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浜「おはようございます」
智「おはようございます。長瀬智也です。宜しくお願いします」
浜「宜しくお願いします。長瀬さん、この映画、ヒジョーに良い映画でした」
智「ありがとうございます。恐縮です」
浜「それでね、もっと堅い話かと思ったら、結構、判りやすくて面白いんですよね」
智「そうですね~」
浜「それでね、ウチの番組は毎月1回試写会やってるんですよ」
智「あ、毎月⁉」
浜「毎月」
智「へ~」
浜「この『空飛ぶタイヤ』が過去最高の応募数で過去最高の入りやったんです」
智「あ、ホントですか」
浜「もう座席が足りなくてね」
智「わ、嬉しいですね」
浜「補助椅子出したんですよ」
智「あ、ホントですか…ありがとうございます」【ナンで、ヒソヒソ声?】
浜「応募総数は、来た人をはるかに超えてます」
智「いやぁ、ありがたいですね」
浜「拝見して、構想だけで40分喋った(笑)」
智「あぁ、ホントですか?ありがとうございます」
浜「長瀬さん、また、真面目な役でね」
智「(笑)」
浜「コレ、ホントに長瀬さん自身が、こういう真面目なタイプなのか、どうか。どうなんですか?ご本人は」
智「いやぁ~、まぁ、あの~、映画とかドラマとか、いろんな作品やらさせてもらってるんですけど、まぁ、結構、その、メッセージ性の強い、キャラクターと言いますか、個性の強いキャラクターが多かったんですよね。で、まぁ、そういう風に思わずに、ずーっとやってきて、今回、こういう役をやらさしてもらって、で、初めて、あぁ、自分は今まで、あの~、スゴくこう、強烈なキャラクターを選んでたんだなぁって」
浜「鬼やったりね(笑)」
智「自分では、そういう風に思ってなかったんですけどね、ま、でも、ナンか、表現することに関しては、やっぱり、ドラマでも映画でも、僕の中では一緒なので、あの、取り組む姿勢とか、スキルっていうのは、ナンか、いつもと同じような感じかなって、うん。で、まぁ、あの、僕は一時期から、結構、コメディが多かったんですけど、10代は結構、こういう、シリアスな役も、あまりセリフが無い役とかも、あの、昔やってた事があったので、今、40、近くになって、あの、こういう作品に、ま、やらせてもらうという、喜びもありましたし、うん、ナンか、スゴく、そういう、ナンか、自分らしくないって言っちゃ、自分らしくないんですけど、でも、僕ぐらいの歳が、まぁ、こういうね、社長になったりとかっていうのはもう、現実にある話なんで、うん、ナンか、そういう意味で、あ、自分も、そういう歳になって来たんだなって、思う事もありましたしね」
浜「そうですか。脚本受け取った時、長瀬さんとしては、どう感じました?」
智「さっき言ったように、やっぱり、ナンかこう、個性のあるキャラクターだったらね、いろんな表現方法が出来るんですけど、そういう表現方法では、なかなか、難しいなって思っていて、ナンだろ、作品の世界観って、あると思うんですよね。だから、その、人間の等身大と言いますか、ナンか、そういうところに自分を、こう、落とし込んで行くという、頭の中で想像した赤松という男を演じたっていう、うん、感じですかね。で、その、真面目そうっていうのも、うん、僕も最初、そういう風に思ったんですけど、多分、それは僕が今まで、ま、結構、よく判らん役をいっぱいやりすぎたから、そういう風に感じてしまったのかなって(笑)」
浜「例えば鬼の役やったり、あぁいう方がかえって、ま、目立つしやりやすいんじゃない?」
智「そうですね。そういうのも…」
浜「普通というのは、やりにくいんじゃないですか」
