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甲斐:「こんばんは!甲斐よしひろのセイヤング21であります!ラブリーパートナー、相方は」
松藤:「松藤でございます」
甲斐:「ということで、今夜のゲストはですね、先週に引き続き、TOKIOの長瀬智也くんをお招きしております」
智也:「ヨロシクお願いしま~す!長瀬で~す」
甲斐:「うっす。ね」
智也:「ハイ」
甲斐:「文化放送も喫煙者は肩身が狭く」
智也:「ハイ」
甲斐:「もう、ちょっと細長い」
智也:「そうっすね」
甲斐:「ナンて言うか、駅のベンチみたいなベンチが奥に一個置かれてて」
智也:「ヘコヘコしながら」
松藤:「ヘコヘコしながら」
智也:「喫煙タイム」
松藤:「そうですよね」
甲斐:「文化放送の喫煙室に来ると、とにかく長瀬くんはいるわ、武田鉄矢がいたりしますよね?」
松藤:「ハイ(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「みんな同じところに」
智也:「(笑)みんな、同じですからね」
甲斐:「同じですからね。ナンで、こんなに神経質に、世界中が。日本は、日本人ってホント、生真面目ですよね」
松藤:「ハイ(笑)」
智也:「そうっすね」
甲斐:「日本人は、そのスイッチがあると、ものすごく、急に物凄くスイッチあるじゃないですか?」
松藤:「そうですね。で、吸うのが悪になってしまいますからね」
甲斐:「そうですよね。昔、テレビに出ないだけで、僕ら魔女狩りのようでしたもんね」
松藤:「ハイ」
甲斐:「それぐらい、いいじゃんね~!?」
智也:「(笑)」
甲斐:「ハイ、ということで、今夜はですね、長瀬くんに引き続きお話を伺いたいと思っております!」
智也:「ハイ。お願いします」
甲斐:「ハイ、ということで、長瀬くんです!」
智也:「ハイ」
甲斐:「どーも」
智也:「お願いします!」
甲斐:「ナンか、(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「1978年」
智也:「ハイ」
甲斐:「11月7日。現在28歳」
智也:「ハイ、そうです」
甲斐:「横浜生まれ」
智也:「ハイ、そうです」
甲斐:「1978年は『HERO』が出た時らしいです」
智也:「そうっすね~」
松藤:「そのあたり」
甲斐:「え~!?」
松藤:「レコーディングしてたんじゃないですか?よく考えると」
甲斐:「78年の12月かナンかなんっすかね?っていうことですよね?」
松藤:「そうですね」
甲斐:「リリースされた。…ふ~ん」
松藤:「ふ~ん(笑)」
甲斐:「ヤダな!」
智也:「ヤダな(笑)そうなんすね」
甲斐:「15歳で」
智也:「15歳で、ハイ、CDデビューしましたね」
甲斐:「先週も言ってましたもんね」
智也:「ハイ」
甲斐:「ナンか、アレですよね、あの、ナンかこう、いろいろ、役者、ま、バンドでTOKIOっていうのがあって、役者っていう現場がまたあるじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「それって、もう、すごく小っちゃい時から、放り込まれるワケじゃないですか」
智也:「ハイ、そうですね」
甲斐:「ドーン!て」
智也:「えぇ」
甲斐:「最初、やっぱ、端役みたいなとっからいったんですか?」
智也:「いや、ま、普通に最初は先輩のバックダンスで」
甲斐:「あ、なるほど、そうか。それもそうっすね」
智也:「踊りも踊ってたんですけど、で、僕はCDデビューより、ドラマデビューの方が早くて、14歳の頃に、初めて学園モノのドラマでデビューして、ハイ。それで15歳ん時にCDデビューしたんですよね」
甲斐:「あぁ、そう。『白線流し』がもう16っていうことですもんね」
智也:「そうですね、ハイ」
甲斐:「大体回転が速いですからね」
智也:「そうですね」
甲斐:「吉本とジャニーズは」
智也:「(笑)」
甲斐:「ものすごい現場主義ですもんね?オラっ、ドンドン行けっ!みたいな」
智也:「だから、今は逆に、今考えたらスゴイ、自分ではそんな風に思わなかったですけど、16歳で主役をやるっていうのは、今、考えたら早かったんだなぁっていう風に思いますね」
甲斐:「そうですよね」
智也:「今はね、やっぱりみんな二十歳とか二十歳過ぎぐらいから、主役になったりとか、するんですけど。今考えたら早かったんだなって思いますね」
甲斐:「ミュージシャンも、結局15年ぐらい前から、ロックは市民権を得たワケですよ」
智也:「ほぉ」
甲斐:「そっからJ-POPって言うんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「その頃からドンドンドンドン、デビューってみんな、遅くなってるんですよね」
松藤:「そうですね」
智也:「へぇ~」
甲斐:「あれ、不思議なんです。市民権を得ると、絶対数が増えるじゃない?」
智也:「ハイハイハイハイハイ」
甲斐:「絶対数が増えると、みんなデビュー、いろんな年代がいるんで、デビュー、遅くなって行くんです」
智也:「へぇ~」
甲斐:「数が増えるとね」
松藤:「そうですね」
甲斐:「だから僕ら、僕、二十歳ぐらいなんですけど、デビュー」
智也:「ハイ」
甲斐:「今考えるとすごく早いって」
松藤:「早いですよね」
智也:「早いですよね」
甲斐:「最近言われますよね。僕らの頃、多かったですよね?」
松藤:「多かったですね」
甲斐:「まぁ、ほとんど残ってませんがね(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「へぇ、そうなんだ」
甲斐:「僕、だって、同じ年齢ってユーミンしかいないんですよ」
智也:「えぇ~!?そうなんですか?」
甲斐:「ハイ。ユーミンも元気じゃないすか?」
松藤:「(笑)」
智也:「そうですね。デビューはどっちが早いんですか?」
甲斐:「デビューは…」
松藤:「ユーミンが1年」
甲斐:「ユーミンが半年?」
松藤:「1年ぐらいかな?」
甲斐:「1年ぐらい早いのかな?」
松藤:「1年ぐらい早いのかな?」
智也:「へぇ~」
甲斐:「そうなんですよ」
智也:「そうなんっすか」
甲斐:「元気ですよね?ユーミンも」
智也:「元気ですよね、今でも」
甲斐:「丹羽くんはユーミンの番組もやってるんです」
智也:「あ~、そうっすか?」
甲斐:「ユーミンと僕の番組、どっちもやってるんですよ」
智也:「あら」
甲斐:「スゴイ、失礼でしょ?それ」
松藤:「(笑)」
智也:「ドッチが大事なんですか?」
甲斐:「(爆笑)」
松藤:「やった!オレ達が聞けない事を聞いてくれた!(笑)」
甲斐:「(笑)やった~!やった~!」
智也:「(笑)」
松藤:「あ、首ひねってる」
甲斐:「多分、ユーミンの現場に行ったら、僕の事、チクってるんですよ」
智也:「あ~、間違いないっすね」
甲斐:「間違いないです(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「なるほど~」
甲斐:「それで、その、16歳で、そういうこと、やりながら」
智也:「ハイ」
甲斐:「横浜に戻ってたんですか?」
智也:「戻ってました!もう、ヒマさえあれば」
甲斐:「そうだよね~」
智也:「ま、一応合宿所には住んでたんですけど、もう時間さえあれば、もう。バイクも乗ってましたし。バイクでかっ飛ばして家まで帰ってみたいな。実家まで帰って友達と遊ぶ」
甲斐:「それは素の友達ですもんね?だって」
智也:「そうですね。もう小学生から知ってる」
甲斐:「ね」
松藤:「(笑)ホントに」
智也:「もう足のつま先から頭のつま先までも【頭のつま先って!】見られてるような。親よりも自分のこと知ってるようなヤツらばっかで」
甲斐:「へぇ~。そうか、休みがあると。いいね、でも考えたらさ、戻れる街なんだもん」
松藤:「地元がすぐ傍にあるってイイね~」
甲斐:「傍っていいよね~。でもちょっと距離があるって」
松藤:「うん。意識的に戻ってる感じがするもんね」
甲斐:「そうそうそうそう」
智也:「そうっすね」
甲斐:「オレ達、戻れないもんね!?」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)福岡に、ちょっと行って来るわ~って」
甲斐:「チョー、遠いもんね」
松藤:「遠い!遠い!」
甲斐:「あの頃、遠かったよね?」
松藤:「遠かった」
智也:「そうっすよね」
甲斐:「だから正月とか、やっぱり東京いたりするんです。正月は、みんな閉まってるじゃないですか、店が。だから松藤とか、スゴイ探してたもんね」
松藤:「デビューの年は、コンビニないし、ファミレスないし」
智也:「そうっすよね!?」
松藤:「正月ってお休みなんだ~って。どうしようかと思ったもんね」
甲斐:「ナンか、考えたら、そんな古い話って自慢出来るんだ、今」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「古い話も自慢出来るんだね~」
