな時間です。TOKIOの『リリック』」
(曲演奏)
岡「お送りした曲は、TOKIOの『リリック』でした。それでは、今夜のゲストをご紹介します。はらちゃん、こと、TOKIOの長瀬智也さんです!こんばんは」
智「こんばんは、宜しくお願いします」
岡「宜しくお願いします」
智「宜しくお願いします!長瀬で~す」
岡「いやいやいや、忙しい中、ありがとうございました」
智「いえいえ、こちらこそありがとうございます」
岡「あの、『泣くな、はらちゃん』というドラマで、初めてご一緒して」
智「ハイ」
岡「同じような業界に」
智「そうですね」
岡「ずぅっと同じような時間を過ごしつつ」
智「ハイハイ」
岡「え~、実はホントは初めてじゃない、くてね」
智「おっ!…ホントっすか?」
岡「えぇ。まだまだ可愛かった長瀬くんが」
智「えぇ」
岡「『ツインズ教師』ってドラマに出てた時に」
智「(笑)えっ」
岡「僕は脚本の」
智「ハイ」
岡「サブみたいな感じで」
智「えぇっ…そうなんですか?」
岡「あの、まだ新人で」
智「ハイ」
岡「連ドラ中、2本だけ」
智「かい、書いてらしたんですか?」
岡「書いてるんですよ」
智「あぁ、そうなんですかぁ!?」
岡「はい、そんな」
智「もう、ちょうど、20年前ですね」
岡「(笑)20年前ですね」
智「僕、14歳だったんで」
岡「アレ(笑)、14歳!?」
智「そうなんです。デビュー作品だったんですよ」
岡「あ、ホントですか?」
智「で、今、34なんで」
岡「はいはいはいはい」
智「あぁ、そうですか…」
岡「そうなんですよ。あの…」
智「石黒賢さんと」
岡「そうそうそうそう」
智「ね」
岡「高嶋さんですよね(笑)」
智「高嶋さんの。懐かしい」
岡「まだ、だから、生徒の一人だった時ですね、その頃」
智「あぁ、そうですかぁ」
岡「でもね、ちょっと紐解いてみたんですけど」
智「ハイ」
岡「あの、長瀬くんのセリフはほとんど書いてなかった(笑)」
智「(笑)でも、役名覚えてますよ」
岡「あ、ホントに?」
智「ハイ、落合守って名前の役だったんですけど」
岡「あぁホントですか」
智「多分、覚えてらっしゃらないと思いますけど、そうです」
岡「はいはいはいはいはい」
智「懐かしいですね」
岡「そんな、そんな、実は、秘めた出会いがあったワケですが」
智「あ~、はい」
岡「今回、こういう形でやれたの、ヒジョーに待望でございまして」
智「いや、嬉しいですね」
岡「思いっきり書かせて頂いておりますが」
智「ありがとうございます」
岡「そして、あの、音楽好きという事も十分伺っておりますので」
智「あ、はい」
岡「その辺の話も紐解いてみたいと思いますけど」
智「お願いします」
岡「簡単にゲストの方のプロフィールを紹介させて頂きます」
智「ハイっ」
岡「1978年、神奈川県横浜市のご出身」
智「ハイ」
岡「ロックグループTOKIOのボーカリスト・ギタリスト。一方で俳優さんとして、ドラマ・映画などでご活躍中です、という」
智「ハイ」
岡「テレビドラマ『白線流し』『Days』え~『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『マイボス マイヒーロー』『歌姫』『華麗なるスパイ』『うぬぼれ刑事』など、たくさんのヒットドラマに主演されています。映画の方では2001年の『ソウル』の演技により、第15回石原裕次郎新人賞を受賞。2005年の『真夜中の弥次さん喜多さん』、2009年『ヘブンズドア』など出演されております」
智「ハイ」
岡「えーと、やっぱり」
智「うん」
岡「ここ10年ぐらいっていうのかな」
智「はい」
岡「あの、宮藤官九郎くんと組むことが多いじゃないですか」
智「そうですね」
岡「率でいうとね」
智「はい」
岡「で、そこはやっぱり、長瀬くんの使い方として、俳優としての使い方として、一つ、上手いなぁと思うところがあるので」
智「あ、なるほど」
岡「今回は逆に、ナンていうのかな、自分が、組むとしたら」
智「うん」