智「逆に普通の方が、表現が難しいっすよね~。やっぱりセリフがある方が、ラクだと思うんですよ。言葉にした方が、心情をダイレクトに説明出来るじゃないですか。よく、眼で語るとか言いますけど、そういう、よく判らない、フワッとしたところで、こう、人に感じさせるっていう部分が、やっぱりナンか、コレって、いくら考えても、答えの出ない話なんですよね。自分がこう思ってやっていても、相手が、その、アンテナを立ててなければ、意味がない話だと思うんでね。ね、その、監督とか、スタッフとかとも、やっぱこう、話し合う時間っていうのも、スゴく多かったですし、やっぱナンかこう、全体を観て、あの、撮影をすることが多かったっすね。やっぱ、全体が、こうだから、ココのシーンは、このぐらいにしておくべきだとか。マイナスする良さも、中にはあると思うんですよね。そういう意味では、ストイックな、うん、ナンか、撮影だったり、表現だったり、したような気がしますね」
浜「僕は、日本映画の中では強力な男優賞候補だと思います」
智「いや…」
浜「よくやってました」
智「ありがとうございます、そう言って頂けると」
浜「表現が怒り狂って表現する方法があるが、長瀬さんの場合は、怒りを内面に抑えて、でもきっちりと、言うべきことを言い、主張すべきを主張しながら見せていったのがいい演技だと思いますよ!」
智「ありがとうございます」
浜「監督はココはこうやれと、注文ありましたか?」
智「それがまた、あまり無かったんですよね。任されているなって思う反面、信頼関係みたいなものも、あったのかなとも思いますし。監督は、もうね、50半ばぐらいですかね、で、僕はリアルに、赤松と同じぐらいの年頃なんで、やっぱ、自分の、その、感覚とか、そういうモノを大事にしたいなと思ったんですよね。監督ぐらいの歳では、思い浮かばないことが、僕らの世代には、思いついたりするし、やっぱ、それが、その、リアルだと思っていて。うん、やっぱり、この『空飛ぶタイヤ』っていうのも、2000年代序盤ぐらいに、出た、ね、原作なんですけども、もう、それから十何年、経ってるワケで、やっぱり、ナンか、その、オマージュと言いますか、やっぱ、その、『空飛ぶタイヤ』も、ちょっと、成長してるような気もしたんでね、ナンか、そういうのも意識してやらさしてもらったような気がしますね、はい」
浜「【あらすじ結構喋ってるし!】苦しみ、状況を、どうやって抜け出すのかという演技が、ヒジョーによく出ていたと思うんですよ」
智「ありがとうございます」
浜「【怒りを物に当たるような解り易くじゃなく】じーっと耐えてる。何年か前なら、高倉健さんがやってもいい役だと思う」
智「あぁ」
浜「健さんに替わって、長瀬さん、見事にやってくれたと思うんです」
智「いやぁ~、そんな。ありがとうございます」
浜「試写会に1万人以上の応募があり、補助椅子まで出たという事はね、この映画、当たりますよ」
智「(笑)」
浜「いや、ホントに」
智「もう、心強いっすね(笑)ありがとうございます」
浜「(笑)客席で観ていて、すぐピンと来ました」
智「ホントっすか」
浜「コレは当たると」
智「まぁ、僕は、ね、ドラマとか、ずっとやらさしてもらってて、まぁ、そんなに、ナンっすかね~、その、数字みたいなモノはもう、当てにしてやってこなかったっすね、今までね。だから、ナンか、そこに流されたくないなっていう、よく判らん、あの、思いもあったりとかも、ずっと、思いながら、役者として、やってきたんで、だから、その代償として、その、よく判らん(笑)ね、あの、キャラクターが多かったのかなと、思ったりもしたんですけど。ナンか、やっぱり、その、今の歳になったからこそ、こういう役とか、作品が、ナンとなく、自分がやる事に対して、受け入れられてきたような、あの、気もして来てるんですよね。うん、なので、もう、純粋に、あの、ホントに素晴らしい作品なんで、一人でも多くの人に観てもらいたいっていう、純粋な気持ちっすね」