松藤:「東京にコンビニなかったんだぜ~って」
甲斐:「考えられないもんね、コンビニもファミレスもないって」
智也:「そうですよね」
甲斐:「そうなんだ。あの、ナンか、こう、役者やってて、ま、もちろん、歌っててもいいんですけど、表現することってさ、生みの苦しみとかあります?」
智也:「いや、そこは楽しいから多分出来てると思うんですよね」
甲斐:「そうなんだ…」
智也:「常に、結構移動、その、ドラマとか撮ってる時に、ロケからロケに移動する時とか、一人で車の後部座席でニヤニヤしてたりするんですよね」
甲斐:「(笑)」
智也:「で、その、冷静に客観的に自分を見た時に、あ、オレ、やべぇ!今の顔、みたいな」
松藤:「(笑)」
甲斐:「(笑)」
智也:「そん時は大抵、次のシーンはどうやって、やってやろうかな?とか、この台詞、どうやって、言ってやろうかな、ナンか面白ぇ表現の仕方、ないかなって」
甲斐:「とにかく物凄い集中力が高くて短い時間で覚えるんでしょ?」
智也:「そうなんですよ。短期(短気?)なんですよね」
甲斐:「ですよね?」
智也:「丸一日集中してること、僕、出来ないんですよ」
甲斐:「いやいや、だけどさ」
智也:「ハイ」
甲斐:「歌にしたってそうじゃないですか」
智也:「そうっすね」
甲斐:「物凄い短い時間で覚えるんですもんね」
智也:「そうっすね」
甲斐:「台詞もやっぱり短い時間で入れるんですか?」
智也:「もうギリギリまで入れないですね」
松藤:「すっげ~なぁ!」
智也:「もうギリギリの、ま、最初に順番的にドライっていうのをやって、そこで、要はカメラ割りみたいのを、カメラマンたちが決めて」
甲斐:「そうですね」
智也:「ディレクターと打ち合わせして。その後に初めてカメリハとかランスルーとか、ま、本番に向けての工程があるんですけど、その打ち合わせしている、ドライっていうのが終った後に、ディレクターとスタッフが打ち合わせしてる間に全部覚えるんですよね」
松藤:「すっげ~なぁ!」
甲斐:「あぁ、そうかぁ。ま、そうですよね?ある程度、行って、現場に行って、様子見てみて、なんとなく環境見てみないと、自分が勝手にいろいろ想像したって、ホントはムリですもんね」
智也:「そうなんですよね。だって、相手の人がどうやって言ってくるかも判らないですし」
甲斐:「そうなんですよ。と、いう事はですよ」
智也:「ハイ」
甲斐:「ココが聞きたかったんですけど、相手の台詞を覚えてませんよね?」
智也:「もちろんです!」
甲斐:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「いや、それはもう、自分の、自分の意思を持ったもの同士のぶつかり合いじゃないですか」
甲斐:「そうです」
智也:「人の意思は判っちゃいけないって僕は思ってるので、ハイ」
松藤:「なるほど」
甲斐:「いや、それと、それ、ホントなんです、ホントの事なんです!」
智也:「ハイ」
甲斐:「というのは、自分が、これ喋った時に相手が何を喋って来るか、知ってるわけ無いもんね!?」
智也:「そうです」
甲斐:「だから、相手の台詞、覚えちゃいけないですよ、ホントは」
智也:「いけないです」
甲斐:「だけど、ナンで、アレ覚えるかというと、日本の役者、特に多いんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「要するに、生真面目だっていうのと、あと、流れを覚えておかないと落ち着かないんですよ、みんな」
智也:「あ~」
甲斐:「だから、覚えちゃうんですよ、一応。流れの為に」
智也:「あ~、なるほど」
甲斐:「だけど、自分がコレを喋った時に相手、こう、次、喋って来るっていうのを知ってるわけないもんね」
智也:「そうっすね。でも、自分がこう言ったら、こう返ってくるだろうっていうこともあるじゃないですか。そういうとこは(笑)相手が言う前に自分が言ったりとか、することもあるんですけど」
甲斐:「だからいくつか、こうやって、カメリハとかやって行きながら、徐々にあぁ、なるほどねっていう感じですよね?」
智也:「そうですね」
甲斐:「でもそれは、キチッといかないもんね。だから余計にいいよね」
智也:「行かないっすね。そうっすね。だから、逆に言うと、本番でミラクルが起きる事もあるっていう」
甲斐:「そうそうそう!」
智也:「そうなんですよね」
甲斐:「もう、それだけ聞きたかったの。じゃ、もう番組コレで(笑)」
松藤:「おい!(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「絶対オレは相手の台詞は入れずに入ってるだろうなぁっていうのを、何回見ても思いました」
智也:「そうっすね」
甲斐:「でね、アレ、相手の台詞を入れて、流れの中で言ってる人って、判るんですよ」
智也:「あ~」
甲斐:「だから、もう、もうね、あの、判ってるんで、相手の顔を真剣に見てないんですよ」
智也:「あ、僕がですか?」
甲斐:「違う、違う、違う。そういう、相手の台詞が判りながら、喋ってる人って」
智也:「あ~なるほど!なるほど!その人の表情を見てないってこと」
甲斐:「そうそう。だって、ホントは表情見なきゃ、オカシイじゃないですか。自分が台詞、投げてるわけだから」
智也:「そうっすね」
松藤:「相手がいなくていい、演技をしてるんですね」
甲斐:「その通り!」
松藤:「自分だけの演技をしてるワケですね」
甲斐:「その通りです。で、僕が北の国からの純君の吉岡秀隆くんと、一時、しょっちゅう、一緒にいたんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「吉岡に『ねぇ、あの人とあの人はさ、物凄い、演技やりづらいでしょ?』と僕が言ったら『そうそうそうそう!』」
智也:「マジっすか!?」
甲斐:「うん!やっぱり目を見ないんだって」
智也:「へぇ~」
甲斐:「やっぱり吉岡もスゴイ、フラットな演技するじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「で、彼は自分がこう言うと、相手がこう来るっていうのは、出来るだけないようにしてるワケですよ」
智也:「へぇ~、なるほど」
甲斐:「だから、こうやった時に、全く目を見ないで返してくるっていうのは、やりづらいよねって。『物凄く、やりづらいです』って」
智也:「あ~」
松藤:「相手の音、聴かないで、演奏してるみたいなもんですよね」
智也:「あ、そうですね」
甲斐:「【拍手中】」
智也:「素晴らしい!」
松藤:「音楽業界に例えると」
甲斐:「そんな感じ」
松藤:「いますからね」
智也:「いますね~(笑)」
甲斐:「ドラムとベースとギターとキーボード弾いてんだからさ、それ聴きながら、ボーカルいこうよっていうのは、当たり前だもんね?」
智也:「そうですね」
甲斐:「それぐらい受けたってね」
松藤:「そう」
甲斐:「失敗しないもんね、人生に」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「マニアックだなぁ~、この話も(笑)」
甲斐:「ハイ、ということで、今夜はですね、TOKIOの長瀬智也くんをお招きして」
智也:「ハイ」
甲斐:「おります!先週に引き続き」
智也:「ハイ」
甲斐:「ま、ギャラリーがまぁ、当然のように多いですよね?」
松藤:「ハイ」
甲斐:「こういう時は」
松藤:「うん」
甲斐:「ちょっといいですね」
智也:「多いんですか?これが」
甲斐:「だって、いつも、スカースカしてますよ」
智也:「(笑)スカースカ、してますか?」
松藤:「静か~な感じでやってるもんね(笑)」
甲斐:「通常ね、もう、そっと、ゴメンなさいみたいな」
松藤:「そっとゴメンなさい(笑)」
智也:「(笑)」
松藤:「オジサンたち、喋ってま~すみたいな」
甲斐:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「『ラン・フリー』なんですけど」
智也:「えぇ」
甲斐:「やっぱり、あそこのA'のところの」
智也:「ハイ、ハイ」
甲斐:「ファルセット」
松藤:「ファルセット」
甲斐:「あそこね!Aメロでちょっと押しておいて、A’でファルセット、ちょっと抜くって」
松藤:「あそこ、キュッと来ますよね、もう」
甲斐:「そうなんですよ。僕、完璧にあれでもう、やられたと。あ、負けた!と思いましたもんね」
松藤:「うん」
甲斐:「ま、どっか、勝ち負けですから、こんなの」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「やられたなと」
松藤:「いつか、甲斐さんバージョンが出る時には」
智也:「それ、いいじゃないですか!」
甲斐:「いや、スイマセン、僕、出来ませんから!あぁいう手法は」
智也:「(笑)」