岡「こういう風にしたいっていうのを、ナンかね、いろいろ考えた結果に、今回はなってますけどね」
智「でも、スゴく、あの、台本を読んで、その気持ちは、あの、感じられましたね」
岡「あ、ホントですか?」
智「はい」
岡「ハイハイハイ」
智「なんで、僕もナンか、今までにない、こう、ナンか、役を演じて新鮮な感じっていうのは、あの、もう、すぐに台本見た時に捉えたんで」
岡「うんうんうん」
智「スゴく、あの、その辺は」
岡「はいはい」
智「受け取り方は早かったっすね」
岡「あぁ、ホントですか」
智「受け取るのに。あの、ホント、今日は5話が放送なんですよね?」
岡「はいはいはい」
智「台本読んで、泣きました」
岡「あ、ホントですか?」
智「はい」
岡「僕もね、5話は結構好きな回ですね」
智「うん。ナンか、スゴく、いいなぁと思って」
岡「うん」
智「あの、逆に、いいなって思う事は、僕らにとって、プレッシャーではあるんですけど」
岡「はぁはぁはぁ」
智「思い描いてる感じプラス、自分たちに出来ることをプラスして、さらに、こう、いいものが」
岡「そうですね」
智「出来たらいいなって思って作ったんで」
岡「うんうん」
智「うーん、スゴく、あの、僕的にも映像的に、どうなってるのかなって、いう楽しみがスゴくあるんですよね、今日」
岡「そうですよね」
智「はい」
岡「ま、今回のドラマ、ホントに、書いてる側も、多分、演じてる側も、出来上がりの想像がなかなか、つかないから、面白いですよね」
智「そうですね」
岡「出来上がりを見るのがね」
智「実際に、撮影してる時も、みんなで、あぁしよう、こうしようとか、あの、実際に、あの、越前さんを演じてる麻生久美子ちゃんも一緒に、その、ディレクターとかプロデューサーとみんなと一緒に、このシーンをどういう風にやっていこうかっていう話し合いがあったりとか、ナンか、スゴく、その、このドラマに対しての、みんなの意識っていうのは、スゴく、こう、頭から、向上しようっていう気持ちが、スゴくあったんで、ナンか1話1話、それがスゴい詰まってるような気がしたんですよね。だから、その、逆に、僕らが現場の人間として作ったものを、岡田さんが見て、どう思うのかなっていうのは、スゴく、僕らが抱える不安であったり、プレッシャーであったり」
岡「あぁ、やっぱ、そうなんですかね」
智「するんですよね」
岡「はいはいはいはい」
智「えぇ」
岡「いやいや、もうね、愛してますよ」
智「(笑)ありがとうございます」
岡「はらちゃんをね。いや、ホントに」
智「ヨカッタっす」
岡「ありがとうございます」
智「いえいえ」
岡「あの、ま、この番組、一応、音楽番組って事で」
智「えぇ」
岡「今日は長瀬さんの音楽の目覚めから、どんな音楽を聴いているのか、みたいな話をちょっと」
智「ハイ」
岡「紐解いてみたいんですけど」
智「ハイ」
岡「14歳ぐらいでデビュー?して」
智「そうですね」
岡「その時には要するに、音楽っていうのは、仕事と言ってはヘンですけど」
智「あぁ、そうです」
岡「つまり、普通の人と違う環境っていうのは、やっぱ、ある、あったワケですよね」
智「その時は、正直、この仕事でずっとやっていこうとか、やっていけるっていう意識は、正直なかったですよね」
岡「あぁ、そうなんですかね」
智「それこそ、ツインズ教師の頃」
岡「ハイ」
智「も、学園ものだし、やっぱり、その、撮影して、作品を作るという事よりも、やっぱ、その仕事で、触れ合う友達との会話だったり、コミュニケーションが楽しかったり、ある意味、撮影所に行く事が、学校に行くみたいな、ニュアンスの方が近かったですよね」
岡「あぁ」
智「だからやっぱり撮影中も友達と楽しくて、くだらない話をしたりとか、それで、やっぱ、助監督さんに怒られたりとかも、しましたし(笑)」
岡「なるほど。もう一つの学校みたいな感じだったんですね」
智「そんな感じだったっすね」
岡「学生生活っていうかね」
智「だから、ホントに、仕事という意識がなかったですね。その頃、僕、まだTOKIOではなかったんですよ」