松藤:「じゃ、ファルセットだけは、オレがやりますから。おい!(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「くそー!悔しい!あの、アレなんですよ。僕、段々、最近思ってるんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「あの、演技してる時の声と、歌ってる時の声、前はちょっと差が、僕、あったと思うんですけど」
智也:「あぁ」
甲斐:「最近、ドンドンそれが、もう、ほとんど変わらなくなって来てますよね?」
智也:「あ、そうですかね?」
甲斐:「うん。それ、ムチャムチャいいことなんですよ」
智也:「あ~、あんま、意識した事は無かったですね」
甲斐:「うん、多分ね、え~と、5、6年前だったらね」
智也:「ハイ」
甲斐:「多分、違ったと思いますよ」
智也:「へぇ~」
甲斐:「演技してる時の、あの、張ったカンジの声と、歌ってる時の声が、もう、ほとんど、変わらないカンジなの」
智也:「ホントっすか?」
甲斐:「うん。喋ってる声と歌ってる声が一緒の人は、ダメな人なんですよ、普通に。日常で」
智也:「ハイハイ」
甲斐:「普通に喋ってる人が、歌ってって言った時に(笑)同じだったら、いい加減にしろ!お前って」
智也:「(笑)」
甲斐:「それはダメなんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「演技、演技はね、違うじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「ちゃんとね、パフォーマンスやってるワケですから」
智也:「そうっすね」
甲斐:「僕、宙船の時に、スゴイ、それ、思ったんです」
智也:「あ、ホントですか?」
甲斐:「完全に同じになってきたなぁって」
智也:「へぇ」
甲斐:「完全にって、どっからやねん!って言われたら」
智也:「(笑)」
甲斐:「僕、言えますよ!どっから一緒になってきたか」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)言える!」
甲斐:「遡って。」
智也:「あんま、考えた事ないですね」
甲斐:「多分、それ、スゴイいいことだと思います」
智也:「ホントっすか」
甲斐:「ナンかさ、表現する時の、生みの苦しみってさ、20代の時とかって、やっぱりイケイケでいってる時があるじゃないですか」
智也:「そうっすね」
甲斐:「でも、みんな、勢いだけじゃ絶対ダメで」
智也:「うん」
甲斐:「その、獣のカンがないとダメじゃないですか」
智也:「そうっすね」
甲斐:「ね?直感と勢いがあるから、あの、間の部分で、出来る訳じゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「だから勢いと、カンだけで行くっていうのは、えてして、物凄く悪いわけじゃなくて、実はその時代しか出来ないんですよね」
松藤:「そのとおりですね」
智也:「そうですね」
甲斐:「30代中盤くらいから、ちょっと違うスイッチが入ってくるんです」
智也:「そうかも知んないですね」
甲斐:「でもそこのある種の上手さっていうところも、入れていかないと、やっぱりね、ナンか、ダメだもんね」
智也:「そうっすね。うん」
松藤:「表現というのは、そういったもんですからね」
甲斐:「そうそう、そうなんですよ」
智也:「やっぱ、自分もナンか、こう、やってて、台詞で言っちゃう事が一番ラクじゃないですか、表現って」
甲斐:「そうだね」
智也:「『今、怒ってんだよ!』って言っちゃえば、あ、怒ってんだ、みたいな。でもそれをいかに言葉にしないで、伝えられるかって、そういう難しいものを要求されれば要求されるほど、血が騒いでくるんですよね」
甲斐:「(笑)」
智也:「ドMなんです、僕」【紫の人じゃないの~!?】
甲斐:「(笑)」
智也:「ドMなんですよ、そういうところは」
甲斐:「僕ね、(智也は)O型じゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「O型って、ホッントに役者、いい役者多いんですよ」
智也:「そうなんですか?」【ちょっと照れてる?】
甲斐:「えぇ。で、O型って、被り物好きが多いですよ。お笑いの人も」
智也:「あ、そうなんですか?」
甲斐:「うん。例えば、ビートたけしとか」
智也:「おぉ~!」
甲斐:「泉谷しげるもそうですけど」【お笑いじゃないよ!】
智也:「ホントに?」
甲斐:「だからアレはナニかというと、手っ取り早くかぶれば、手っ取り早く違う人格にいけるじゃないですか」
智也:「あぁ!なるほど」
甲斐:「だから演技も一緒なんですよ」
智也:「あ~。それなりに髪形変えて、洋服も変えて」
甲斐:「そう。だから、1本ドラマ撮る度に、その主役の被り物、精神的な被り物やってるワケじゃないですか」
智也:「あ~」
甲斐:「だからO型って、多分、憑依体質でもあるんですよ、すごく」
智也:「へぇ」
甲斐:「だから、僕、スゴイ羨ましいですもん。ナンかいいなぁっと思う」
智也:「甲斐さん、何型なんですか?」
甲斐:「僕、B型なんです」
智也:「えッ!?そうなんですか?」
甲斐:「僕フォワード向きなんですよ。何でよ!」
智也:「(笑)」
甲斐:「どんなサッカー好きよ」
智也:「(笑)」
甲斐:「だから音楽でヨカッタんですよ」
智也:「あ~なるほど」
甲斐:「音楽はもっと直線的なんですよね」
智也:「そうですよね」
甲斐:「そうなんですよ。だからまだ良かったんですけど。それでも押したら引かないといけないんですけどね。僕、押して引くのを覚えたのは、35ぐらいですから」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)それまで押しっぱなしですか?」
松藤:「押しっぱなし」
甲斐:「ものすごい、押すんですよ」
智也:「はぁ~」
甲斐:「僕、ATMで付き指するようなヤツなんですよ」
松藤:「(笑)」
智也:「ドン!ドン!ドン!ドン!みたいな」
甲斐:「どうだ!恐れ入ったか!…スイマセン」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「カッコイイ!」
甲斐:「かっこよくねーよ!」
智也:「タッチパネルが、ぶっ壊れちゃうみたいな(笑)へぇ~」
甲斐:「ね、ということで、今回、でも、レコーディングで、すごく面白いと思ったのは、山口くんと太一くんって歌、ホンッ気で上手いっすね」
智也:「そうっすね!」
甲斐:「上手いですよね~!?」
智也:「えぇ。結構ハモのパートが多かったり、で、山口くんは僕とユニゾンやったりしてるんですけど、やっぱり縦を合わせたりするのは、スゴク上手くて」
甲斐:「上手い、上手い」
松藤:「うん」
智也:「ホントにナンか、1本の歌に聴こえちゃうみたいな」
松藤:「うんうん」
甲斐:「そうそう」
智也:「で、太一くんも、大体下のパートなんですけど、結構5度下っていう、難しいラインを行くんですけど」
松藤:「うんうん」
甲斐:「この人(松藤さん)も大好き、そういうの」
智也:「で、結構、自分の声と合ったりとかして」
松藤:「うんうん」
智也:「そうなんですよね」
松藤:「やっぱりTOKIOサウンドに、声でなってますからね」【イイなぁ!この褒め言葉】
甲斐:「完全になってる、なってる」
松藤:「だから、聴いて判りますからね。他のグループが判らないって言ってるんですけどね!おい!」
智也:「(笑)」
甲斐:「その通りですよ!その通りなんです」
智也:「あ~」
甲斐:「他のグループは声で判らないんですよ」
松藤:「判らない場合が多いですよね」
甲斐:「それで今回『ラン・フリー』やった時、MIXやった時に、その、♪ラン・フリー♪って長瀬くんが言うと、追っかけてくるじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「あの時に、太一くんの声を、そんなに上げてなかったんですよ」
智也:「ハイ」
甲斐:「したら、その、メーカーのプロデューサーが『太一の声、ちょっと上げて下さい』って言ったら、ね?」
松藤:「うん」
甲斐:「上げると更にイロが」
松藤:「出るんだね」
甲斐:「バチン!って出るんだね」
智也:「そうっすね」
甲斐:「だから、やっぱ、下のパートがキチンと歌えるのって、強いんですよ」
智也:「そうっすね」
甲斐:「あの、外国のバンドって、ナンで上手いかって言うと、上にハモるヤツよりも下が上手いんですよ」
智也:「上手いんですよね~!」
甲斐:「だからイイんですよ、アレ」
智也:「太一くんの下ハモは、もう、絶品ですね~」【""ハ(^▽^*) パチパチ♪】
甲斐:「絶品ですよね~」
智也:「素晴らしいですね」
甲斐:「スゴイなと思って。松藤さん、ありがとうございますっ!」
松藤:「(笑)」
智也:「ありがとうございます」【ナンで、智也がお礼を言ってるの!?】
甲斐:「そこなんですよ。TOKIOの色ってそこ」
松藤:「ハイ」
甲斐:「凄いんですよね~。ちゃんとある、みんな、メンバーの声がっていう。ハイ、ということで、ナンか、フジテレビのメントレGの話をしてくれて、ディレクターの丹羽が言ってたんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「まぁ、別に、僕は、ゲストで呼ばれたら、出るだけですから」
松藤:「(笑)」
智也:「いやいやいやもう」
甲斐:「出たいという訳では」
智也:「是非!出て欲しいんですけどね」
松藤:「ね」
甲斐:「ゴールデンになったんですよね(笑)」
智也:「えぇ。ゴールデンになって、日曜9時に、これが」
松藤:「(笑)」
智也:「なったんですけど」
甲斐:「(笑)もういいから」
智也:「(笑)」
甲斐:「ホントに今、言わせてる、みたいな」
智也:「書いてあったので、言った方がいいかなって」
甲斐:「カンベンして下さい」
智也:「でも、あ、え、ご覧になったことって?」
甲斐:「いや、僕、チョー、好きですから」
智也:「あ!ホントっすか?」
甲斐:「えぇ。あの、最初の楽屋で低いカメラで、バッグの中身を出すのだけは勘弁して欲しいなと思ってるだけですけど」
智也:「(笑)でも、もしオファーが来たら?」
甲斐:「じゃ、考えますよ」
智也:「ホントっすか?」
甲斐:「ハイ」
智也:「じゃ、もう」
甲斐:「(笑)」
智也:「是非スタッフの方に」
甲斐:「ナニ!」
智也:「もう、甲斐さんが是非出たいって言ってたぐらいの、話、大きくしておきますんで、僕が」
甲斐:「目、チョー笑ってるんですけど!」
智也:「(笑)もう、すごい大きくしといて。あることないこと言って(笑)どうにかして、甲斐さんをゲストに、ハイ」
甲斐:「ありがとうございます!ハイ、ということで、TOKIOの」
智也:「ハイ」
甲斐:「これは『宙船』が入ってるアルバム」
智也:「そうっすね。一番新しい」
甲斐:「ハイ」
智也:「『Harvest』っていう」
甲斐:「この『グルメファイター』っていうの、これ、長瀬くんが」
智也:「そうですね」
甲斐:「作詞・作曲・アレンジ!」
智也:「アレンジもしましたね」
甲斐:「やったと」
智也:「ハイ」
甲斐:「その曲を聴いて下さい」
智也:「ハイ」
甲斐:「TOKIO『グルメファイター』」
【曲演奏】
甲斐:「ハイ、ということで、TOKIOの長瀬くん、ゲストに2週間、来て頂いて」
智也:「ハイ、ありがとございました」
甲斐:「ありがとうございました。あの、お陰様でですね、いろんな」
智也:「ハイ」
甲斐:「僕、今、プロモーションもずっとやって、やりつつ」
智也:「ハイ」
甲斐:「ツアーも始まっちゃったんで」
智也:「あ!」
甲斐:「いろんなとこで、あの、マイク事件使わせて頂いてます」
智也:「(笑)」
松藤:「(爆笑)」
智也:「いや、ホントにもう」
甲斐:「ホント、ありがとうございます!」
智也:「ホントに申し訳なかったです!」
甲斐:「いやぁ、全然問題ないですよ!」
智也:「胸が痛くて…」
甲斐:「実は、あれ、2本合わせて10万で」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「修理出来ました」
智也:「(笑)」
甲斐:「あれ、飛行機と船で輸送してると、とんでもないことだったんですけど」
智也:「あぁ。いやぁ、申し訳ないです」
甲斐:「いや、僕、お陰で、物凄くMC、使ってるんで(笑)」
智也:「(笑)あ、ホントですか?」【ヨカッタね~♪】
松藤:「全国のツアーで、今、言っております(笑)」
甲斐:「(笑)」
智也:「(笑)マイク破壊王的な存在になってないですか?」
甲斐:「いや、もう、長瀬の野人伝説」
智也:「(笑)野人伝説」
甲斐:「オラァ~!とか実際、リズム間違ったり、歌詞間違ったりしたら、オラァッ~!Yesっ!とか言ってるもんね!?」
智也:「ハイ(笑)」
甲斐:「僕、物凄い、いい度胸だと思ったもん!やった!オレはナマ、見てる!と思ったもん」
智也:「(笑)」【いつ、見に来たんだろう!?】
松藤:「それかよ(笑)」
甲斐:「もう、レッズの岡野か」
松藤:「(笑)野人や!やっぱり」
甲斐:「(笑)野人」
智也:「(笑)それも、ナンか、叩きつけて壊したんじゃなくて、声で壊した」
甲斐:「声ですから!」
智也:「触らないで壊した人って、あんま見ないですよね!?(笑)」
甲斐:「ウマい!ウマい!(笑)」【手を叩いて爆笑中】
智也:「(笑)」
甲斐:「衝撃でね!?」
智也:「衝撃で」
甲斐:「衝撃で。スゴイですよ」
智也:「申し訳ないです」
甲斐:「アレ、マイクの中に紙があって、衝撃で紙がピタッとひっついたら」
松藤:「リボンかなんかですね」
甲斐:「リボンかナンか、震えてるんですけど、それがピタッと、ひっつくと、壊れたっていう状態なんですけど、その紙がちゃんとあった」
松藤:「(笑)」
甲斐:「バッチリでした」
智也:「(笑)」
甲斐:「僕はあとは、語り継いでイイんだなと思って」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)全国のツアーで言ってます」
甲斐:「静かな野人伝説」
智也:「(笑)」
甲斐:「だってミスチルの櫻井くんに続いて、TOKIOだったわけじゃないですか?」
松藤:「ハイ」
甲斐:「もう、ちゃんと逸話がね、一個ずつあるんですよ」
松藤:「(笑)」
智也:「え?櫻井くん時はナンかあったんですか?」【クン付け!?】
甲斐:「10時半に、しか、スケジュールがなかったんですけど」
智也:「ハイ」
松藤:「朝の」
甲斐:「うん。ミスチルもレコーディングしてたんで」
智也:「ハイ」
甲斐:「で、そこしか合わなくて。『じゃ10時半に行きます』っていって、来てくれたの」
智也:「ハイ」
甲斐:「10時半って、僕は声、出ないんです。で、ちょっと茶飲み話で、11時ぐらいから始まったんですけど、バーンッて出るんですよ」
智也:「へぇ~」
甲斐:「えぇ~!?って、アレは本気で驚いた」
智也:「へぇ~、スゴイっすね~」
甲斐:「スゴイですよ。僕、多分、長瀬くん、ワーッて声、アレしてたら、多分、この、持ってる紙、震えると思いますよ」
松藤:「ビビビッて(笑)」
甲斐:「震えますよ」
智也:「(笑)震えますね」
甲斐:「(笑)」
智也:「(笑)間違いなく」
甲斐:「(笑)間違いなく」
松藤:「蝋燭の炎、消えたりして(笑)」
甲斐:「セロか!?マジックか!?」
智也:「(笑)」
甲斐:「ね!ということで、先週もですね、実はエンディングでかかってたんですけど、これは『SWEET CHILD O' MINE』、あの、GUNS N'ROSESの曲なんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「これ、実は、いつも、この番組で最後に聞いてるんですけど」
智也:「あ、そうなんですか?」
甲斐:「人生という、いや、人生という長い旅の最後に聴きたい曲はナンでしょうか?っていう質問をいつも」
智也:「ハイ」
甲斐:「聞いてみたら、コレなんですね」
智也:「そうですね。やっぱ、GUNS N'ROSESの『SWEET CHILD O' MINE』、先週も、ね、言いましたけど」
甲斐:「そうです、エンディングで。あの、葬式の時かけてもらう曲じゃないんですよ。つまり」
智也:「自分の中でってことですよね?」
甲斐:「自分の中」
智也:「ハイ」
甲斐:「自分はちゃんと聴こえてて、自分の中で静かにフェードアウトしようとしてる時ってことですよね?」
智也:「そうですね、やっぱ、この曲ですね」
甲斐:「これ、あの、間奏かナンかの最後の方になると、物凄くカッコいいパートが出てくるでしょ?」
智也:「あ~、ですね」
甲斐:「あそこムチャクチャ」
智也:「カッコイイですね」
甲斐:「いつも、あぁいう、フックがあるんだよね?ガンズって」
智也:「そうっすね。やっぱ、そういうところも含めて好きでしたね、ハイ。イイ意味でも、悪い意味でも」
甲斐:「不良の音楽」
智也:「(笑)ですね」
甲斐:「大体コレで、みんな、長瀬くんがお判りになったと」
松藤:「野人の音楽」
智也:「(笑)野人の音楽」
甲斐:「ホント、だけど、チョー、マニアックな会話で終始しまして、どうもありがとうございました」
智也:「こちらこそ、どうもありがとうございました。また是非、呼んで下さい」
甲斐:「せっかく来てもらったんで、こういう会話はね、他では出来ない」
智也:「そうっすね~!なかなか食いついてくれないとこで、お二人が食いついてきてくれたんで(笑)」
甲斐:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「それが、スゴイ、嬉しかったです(笑)ハイ」
甲斐:「(笑)そうか!普通、そこに引っかからないんだ!?」
智也:「普通、みんな、判んないで、『あ~、そうなんだ』みたいなカンジで終ってくんですけど」
甲斐:「なるほどね~」
智也:「(笑)嬉しかったです」