岡「あ、そうなのかぁ」
智「はい。その1年後の15歳の時に、初めてTOKIOのメンバーとして、ボーカルとしてデビューしますって言われたんで」
岡「ハイハイハイ」
智「その頃はホントに、もう、ナンか、習い事みたいな」
岡「うんうん、学校以外のね」
智「そうですね。感じだったんですよね」
岡「あぁ、なるほど」
智「はい」
岡「その、TOKIOになる前からは、音楽っていうのに対してはどうだったんですか?」
智「そうですね、あの、実家で、ま、学校通いながら、僕はずっとプロスケーターを目指してたんですよ」
岡「ほぅほぅほぅ」
智「で、ちょうどその頃に、80'sロックがスゴく、巷では流行っていて。ボンジョビだとか、ま、そういったものが流行っていて、で、ま、全然その時は音楽に対して、執着心ってものは生まれなかったんですけど、ある時、その、ウチの母親が、あの、ま、いわゆる、その、飲食店をやってたんですけども、そこでお手伝いに来てたお兄さんがいたんです。僕よりも15歳くらい年上だったんですかね」
岡「あ~、はいはいはい」
智「僕が、だから10歳ぐらいの時に、25歳とか、そのぐらいだったと思うんですけど。その彼がロックとかが大好きで、その、レコードとかを僕にくれたりしてたんですよね。僕はそれを聴きたいがために、レコードプレーヤーを買って、初めて興味を持っていったのがそれがキッカケだったんですよね」
岡「そうなんですね。それは、こう、TOKIOで、いわゆる、ギター、ボーカルになる時っていうのは、ギターの素養はあったワケ?」
智「うーんと、そもそも、あの、そこで音楽というものを好きになって、それが、その、レコードっていうのが、Deep Purpleっていうバンドの」
岡「(笑)はいはいはい」
智「LIVE in JAPANっていうアルバムだったんですけど、そこで音楽に興味を持って、で、その後に、Stevie Ray Vaughanっていうギタリスト」
岡「ブルースギタリスト」
智「ハイ。ギターというものに、興味を持ち始めたんですよね。後々それが、どんどん、リンクしていって、で、ギターって面白い楽器だなと思って、ま、あの、元々、TOKIOがデビューした当時っていうのは、僕はギターを持たないスタイルでバンドをやってたんです」
岡「あぁそうか、はいはい」
智「僕はもう、ハンドマイクでパフォーマンスをしながら歌ってたっていう感じなんですけど、ちょうど、やっぱ、二十歳ぐらいの時に、ギター2人いた方が、アレンジ的にもいろいろ出来るし、音圧的にもLIVEで盛り上がったりもするしっていうんで、ギターボーカルっていうスタイルで、あの、やってったんですよね」
岡「うんうん」
智「そこ、から、ギターというものがTOKIOに、その、ボーカルとして僕が持ち始めたと、なったんですよね。でも、それまでも、もちろん、好きでいろんなバンドとか、アーティスト、ミュージシャンの、ま、コピーとかをしたりして。だから、ギター自体は好きだったんですよ」
岡「なるほど」
智「はい」
岡「そうなんですね。では、そんな、こう、音楽&ギターとの出会いの曲というのを」
智「えぇ」
岡「長瀬さん、ご本人に紹介して頂きたいと思います」
智「判りました」
岡「はい」
智「それでは、Stevie Ray Vaughanで『PRIDE AND JOY』」
(曲演奏)
岡「お送りした曲は、Stevie Ray Vaughanの『PRIDE AND JOY』でした。カッコいいですよね」
智「カッコいいですね~」
岡「ナンか、ソロアーティストで、ギタリストで、歌って弾くというのはさ」
智「そうですよね」
岡「究極のカッコよさがありますよね(笑)」
智「そうなんです。で、彼の場合は、独特な音というか、弦が太いんですよ」
岡「はいはい」
智「で、だから、ドコかで流れていても、あ、Stevie Ray Vaughanのギターだなって」
岡「おぉ、そうなんだ」
智「音だけで判るっていうか」
岡「あぁ」
智「歌声とかじゃなくて」
岡「はいはい」