甲斐:「ハイ!というコトで、ホントに2週間もありがとうございました。TOKIOの長瀬智也さんをお招きしまして、ゲストに来て頂きました。どうも、ホント、ありがとうございました」
智也:「ありがとうございました」
甲斐:「長瀬くん、どうもありがとう」
智也:「ありがとうございました~」
松藤:「松藤でございます」
甲斐:「ということで、今夜のゲストはですね、先週に引き続き、TOKIOの長瀬智也くんをお招きしております」
智也:「ヨロシクお願いしま~す!長瀬で~す」
甲斐:「うっす。ね」
智也:「ハイ」
甲斐:「文化放送も喫煙者は肩身が狭く」
智也:「ハイ」
甲斐:「もう、ちょっと細長い」
智也:「そうっすね」
甲斐:「ナンて言うか、駅のベンチみたいなベンチが奥に一個置かれてて」
智也:「ヘコヘコしながら」
松藤:「ヘコヘコしながら」
智也:「喫煙タイム」
松藤:「そうですよね」
甲斐:「文化放送の喫煙室に来ると、とにかく長瀬くんはいるわ、武田鉄矢がいたりしますよね?」
松藤:「ハイ(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「みんな同じところに」
智也:「(笑)みんな、同じですからね」
甲斐:「同じですからね。ナンで、こんなに神経質に、世界中が。日本は、日本人ってホント、生真面目ですよね」
松藤:「ハイ(笑)」
智也:「そうっすね」
甲斐:「日本人は、そのスイッチがあると、ものすごく、急に物凄くスイッチあるじゃないですか?」
松藤:「そうですね。で、吸うのが悪になってしまいますからね」
甲斐:「そうですよね。昔、テレビに出ないだけで、僕ら魔女狩りのようでしたもんね」
松藤:「ハイ」
甲斐:「それぐらい、いいじゃんね~!?」
智也:「(笑)」
甲斐:「ハイ、ということで、今夜はですね、長瀬くんに引き続きお話を伺いたいと思っております!」
智也:「ハイ。お願いします」
甲斐:「ハイ、ということで、長瀬くんです!」
智也:「ハイ」
甲斐:「どーも」
智也:「お願いします!」
甲斐:「ナンか、(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「1978年」
智也:「ハイ」
甲斐:「11月7日。現在28歳」
智也:「ハイ、そうです」
甲斐:「横浜生まれ」
智也:「ハイ、そうです」
甲斐:「1978年は『HERO』が出た時らしいです」
智也:「そうっすね~」
松藤:「そのあたり」
甲斐:「え~!?」
松藤:「レコーディングしてたんじゃないですか?よく考えると」
甲斐:「78年の12月かナンかなんっすかね?っていうことですよね?」
松藤:「そうですね」
甲斐:「リリースされた。…ふ~ん」
松藤:「ふ~ん(笑)」
甲斐:「ヤダな!」
智也:「ヤダな(笑)そうなんすね」
甲斐:「15歳で」
智也:「15歳で、ハイ、CDデビューしましたね」
甲斐:「先週も言ってましたもんね」
智也:「ハイ」
甲斐:「ナンか、アレですよね、あの、ナンかこう、いろいろ、役者、ま、バンドでTOKIOっていうのがあって、役者っていう現場がまたあるじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「それって、もう、すごく小っちゃい時から、放り込まれるワケじゃないですか」
智也:「ハイ、そうですね」
甲斐:「ドーン!て」
智也:「えぇ」
甲斐:「最初、やっぱ、端役みたいなとっからいったんですか?」
智也:「いや、ま、普通に最初は先輩のバックダンスで」
甲斐:「あ、なるほど、そうか。それもそうっすね」
智也:「踊りも踊ってたんですけど、で、僕はCDデビューより、ドラマデビューの方が早くて、14歳の頃に、初めて学園モノのドラマでデビューして、ハイ。それで15歳ん時にCDデビューしたんですよね」
甲斐:「あぁ、そう。『白線流し』がもう16っていうことですもんね」
智也:「そうですね、ハイ」
甲斐:「大体回転が速いですからね」
智也:「そうですね」
甲斐:「吉本とジャニーズは」
智也:「(笑)」
甲斐:「ものすごい現場主義ですもんね?オラっ、ドンドン行けっ!みたいな」
智也:「だから、今は逆に、今考えたらスゴイ、自分ではそんな風に思わなかったですけど、16歳で主役をやるっていうのは、今、考えたら早かったんだなぁっていう風に思いますね」
甲斐:「そうですよね」
智也:「今はね、やっぱりみんな二十歳とか二十歳過ぎぐらいから、主役になったりとか、するんですけど。今考えたら早かったんだなって思いますね」
甲斐:「ミュージシャンも、結局15年ぐらい前から、ロックは市民権を得たワケですよ」
智也:「ほぉ」
甲斐:「そっからJ-POPって言うんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「その頃からドンドンドンドン、デビューってみんな、遅くなってるんですよね」
松藤:「そうですね」
智也:「へぇ~」
甲斐:「あれ、不思議なんです。市民権を得ると、絶対数が増えるじゃない?」
智也:「ハイハイハイハイハイ」
甲斐:「絶対数が増えると、みんなデビュー、いろんな年代がいるんで、デビュー、遅くなって行くんです」
智也:「へぇ~」
甲斐:「数が増えるとね」
松藤:「そうですね」
甲斐:「だから僕ら、僕、二十歳ぐらいなんですけど、デビュー」
智也:「ハイ」
甲斐:「今考えるとすごく早いって」
松藤:「早いですよね」
智也:「早いですよね」
甲斐:「最近言われますよね。僕らの頃、多かったですよね?」
松藤:「多かったですね」
甲斐:「まぁ、ほとんど残ってませんがね(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「へぇ、そうなんだ」
甲斐:「僕、だって、同じ年齢ってユーミンしかいないんですよ」
智也:「えぇ~!?そうなんですか?」
甲斐:「ハイ。ユーミンも元気じゃないすか?」
松藤:「(笑)」
智也:「そうですね。デビューはどっちが早いんですか?」
甲斐:「デビューは…」
松藤:「ユーミンが1年」
甲斐:「ユーミンが半年?」
松藤:「1年ぐらいかな?」
甲斐:「1年ぐらい早いのかな?」
松藤:「1年ぐらい早いのかな?」
智也:「へぇ~」
甲斐:「そうなんですよ」
智也:「そうなんっすか」
甲斐:「元気ですよね?ユーミンも」
智也:「元気ですよね、今でも」
甲斐:「丹羽くんはユーミンの番組もやってるんです」
智也:「あ~、そうっすか?」
甲斐:「ユーミンと僕の番組、どっちもやってるんですよ」
智也:「あら」
甲斐:「スゴイ、失礼でしょ?それ」
松藤:「(笑)」
智也:「ドッチが大事なんですか?」
甲斐:「(爆笑)」
松藤:「やった!オレ達が聞けない事を聞いてくれた!(笑)」
甲斐:「(笑)やった~!やった~!」
智也:「(笑)」
松藤:「あ、首ひねってる」
甲斐:「多分、ユーミンの現場に行ったら、僕の事、チクってるんですよ」
智也:「あ~、間違いないっすね」
甲斐:「間違いないです(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「なるほど~」
甲斐:「それで、その、16歳で、そういうこと、やりながら」
智也:「ハイ」
甲斐:「横浜に戻ってたんですか?」
智也:「戻ってました!もう、ヒマさえあれば」
甲斐:「そうだよね~」
智也:「ま、一応合宿所には住んでたんですけど、もう時間さえあれば、もう。バイクも乗ってましたし。バイクでかっ飛ばして家まで帰ってみたいな。実家まで帰って友達と遊ぶ」
甲斐:「それは素の友達ですもんね?だって」
智也:「そうですね。もう小学生から知ってる」
甲斐:「ね」
松藤:「(笑)ホントに」
智也:「もう足のつま先から頭のつま先までも【頭のつま先って!】見られてるような。親よりも自分のこと知ってるようなヤツらばっかで」
甲斐:「へぇ~。そうか、休みがあると。いいね、でも考えたらさ、戻れる街なんだもん」
松藤:「地元がすぐ傍にあるってイイね~」
甲斐:「傍っていいよね~。でもちょっと距離があるって」
松藤:「うん。意識的に戻ってる感じがするもんね」
甲斐:「そうそうそうそう」
智也:「そうっすね」
甲斐:「オレ達、戻れないもんね!?」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)福岡に、ちょっと行って来るわ~って」
甲斐:「チョー、遠いもんね」
松藤:「遠い!遠い!」
甲斐:「あの頃、遠かったよね?」
松藤:「遠かった」
智也:「そうっすよね」
甲斐:「だから正月とか、やっぱり東京いたりするんです。正月は、みんな閉まってるじゃないですか、店が。だから松藤とか、スゴイ探してたもんね」
松藤:「デビューの年は、コンビニないし、ファミレスないし」
智也:「そうっすよね!?」
松藤:「正月ってお休みなんだ~って。どうしようかと思ったもんね」
甲斐:「ナンか、考えたら、そんな古い話って自慢出来るんだ、今」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「古い話も自慢出来るんだね~」
松藤:「東京にコンビニなかったんだぜ~って」
甲斐:「考えられないもんね、コンビニもファミレスもないって」
智也:「そうですよね」
甲斐:「そうなんだ。あの、ナンか、こう、役者やってて、ま、もちろん、歌っててもいいんですけど、表現することってさ、生みの苦しみとかあります?」
智也:「いや、そこは楽しいから多分出来てると思うんですよね」
甲斐:「そうなんだ…」
智也:「常に、結構移動、その、ドラマとか撮ってる時に、ロケからロケに移動する時とか、一人で車の後部座席でニヤニヤしてたりするんですよね」
甲斐:「(笑)」
智也:「で、その、冷静に客観的に自分を見た時に、あ、オレ、やべぇ!今の顔、みたいな」
松藤:「(笑)」
甲斐:「(笑)」
智也:「そん時は大抵、次のシーンはどうやって、やってやろうかな?とか、この台詞、どうやって、言ってやろうかな、ナンか面白ぇ表現の仕方、ないかなって」
甲斐:「とにかく物凄い集中力が高くて短い時間で覚えるんでしょ?」
智也:「そうなんですよ。短期(短気?)なんですよね」
甲斐:「ですよね?」
智也:「丸一日集中してること、僕、出来ないんですよ」
甲斐:「いやいや、だけどさ」
智也:「ハイ」
甲斐:「歌にしたってそうじゃないですか」
智也:「そうっすね」
甲斐:「物凄い短い時間で覚えるんですもんね」
智也:「そうっすね」
甲斐:「台詞もやっぱり短い時間で入れるんですか?」
智也:「もうギリギリまで入れないですね」
松藤:「すっげ~なぁ!」
智也:「もうギリギリの、ま、最初に順番的にドライっていうのをやって、そこで、要はカメラ割りみたいのを、カメラマンたちが決めて」
甲斐:「そうですね」
智也:「ディレクターと打ち合わせして。その後に初めてカメリハとかランスルーとか、ま、本番に向けての工程があるんですけど、その打ち合わせしている、ドライっていうのが終った後に、ディレクターとスタッフが打ち合わせしてる間に全部覚えるんですよね」
松藤:「すっげ~なぁ!」
甲斐:「あぁ、そうかぁ。ま、そうですよね?ある程度、行って、現場に行って、様子見てみて、なんとなく環境見てみないと、自分が勝手にいろいろ想像したって、ホントはムリですもんね」
智也:「そうなんですよね。だって、相手の人がどうやって言ってくるかも判らないですし」
甲斐:「そうなんですよ。と、いう事はですよ」
智也:「ハイ」
甲斐:「ココが聞きたかったんですけど、相手の台詞を覚えてませんよね?」
智也:「もちろんです!」
甲斐:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「いや、それはもう、自分の、自分の意思を持ったもの同士のぶつかり合いじゃないですか」
甲斐:「そうです」
智也:「人の意思は判っちゃいけないって僕は思ってるので、ハイ」
松藤:「なるほど」
甲斐:「いや、それと、それ、ホントなんです、ホントの事なんです!」
智也:「ハイ」
甲斐:「というのは、自分が、これ喋った時に相手が何を喋って来るか、知ってるわけ無いもんね!?」
智也:「そうです」
甲斐:「だから、相手の台詞、覚えちゃいけないですよ、ホントは」
智也:「いけないです」
甲斐:「だけど、ナンで、アレ覚えるかというと、日本の役者、特に多いんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「要するに、生真面目だっていうのと、あと、流れを覚えておかないと落ち着かないんですよ、みんな」
智也:「あ~」
甲斐:「だから、覚えちゃうんですよ、一応。流れの為に」
智也:「あ~、なるほど」
甲斐:「だけど、自分がコレを喋った時に相手、こう、次、喋って来るっていうのを知ってるわけないもんね」
智也:「そうっすね。でも、自分がこう言ったら、こう返ってくるだろうっていうこともあるじゃないですか。そういうとこは(笑)相手が言う前に自分が言ったりとか、することもあるんですけど」
甲斐:「だからいくつか、こうやって、カメリハとかやって行きながら、徐々にあぁ、なるほどねっていう感じですよね?」
智也:「そうですね」
甲斐:「でもそれは、キチッといかないもんね。だから余計にいいよね」
智也:「行かないっすね。そうっすね。だから、逆に言うと、本番でミラクルが起きる事もあるっていう」
甲斐:「そうそうそう!」
智也:「そうなんですよね」
甲斐:「もう、それだけ聞きたかったの。じゃ、もう番組コレで(笑)」
松藤:「おい!(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「絶対オレは相手の台詞は入れずに入ってるだろうなぁっていうのを、何回見ても思いました」
智也:「そうっすね」
甲斐:「でね、アレ、相手の台詞を入れて、流れの中で言ってる人って、判るんですよ」
智也:「あ~」
甲斐:「だから、もう、もうね、あの、判ってるんで、相手の顔を真剣に見てないんですよ」
智也:「あ、僕がですか?」
甲斐:「違う、違う、違う。そういう、相手の台詞が判りながら、喋ってる人って」
智也:「あ~なるほど!なるほど!その人の表情を見てないってこと」
甲斐:「そうそう。だって、ホントは表情見なきゃ、オカシイじゃないですか。自分が台詞、投げてるわけだから」
智也:「そうっすね」
松藤:「相手がいなくていい、演技をしてるんですね」
甲斐:「その通り!」
松藤:「自分だけの演技をしてるワケですね」
甲斐:「その通りです。で、僕が北の国からの純君の吉岡秀隆くんと、一時、しょっちゅう、一緒にいたんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「吉岡に『ねぇ、あの人とあの人はさ、物凄い、演技やりづらいでしょ?』と僕が言ったら『そうそうそうそう!』」
智也:「マジっすか!?」
甲斐:「うん!やっぱり目を見ないんだって」
智也:「へぇ~」
甲斐:「やっぱり吉岡もスゴイ、フラットな演技するじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「で、彼は自分がこう言うと、相手がこう来るっていうのは、出来るだけないようにしてるワケですよ」
智也:「へぇ~、なるほど」
甲斐:「だから、こうやった時に、全く目を見ないで返してくるっていうのは、やりづらいよねって。『物凄く、やりづらいです』って」
智也:「あ~」
松藤:「相手の音、聴かないで、演奏してるみたいなもんですよね」
智也:「あ、そうですね」
甲斐:「【拍手中】」
智也:「素晴らしい!」
松藤:「音楽業界に例えると」
甲斐:「そんな感じ」
松藤:「いますからね」
智也:「いますね~(笑)」
甲斐:「ドラムとベースとギターとキーボード弾いてんだからさ、それ聴きながら、ボーカルいこうよっていうのは、当たり前だもんね?」
智也:「そうですね」
甲斐:「それぐらい受けたってね」
松藤:「そう」
甲斐:「失敗しないもんね、人生に」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「マニアックだなぁ~、この話も(笑)」
甲斐:「ハイ、ということで、今夜はですね、TOKIOの長瀬智也くんをお招きして」
智也:「ハイ」
甲斐:「おります!先週に引き続き」
智也:「ハイ」
甲斐:「ま、ギャラリーがまぁ、当然のように多いですよね?」
松藤:「ハイ」
甲斐:「こういう時は」
松藤:「うん」
甲斐:「ちょっといいですね」
智也:「多いんですか?これが」
甲斐:「だって、いつも、スカースカしてますよ」
智也:「(笑)スカースカ、してますか?」
松藤:「静か~な感じでやってるもんね(笑)」
甲斐:「通常ね、もう、そっと、ゴメンなさいみたいな」
松藤:「そっとゴメンなさい(笑)」
智也:「(笑)」
松藤:「オジサンたち、喋ってま~すみたいな」
甲斐:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「『ラン・フリー』なんですけど」
智也:「えぇ」
甲斐:「やっぱり、あそこのA'のところの」
智也:「ハイ、ハイ」
甲斐:「ファルセット」
松藤:「ファルセット」
甲斐:「あそこね!Aメロでちょっと押しておいて、A’でファルセット、ちょっと抜くって」
松藤:「あそこ、キュッと来ますよね、もう」
甲斐:「そうなんですよ。僕、完璧にあれでもう、やられたと。あ、負けた!と思いましたもんね」
松藤:「うん」
甲斐:「ま、どっか、勝ち負けですから、こんなの」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「やられたなと」
松藤:「いつか、甲斐さんバージョンが出る時には」
智也:「それ、いいじゃないですか!」
甲斐:「いや、スイマセン、僕、出来ませんから!あぁいう手法は」
智也:「(笑)」