智「その個性がスゴいカッコいいなと思って」
岡「はいはいはい」
智「あと、イッコ、彼のプロモーションビデオで、あの、スゴく、ギターを愛してる事を再現したプロモーションビデオがあったんですけど、それはいつも彼が家でギターを練習していて、それに対して奥さんが怒るんですよね。奥さんがいつもギターを取り上げては、どっかにしまうんですけど、また気付いたら練習していて、奥さんの誕生日の時も、ケーキをあげる時はギターの形のケーキだし、プレゼントもギターのネックレスだし、でも最終的に、ギターを捨てられちゃうんですけど、それでも壊れたギターを家で弾いて、最終的にStevie Ray Vaughan本人が、窓から捨てられちゃうっていう」
岡「あ~」
智「すっごい可愛らしいプロモーションビデオがあるんですけど」
岡「ギター愛みたいな事ですよね」
智「そう、それだけ愛してるっていうのが、スゴい伝わって、素敵だなぁって思ったんですよね」
岡「ま、あの、長瀬さんにとっては、あの、TOKIOでボーカルとか、ギター、ブルースハープなどもやるワケなんですけど、あの、自分の聴くロックっていうのは、傾向としては、どうですか?」
智「僕が聴くものですよね。あの、僕も全般的に音楽はJAZZとか、そういうものから、ものすごくポピュラーなものまで、聴くんですけど、その中でも、やっぱり、こう、ナンて言うんですかね、Jam bandって言われるバンドで演奏する、Southern Rockとかサイケデリックというか」
岡「あ~、なるほど」
智「いわゆるGreatful Deadとか、あの、あまり、こう、かっちり決められてない」
岡「はいはいはいはい」
智「ホントに、その、ある楽器で、人間の、その、奏でる声だけで、音楽で描いていくっていう世界観を」
岡「へぇ」
智「持ってる、あの感じがスゴく好きで」
岡「なるほど。ま、Stevie Ray Vaughanもテキサスだったですけど」
智「そうですね。ナンか、あのゆるい感じというか、こう、Grooveだけで、聴いてる人を楽しませるっていうのが、スゴく僕は、好きなんで、だから基本、それはナンとなく、ドラマとかにも、反映されてるのかなって思いますね」
岡「あぁ」
智「毎回、同じこと、出来ないじゃないですか。やっぱ、そういうものを大事にする感じとか」
岡「その場のGrooveだったりとか、感じた事とか」
智「うん。やっぱり、そういう人たちって、結局LIVE BANDじゃないですか」
岡「はいはいはい」
智「LIVEで生きてるバンド」
岡「はいはいはい」
智「だから、ナンか、そういうのが好きですね」
岡「うん。えーと、この辺で2曲目に選んで頂いたディランの曲なんですけど、コレは長瀬さん主演映画の『ヘブンズドア』」
智「はい」
岡「見ましたよ」
智「(笑)そうですか」
岡「ドイツ映画が原案になってて、リメイクとはちょっと違う」
智「そうですね」
岡「あの、映画だったですけど」
智「はい」
岡「その題材となった曲という事で、この映画出演をきっかけに、長瀬さんはソロでMTV Unpluggedのステージにも立ったという事で」
智「ハイ」
岡「どんな思いがあります?この曲聴くと」
智「コレはちょうど僕が、あの、一番初めに、あの、ギターでカバーした曲だったんですよね。この『Knockin' on Heaven's Door』って曲が。で、ものすごく簡単な」
岡「うん、そうです」
智「楽曲ですよ。3コードで、ホントに、いわゆるAメロという部分があって、後はサビが、ずっとKnockin' on Heaven's Doorって、リフレインしているだけの曲なんで、初めてギターでカバーした曲という思い入れがあって、そんで、ちょうど、僕が30歳の頃に、『ヘブンズドア』という映画の時に、ま、きっかけで、MTV Unpluggedをやらせてもらえるという機会の時に、あの、長瀬智也としてカバーをさせてもらったんですよね。で、この名曲を自分がアレンジ出来るっていう、ま、その、恐れ多い感じもあるし、でもやっぱり、この楽曲の母国であるアメリカに出しても恥ずかしくないものにしたいなっていう気持ちもあり、そんで、初めて、オリジナルがある楽曲をカバーさせて頂いた」
岡「なるほどね」
智「機会だったんですよね、これが。コレはスゴい、だから僕にとって、思い出になりましたね、この機会っていうのは」
岡「ではその思い出の曲を聴きたいと思いますので、ご紹介お願いします」
智「判りました。Bob Dylanで『Knockin' on Heaven's Door』」
(曲演奏)
岡「え~、久しぶりに聴くとシンプルだけど、素敵な曲ですよね、ずっと語り継がれる曲は。力があるんだなぁという感じがしますけど」
智「そうですね、ハイ。歌詞がスゴいっすよね。いいですよね」
岡「そうですね」
智「シンプルな言葉なんだけど、深いっていう。でも、岡田さんも『泣くな、はらちゃん』で(笑)作詞をされたじゃないですか(笑)」
岡「あ、はいはいはいはい。あのですね、今回は、同じ一つのメロディで、忽那汐里ちゃん演じる、清美が恋の歌を歌うという歌を作詞するのと、同じメロディで」
智「はらちゃんの」
岡「はらちゃんの」
智「世界中の敵に降参さ」
岡「いわゆる、私のことはほっといてっていう」
智「ネガティブなね」
岡「ハイ。アレは多分、ものすごく、自分の心の叫びみたいなところ(笑)ありまして」
智「うーん」
岡「あの、ホントに、僕は多分、あぁいう人なんですよ」
智「えぇ~!?そうなんですか!?」
岡「ハイ。基本、あの、争い事が嫌いなので」
智「なるほど」
岡「お願いだから」
智「関わんないでくれと(笑)」
岡「ほっといて下さいっていう」
智「(笑)なるほど」
岡「感じだし、特に人にも攻撃しないので、その代り、自分の事もほっといてて(笑)下さいっていう」
智「なるほど」
岡「メンタリティがあるので、実はヒロインの越前さんには、ヒジョーに個人的には感情移入があり、だから、一番のスタートは自分の書いた、頭の中で作った人物が現れてきて」
智「そうですよね」
岡「もうちょっとしっかりしてくれと(笑)」
智「ハイ、言うワケですもんね」
岡「~ので、こんな恐ろしいことはないですね」
智「確かに。そうですよね」
岡「そうですよね」
智「その空間っていうのも、今までにね、自分も見た事が無いワケだし、それを自分のビジョンの中で作り出して」
岡「そうですね」
智「文字にしなきゃいけないですもんね。そうかぁ」
岡「だから、今回は無い世界を絵として作るっていう」
智「作るんですもんね」
岡「演出チームもスゴい大変だと思いますけど」
智「うーん」
岡「最初は、だから、台本を書いてる間は、漫画の中の人たちの空間っていうのが、どういう事なのか、なかなか書きながらもイメージ出来なかったし、漫画から現実に」
智「飛び出してきて」
岡「飛び出す時に、我々は狭間の世界って呼んでるんですけど」
智「ハイハイ」
岡「あの、一旦、孤独になって、ワケの判らない所に一人放り込まれるっていうのも、言葉では書いてるんだけど、一体、どうなってるのかな?っていうのは、出来上がってくるまで判らなかったので」
智「なるほど」
岡「ものすごいドキドキだったし、あの、だから出来上がった時に、なるほどと思って」
智「監督が5kgぐらい痩せたって言ってましたよ(笑)」
岡「(笑)ホントですか!?そうそうそう、監督、可哀相だったですよ、最初」
智「ファミリーレストランで、ずーっと、ナンか、その、演出を考えてたらしくて」
岡「はいはい」
智「でもナンか、スゴく、イイ感じに落とし込んだんじゃないかなっていう、印象だったですね」
岡「結果としてね、スゴく、僕も納得したというか、あぁ、なるほどっていうものになってましたね。」
智「あと、やっぱ、CG技術も、今、スゴく、ね、クオリティも上がってるし、それをスゴく、上手く利用してるなっていう印象はありますね」
岡「そうですよね。あの、はらちゃんも、ね、中盤まで来て、最後どうなるかは教えませんけれども」
智「そうっすね」