松藤:「じゃ、ファルセットだけは、オレがやりますから。おい!(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「くそー!悔しい!あの、アレなんですよ。僕、段々、最近思ってるんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「あの、演技してる時の声と、歌ってる時の声、前はちょっと差が、僕、あったと思うんですけど」
智也:「あぁ」
甲斐:「最近、ドンドンそれが、もう、ほとんど変わらなくなって来てますよね?」
智也:「あ、そうですかね?」
甲斐:「うん。それ、ムチャムチャいいことなんですよ」
智也:「あ~、あんま、意識した事は無かったですね」
甲斐:「うん、多分ね、え~と、5、6年前だったらね」
智也:「ハイ」
甲斐:「多分、違ったと思いますよ」
智也:「へぇ~」
甲斐:「演技してる時の、あの、張ったカンジの声と、歌ってる時の声が、もう、ほとんど、変わらないカンジなの」
智也:「ホントっすか?」
甲斐:「うん。喋ってる声と歌ってる声が一緒の人は、ダメな人なんですよ、普通に。日常で」
智也:「ハイハイ」
甲斐:「普通に喋ってる人が、歌ってって言った時に(笑)同じだったら、いい加減にしろ!お前って」
智也:「(笑)」
甲斐:「それはダメなんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「演技、演技はね、違うじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「ちゃんとね、パフォーマンスやってるワケですから」
智也:「そうっすね」
甲斐:「僕、宙船の時に、スゴイ、それ、思ったんです」
智也:「あ、ホントですか?」
甲斐:「完全に同じになってきたなぁって」
智也:「へぇ」
甲斐:「完全にって、どっからやねん!って言われたら」
智也:「(笑)」
甲斐:「僕、言えますよ!どっから一緒になってきたか」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)言える!」
甲斐:「遡って。」
智也:「あんま、考えた事ないですね」
甲斐:「多分、それ、スゴイいいことだと思います」
智也:「ホントっすか」
甲斐:「ナンかさ、表現する時の、生みの苦しみってさ、20代の時とかって、やっぱりイケイケでいってる時があるじゃないですか」
智也:「そうっすね」
甲斐:「でも、みんな、勢いだけじゃ絶対ダメで」
智也:「うん」
甲斐:「その、獣のカンがないとダメじゃないですか」
智也:「そうっすね」
甲斐:「ね?直感と勢いがあるから、あの、間の部分で、出来る訳じゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「だから勢いと、カンだけで行くっていうのは、えてして、物凄く悪いわけじゃなくて、実はその時代しか出来ないんですよね」
松藤:「そのとおりですね」
智也:「そうですね」
甲斐:「30代中盤くらいから、ちょっと違うスイッチが入ってくるんです」
智也:「そうかも知んないですね」
甲斐:「でもそこのある種の上手さっていうところも、入れていかないと、やっぱりね、ナンか、ダメだもんね」
智也:「そうっすね。うん」
松藤:「表現というのは、そういったもんですからね」
甲斐:「そうそう、そうなんですよ」
智也:「やっぱ、自分もナンか、こう、やってて、台詞で言っちゃう事が一番ラクじゃないですか、表現って」
甲斐:「そうだね」
智也:「『今、怒ってんだよ!』って言っちゃえば、あ、怒ってんだ、みたいな。でもそれをいかに言葉にしないで、伝えられるかって、そういう難しいものを要求されれば要求されるほど、血が騒いでくるんですよね」
甲斐:「(笑)」
智也:「ドMなんです、僕」【紫の人じゃないの~!?】
甲斐:「(笑)」
智也:「ドMなんですよ、そういうところは」
甲斐:「僕ね、(智也は)O型じゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「O型って、ホッントに役者、いい役者多いんですよ」
智也:「そうなんですか?」【ちょっと照れてる?】
甲斐:「えぇ。で、O型って、被り物好きが多いですよ。お笑いの人も」
智也:「あ、そうなんですか?」
甲斐:「うん。例えば、ビートたけしとか」
智也:「おぉ~!」
甲斐:「泉谷しげるもそうですけど」【お笑いじゃないよ!】
智也:「ホントに?」
甲斐:「だからアレはナニかというと、手っ取り早くかぶれば、手っ取り早く違う人格にいけるじゃないですか」
智也:「あぁ!なるほど」
甲斐:「だから演技も一緒なんですよ」
智也:「あ~。それなりに髪形変えて、洋服も変えて」
甲斐:「そう。だから、1本ドラマ撮る度に、その主役の被り物、精神的な被り物やってるワケじゃないですか」
智也:「あ~」
甲斐:「だからO型って、多分、憑依体質でもあるんですよ、すごく」
智也:「へぇ」
甲斐:「だから、僕、スゴイ羨ましいですもん。ナンかいいなぁっと思う」
智也:「甲斐さん、何型なんですか?」
甲斐:「僕、B型なんです」
智也:「えッ!?そうなんですか?」
甲斐:「僕フォワード向きなんですよ。何でよ!」
智也:「(笑)」
甲斐:「どんなサッカー好きよ」
智也:「(笑)」
甲斐:「だから音楽でヨカッタんですよ」
智也:「あ~なるほど」
甲斐:「音楽はもっと直線的なんですよね」
智也:「そうですよね」
甲斐:「そうなんですよ。だからまだ良かったんですけど。それでも押したら引かないといけないんですけどね。僕、押して引くのを覚えたのは、35ぐらいですから」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)それまで押しっぱなしですか?」
松藤:「押しっぱなし」
甲斐:「ものすごい、押すんですよ」
智也:「はぁ~」
甲斐:「僕、ATMで付き指するようなヤツなんですよ」
松藤:「(笑)」
智也:「ドン!ドン!ドン!ドン!みたいな」
甲斐:「どうだ!恐れ入ったか!…スイマセン」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「カッコイイ!」
甲斐:「かっこよくねーよ!」
智也:「タッチパネルが、ぶっ壊れちゃうみたいな(笑)へぇ~」
甲斐:「ね、ということで、今回、でも、レコーディングで、すごく面白いと思ったのは、山口くんと太一くんって歌、ホンッ気で上手いっすね」
智也:「そうっすね!」
甲斐:「上手いですよね~!?」
智也:「えぇ。結構ハモのパートが多かったり、で、山口くんは僕とユニゾンやったりしてるんですけど、やっぱり縦を合わせたりするのは、スゴク上手くて」
甲斐:「上手い、上手い」
松藤:「うん」
智也:「ホントにナンか、1本の歌に聴こえちゃうみたいな」
松藤:「うんうん」
甲斐:「そうそう」
智也:「で、太一くんも、大体下のパートなんですけど、結構5度下っていう、難しいラインを行くんですけど」
松藤:「うんうん」
甲斐:「この人(松藤さん)も大好き、そういうの」
智也:「で、結構、自分の声と合ったりとかして」
松藤:「うんうん」
智也:「そうなんですよね」
松藤:「やっぱりTOKIOサウンドに、声でなってますからね」【イイなぁ!この褒め言葉】
甲斐:「完全になってる、なってる」
松藤:「だから、聴いて判りますからね。他のグループが判らないって言ってるんですけどね!おい!」
智也:「(笑)」
甲斐:「その通りですよ!その通りなんです」
智也:「あ~」
甲斐:「他のグループは声で判らないんですよ」
松藤:「判らない場合が多いですよね」
甲斐:「それで今回『ラン・フリー』やった時、MIXやった時に、その、♪ラン・フリー♪って長瀬くんが言うと、追っかけてくるじゃないですか」
智也:「ハイ」
甲斐:「あの時に、太一くんの声を、そんなに上げてなかったんですよ」
智也:「ハイ」
甲斐:「したら、その、メーカーのプロデューサーが『太一の声、ちょっと上げて下さい』って言ったら、ね?」
松藤:「うん」
甲斐:「上げると更にイロが」
松藤:「出るんだね」
甲斐:「バチン!って出るんだね」
智也:「そうっすね」
甲斐:「だから、やっぱ、下のパートがキチンと歌えるのって、強いんですよ」
智也:「そうっすね」
甲斐:「あの、外国のバンドって、ナンで上手いかって言うと、上にハモるヤツよりも下が上手いんですよ」
智也:「上手いんですよね~!」
甲斐:「だからイイんですよ、アレ」
智也:「太一くんの下ハモは、もう、絶品ですね~」【""ハ(^▽^*) パチパチ♪】
甲斐:「絶品ですよね~」
智也:「素晴らしいですね」
甲斐:「スゴイなと思って。松藤さん、ありがとうございますっ!」
松藤:「(笑)」
智也:「ありがとうございます」【ナンで、智也がお礼を言ってるの!?】
甲斐:「そこなんですよ。TOKIOの色ってそこ」
松藤:「ハイ」