岡「これからいろんな事がありますし、ドラマの方も、ホントに楽しんで頂きたいと思うんですけども」
智「ハイ」
岡「まだ途中だけど、やっぱり連ドラって、一緒にやると楽しいですよね」
智「そうですね」
岡「エネルギーはもちろんいるし、やっぱり僕が思うのは、主演の人は連ドラを出る、出るのを決めるのって、スゴい、勇気いることだと思うんですよ」
智「あ~」
岡「つまり、やっぱりご自身の、仕事の運命も託すワケじゃん?」
智「そうですね」
岡「コレをやってみようかなとか、思う事っていうのは、判断材料みたいなのは、あるんですかね?」
智「あ、僕にですか?」
岡「はい」
智「うーん、まず、その、僕はテレビドラマっていうものに、スゴく、こう、ナンつーんすかね、魅力を感じてるんですよね」
岡「あ、はいはいはい」
智「あの、映画っていうのは、やっぱり、自分のお金を払って見に行くじゃないですか。でもドラマっていうのは、お金は存在しないですよね。ま、テレビを買うとかになると、話は別なんですけど。なんで、そういった、その、当たり前のように家にあるテレビで、お茶の間で見れるっていうところで、スゴく、魅力を感じていて、やっぱ、僕はその中で、ナンか、こう、やりたいなって。その縛りで、っていう気持ちが、スゴくあるんです。もちろん、映画も素晴らしいとは思うんですけれども、うん、やっぱり、その、僕自身も、あの、小さい頃、テレビ見て、あの、スゴく影響を受けたものも、たくさんあるんで、で、今、自分が、そのテレビの中で表現する人間になったワケじゃないですか」
岡「ハイハイ」
智「だから実際、自分が子供の時に影響を受けたように、ま、今、テレビを見てくれている、自分と、自分の昔、の子供と同じような人たちに、やっぱ、同じ気持ちというか、うん、自分が味わった気持ちを味わって欲しいなっていう。やっぱ、大人になってから気付くことも、スゴくあるじゃないですか」
岡「ハイハイハイ」
智「なんで、そういう気持ちはスゴくあるんですよね。そんで、そのお話が、頂いた時とかに、ドラマの。やっぱりその、僕は、もちろん、その、連続ドラマっていうのは、時間もスゴく費やすし、体力も物凄く使うし、で、今、お話したように、あの、そういう、現実はあるんですけど、やっぱ、それ以上に、やっぱ、人に与えるメッセージっていうのは、スゴく、デカいなって思ってて、あの、ヘンな話、昨日まで何かを辞めようと思っていた事が、そのドラマを見て、あともうちょっとだけ、続けてみようかなって」
岡「そうだね」
智「思うぐらい、やっぱ、そういうメッセージが秘めてるじゃないですか。もちろん、フランクに、BGMぐらいな感じで付けとく人もいれば、やっぱ、そのぐらいの気持ちを持ってみる人も、やっぱ、中にはいると思うんで、で、スゴく、それにとって、その、責任を持ってやりたいなっていう事もあるし、でも、その、お話を頂いたもので、やっぱ、スゴく、その、自分の気持ちとか、やりたい事がマッチした時はZettaiにやりたいなと思う気持ちもあるし、今回、話を頂いた時に、ナンか、その、ナンっつーんすかね、あの、調子に乗るワケじゃないですけど(笑)、必要としてくれたって事が、スゴく、僕は嬉しくて、やっぱ、それには、やっぱ、応えたいですよね。やっぱ、必要とされるという事は、自分の足跡を、が、正しかった答えとなる時じゃないですか」
岡「そうですね」
智「なんで、だし、やっぱり、あとは、今の自分にどういう事が出来るのか、どういう表現が出来るのか、っていうものも含めて、で、やっぱり、引き受けることは、スゴく簡単ですけど、その作品もやっぱり、自分の足跡になっていくワケじゃないですか」
岡「うん、そうですね」
智「だからものすごく、大事なものだし、いろんな事を考えて、やっぱ、判断したりしますね」
岡「あ~、なるほどね。いやいや、でも、だから、ナンか、そういういろんな事を通って、ドラマって、結実していくワケですけども」
智「うん」
岡「でも、こう、テレビって、やっぱり、放送されて、終わってしまうっていう、ちょっと、こう、寂しい部分と、潔い部分と」