甲斐:「凄いんですよね~。ちゃんとある、みんな、メンバーの声がっていう。ハイ、ということで、ナンか、フジテレビのメントレGの話をしてくれて、ディレクターの丹羽が言ってたんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「まぁ、別に、僕は、ゲストで呼ばれたら、出るだけですから」
松藤:「(笑)」
智也:「いやいやいやもう」
甲斐:「出たいという訳では」
智也:「是非!出て欲しいんですけどね」
松藤:「ね」
甲斐:「ゴールデンになったんですよね(笑)」
智也:「えぇ。ゴールデンになって、日曜9時に、これが」
松藤:「(笑)」
智也:「なったんですけど」
甲斐:「(笑)もういいから」
智也:「(笑)」
甲斐:「ホントに今、言わせてる、みたいな」
智也:「書いてあったので、言った方がいいかなって」
甲斐:「カンベンして下さい」
智也:「でも、あ、え、ご覧になったことって?」
甲斐:「いや、僕、チョー、好きですから」
智也:「あ!ホントっすか?」
甲斐:「えぇ。あの、最初の楽屋で低いカメラで、バッグの中身を出すのだけは勘弁して欲しいなと思ってるだけですけど」
智也:「(笑)でも、もしオファーが来たら?」
甲斐:「じゃ、考えますよ」
智也:「ホントっすか?」
甲斐:「ハイ」
智也:「じゃ、もう」
甲斐:「(笑)」
智也:「是非スタッフの方に」
甲斐:「ナニ!」
智也:「もう、甲斐さんが是非出たいって言ってたぐらいの、話、大きくしておきますんで、僕が」
甲斐:「目、チョー笑ってるんですけど!」
智也:「(笑)もう、すごい大きくしといて。あることないこと言って(笑)どうにかして、甲斐さんをゲストに、ハイ」
甲斐:「ありがとうございます!ハイ、ということで、TOKIOの」
智也:「ハイ」
甲斐:「これは『宙船』が入ってるアルバム」
智也:「そうっすね。一番新しい」
甲斐:「ハイ」
智也:「『Harvest』っていう」
甲斐:「この『グルメファイター』っていうの、これ、長瀬くんが」
智也:「そうですね」
甲斐:「作詞・作曲・アレンジ!」
智也:「アレンジもしましたね」
甲斐:「やったと」
智也:「ハイ」
甲斐:「その曲を聴いて下さい」
智也:「ハイ」
甲斐:「TOKIO『グルメファイター』」
【曲演奏】
甲斐:「ハイ、ということで、TOKIOの長瀬くん、ゲストに2週間、来て頂いて」
智也:「ハイ、ありがとございました」
甲斐:「ありがとうございました。あの、お陰様でですね、いろんな」
智也:「ハイ」
甲斐:「僕、今、プロモーションもずっとやって、やりつつ」
智也:「ハイ」
甲斐:「ツアーも始まっちゃったんで」
智也:「あ!」
甲斐:「いろんなとこで、あの、マイク事件使わせて頂いてます」
智也:「(笑)」
松藤:「(爆笑)」
智也:「いや、ホントにもう」
甲斐:「ホント、ありがとうございます!」
智也:「ホントに申し訳なかったです!」
甲斐:「いやぁ、全然問題ないですよ!」
智也:「胸が痛くて…」
甲斐:「実は、あれ、2本合わせて10万で」
松藤:「(笑)」
智也:「(笑)」
甲斐:「修理出来ました」
智也:「(笑)」
甲斐:「あれ、飛行機と船で輸送してると、とんでもないことだったんですけど」
智也:「あぁ。いやぁ、申し訳ないです」
甲斐:「いや、僕、お陰で、物凄くMC、使ってるんで(笑)」
智也:「(笑)あ、ホントですか?」【ヨカッタね~♪】
松藤:「全国のツアーで、今、言っております(笑)」
甲斐:「(笑)」
智也:「(笑)マイク破壊王的な存在になってないですか?」
甲斐:「いや、もう、長瀬の野人伝説」
智也:「(笑)野人伝説」
甲斐:「オラァ~!とか実際、リズム間違ったり、歌詞間違ったりしたら、オラァッ~!Yesっ!とか言ってるもんね!?」
智也:「ハイ(笑)」
甲斐:「僕、物凄い、いい度胸だと思ったもん!やった!オレはナマ、見てる!と思ったもん」
智也:「(笑)」【いつ、見に来たんだろう!?】
松藤:「それかよ(笑)」
甲斐:「もう、レッズの岡野か」
松藤:「(笑)野人や!やっぱり」
甲斐:「(笑)野人」
智也:「(笑)それも、ナンか、叩きつけて壊したんじゃなくて、声で壊した」
甲斐:「声ですから!」
智也:「触らないで壊した人って、あんま見ないですよね!?(笑)」
甲斐:「ウマい!ウマい!(笑)」【手を叩いて爆笑中】
智也:「(笑)」
甲斐:「衝撃でね!?」
智也:「衝撃で」
甲斐:「衝撃で。スゴイですよ」
智也:「申し訳ないです」
甲斐:「アレ、マイクの中に紙があって、衝撃で紙がピタッとひっついたら」
松藤:「リボンかなんかですね」
甲斐:「リボンかナンか、震えてるんですけど、それがピタッと、ひっつくと、壊れたっていう状態なんですけど、その紙がちゃんとあった」
松藤:「(笑)」
甲斐:「バッチリでした」
智也:「(笑)」
甲斐:「僕はあとは、語り継いでイイんだなと思って」
智也:「(笑)」
松藤:「(笑)全国のツアーで言ってます」
甲斐:「静かな野人伝説」
智也:「(笑)」
甲斐:「だってミスチルの櫻井くんに続いて、TOKIOだったわけじゃないですか?」
松藤:「ハイ」
甲斐:「もう、ちゃんと逸話がね、一個ずつあるんですよ」
松藤:「(笑)」
智也:「え?櫻井くん時はナンかあったんですか?」【クン付け!?】
甲斐:「10時半に、しか、スケジュールがなかったんですけど」
智也:「ハイ」
松藤:「朝の」
甲斐:「うん。ミスチルもレコーディングしてたんで」
智也:「ハイ」
甲斐:「で、そこしか合わなくて。『じゃ10時半に行きます』っていって、来てくれたの」
智也:「ハイ」
甲斐:「10時半って、僕は声、出ないんです。で、ちょっと茶飲み話で、11時ぐらいから始まったんですけど、バーンッて出るんですよ」
智也:「へぇ~」
甲斐:「えぇ~!?って、アレは本気で驚いた」
智也:「へぇ~、スゴイっすね~」
甲斐:「スゴイですよ。僕、多分、長瀬くん、ワーッて声、アレしてたら、多分、この、持ってる紙、震えると思いますよ」
松藤:「ビビビッて(笑)」
甲斐:「震えますよ」
智也:「(笑)震えますね」
甲斐:「(笑)」
智也:「(笑)間違いなく」
甲斐:「(笑)間違いなく」
松藤:「蝋燭の炎、消えたりして(笑)」
甲斐:「セロか!?マジックか!?」
智也:「(笑)」
甲斐:「ね!ということで、先週もですね、実はエンディングでかかってたんですけど、これは『SWEET CHILD O' MINE』、あの、GUNS N'ROSESの曲なんですけど」
智也:「ハイ」
甲斐:「これ、実は、いつも、この番組で最後に聞いてるんですけど」
智也:「あ、そうなんですか?」
甲斐:「人生という、いや、人生という長い旅の最後に聴きたい曲はナンでしょうか?っていう質問をいつも」
智也:「ハイ」
甲斐:「聞いてみたら、コレなんですね」
智也:「そうですね。やっぱ、GUNS N'ROSESの『SWEET CHILD O' MINE』、先週も、ね、言いましたけど」
甲斐:「そうです、エンディングで。あの、葬式の時かけてもらう曲じゃないんですよ。つまり」
智也:「自分の中でってことですよね?」
甲斐:「自分の中」
智也:「ハイ」
甲斐:「自分はちゃんと聴こえてて、自分の中で静かにフェードアウトしようとしてる時ってことですよね?」
智也:「そうですね、やっぱ、この曲ですね」
甲斐:「これ、あの、間奏かナンかの最後の方になると、物凄くカッコいいパートが出てくるでしょ?」
智也:「あ~、ですね」
甲斐:「あそこムチャクチャ」
智也:「カッコイイですね」
甲斐:「いつも、あぁいう、フックがあるんだよね?ガンズって」
智也:「そうっすね。やっぱ、そういうところも含めて好きでしたね、ハイ。イイ意味でも、悪い意味でも」
甲斐:「不良の音楽」
智也:「(笑)ですね」
甲斐:「大体コレで、みんな、長瀬くんがお判りになったと」
松藤:「野人の音楽」
智也:「(笑)野人の音楽」
甲斐:「ホント、だけど、チョー、マニアックな会話で終始しまして、どうもありがとうございました」
智也:「こちらこそ、どうもありがとうございました。また是非、呼んで下さい」
甲斐:「せっかく来てもらったんで、こういう会話はね、他では出来ない」
智也:「そうっすね~!なかなか食いついてくれないとこで、お二人が食いついてきてくれたんで(笑)」
甲斐:「(笑)」
松藤:「(笑)」
智也:「それが、スゴイ、嬉しかったです(笑)ハイ」
甲斐:「(笑)そうか!普通、そこに引っかからないんだ!?」
智也:「普通、みんな、判んないで、『あ~、そうなんだ』みたいなカンジで終ってくんですけど」
甲斐:「なるほどね~」
智也:「(笑)嬉しかったです」
甲斐:「ハイ!というコトで、ホントに2週間もありがとうございました。TOKIOの長瀬智也さんをお招きしまして、ゲストに来て頂きました。どうも、ホント、ありがとうございました」
智也:「ありがとうございました」
甲斐:「長瀬くん、どうもありがとう」
智也:「ありがとうございました~」
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