智「そうですね」
岡「あるじゃないですか。そん中で、ナンか、こう、一緒に戦えると、ナンか、こう、戦友みたいな感じが」
智「あぁ、そうですね」
岡「しますよね」
智「人の心に刻んでいくワケですもんね」
岡「ハイ、そうですよね」
智「いろんなものをね。確かに」
岡「なので、このドラマが終わったワケではないですけども、あの~、新しい戦友としてまた」
智「ハイ」
岡「今後とも末永く宜しくお願いします」
智「こちらこそ宜しくお願いします、ありがとうございます」
岡「(笑)」
智「(笑)」
岡「というワケで、長瀬さんに、もう1曲選んで頂いた曲を聴きながらお別れになってしまうんですが」
智「ハイ」
岡「先ほど、少しお話に出た、Jam Band(笑)ですね」
智「そうですね(笑)」
岡「これもね」
智「ハイ、Jam Bandです」
岡「あの、John Butler 」
智「John Butler」
岡「コレはどういう出会いだったんですか?」
智「コレはですね、あの~、僕が、アコースティックギターで、ま、TOKIOの演奏の時に、アコースティックギターをよく弾いてた時期が」
岡「ありますね」
智「あったんですね。その時に、友達から教えてもらったバンドだったんですけど、あのアコースティックギターを活用して、いろんなジャンルの音楽とか、いろんな表現の音楽をするバンドで、その時に、あぁ、アコースティックギター1本で、こういう世界観が出来るんだなって、スゴく衝撃を受けたんですよね。ま、そのJohn Butler Trioっていう名前では3ピースバンドとして活動もしてるんですけど、基本的にはJohn Butlerひとりで、やる事もあるんですね。そんで、僕が好きなのは、ギター1本で、描いてる『Ocean』って曲があるんですけど」
岡「はいはい」
智「もう、まさに、歌はないんですよ。もう、インストなんですけど、アコースティックギター1本で、ホントに頭にタイトル通り、Ocean、海を思い描かせる、メロディを奏でるんですよね」
岡「あ~」
智「演奏の仕方も普通だったら、コードを押さえて、右手でピックを持って、弦を弾くんですけど、タッピングって言って、両手でこう」
岡「あ~はいはい」
智「弾きながら、やる、奏法があるんですけど、それと、チューニングも普通のチューニングとは違う、オープンチューニングみたいなもので、あの、やるんで、普通のギターじゃ、出ない音色が出るんですね」
岡「うんうんうん」
智「もうそれは、ホントにJohn Butler本人にしか出来ない奏法だし、チューニングだし、その、表現だなぁと思って、で、僕はその曲を聴いた時に、あ!言葉って、いらないんだなって」
岡「あ~なるほど」
智「その時に思ったんですよね」
岡「うーん」
智「ホント、メロディだけで、その、海が頭に、こう、描けたりとかするって事が、スゴく、その、さっき、ね、Bob Dylanの曲、聴いてもらいましたけど、あれもスゴくシンプルな言葉で、いろんな事を想像させるじゃないですか」
岡「はいはい」
智「やっぱ、それがスゴく大事だなって。ドラマも結局、的を得た事は言わないけれども、見てる人に何かを考えさせるものだったりするじゃないですか」
岡「うん」
智「そういう事が好きだったり、自分もきっと、こう、そういう事を考える事が好きなんで、うん、スゴく、いろんな観点で、影響を受けた人なんですよね、このJohn Butlerっていうのは」
岡「なるほど」
智「ハイ」
岡「ハイ、それは聴くのが楽しみですよね」
智「ハイ」
岡「というワケで、最後の、に、長瀬さんに選んで頂いた曲を紹介して頂いて、お別れになります。今日はありがとうございました」
智「ありがとうございました」
岡「ホントに楽しかったです」
智「ありがとうございます!」
岡「ハイ、では最後にお願いします」
智「はい、John Butlerで『Ocean』」
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