浜「いや、我々も一人でも多くの皆さんに観て下さいとオススメするワケですけど、長瀬さんって、テレビに比べると、ドラマも含めて、映画は少ない方でしょ?」
智「そうなんっすよね」
浜「で、『空飛ぶタイヤ』を撮った事で自信が生まれてないですか?(笑)」
智「いやぁ~、どうだろう~なぁ~。ナンか、いつもね、作品を終えた後に思う事って、この作品は自分にとって、ナンだったんだろうな?て、想う事が、あるんっすね。でも、それって、やっぱ、すぐには気付けない事なんっすよね。もう、忘れた頃に、あ、ナンか、あの時のアレが、今の自分になってんだなとか、ナンか、そうやって、続いて来てる様な(笑)モノが、ナンか、自分の中であるなって思ったんで、きっとこの作品も、忘れた頃に、ナンか、うん、ナンか、そうなるのかなって、うん」
浜「そうじゃないと思いますよ」
智「あ、ホントっすか」
浜「映画館にどんどんお客さんが入るのを観てね、よし!次はどんな役でも持ってこい!やったるで!という気持ち生まれてるはずやと思いますよ」
智「そうっすね、ナンかでも、まぁ、あの、どんな役でもやってみたいっていうね、気持ちも、もちろん、ある、ありますしね、うん」
浜「この映画で一番苦労したシーンは、どの辺ですか?」
智「その、スゴく、シーンとしては、少ないんですけど、家族とのシーンっていうのは、ナンか、やっぱ、何気に難しかったですね」
浜「あ、そうですか」
智「やっぱ、一番、その、孤独になってる時の方が、ナンとなくやっぱ、想像もつくというか、やっぱ、家族にも社員にも見せられない、ね、心とか、Zettaiあるだろうし、社長には。でも、ナンか、そういう、人間が、その、家族の中で、どういう風に振る舞うのか、っていうのは、僕の人生では、まだ、経験出来てないっすからね~。結婚もまだしてないですし、子供ももいませんし。やっぱ、ナンかそういう、ところの、ナンか、精神みたいなモノっていうのは、あの、考えましたね。自分だったら、どうするんだろうなとか。やっぱり、あの、被害者を、自分の家族に当てはめてしまったという。もし、自分の嫁が、そうなってしまったらとか、もし、自分の息子がこうなってしまったらとかっていう事は、Zettaiに考えるでしょうし、そういう所で、どういう父親でいるべきなのかとか、実際、僕は誰かの、子供の父親でもないんでね。やっぱ、ナンか、そういうところは、ナンかもう、延々にループするぐらい考えましたね、うーん。でも、やっぱり、ま、実際に、僕の同世代の友達とかも、ね、所帯持ってたりとか、する男もいるんでね、うん、で、今まで、そういう事は全く気にしなかったんですけど、そういう男が、どういう風に生きてんのかなぁと、どういう気持ちでいんなのかなぁっていうところに、アンテナ立てはじめたんっすよね。そういう事もナンか、スゴく自分で、感じることがあったんで、で、まぁ、現場でもね、その~、奥さん、様役が、深田恭子ちゃんなんですけども、うん、やっぱり、スゴく、ナンか、その、彼女に助けられた部分も、ナンか、あったんですよね~」
浜「しっかりした奥さん役ですからね」
智「うん、ナンかこう、懐もね、深くて、自然にこう、出て来たというか、うん、ナンかそういう、思いもありましたね」
浜「僕がこの映画、当たると予見したのは、試写会の会場で他の皆さんと観ていると、お客さんの気持ちが一つにぎゅーっとまとまって行く。長瀬、勝て!と、応援の気持ちがね、客席でぶーっと一つにね、盛り上がったように感じた。典型的な悪い役、岸部一徳、ナンや⁉あのおっさんの態度はけしからん」
智「ね~、岸部さん」
浜「【またまたあらすじ喋りまくり】憎まれ役ですよね」
智「そうっすね~。だからもう、ホントに、あの、役としてはもう、憎たらしいっすけど、役者としては、素晴らしいっすね~」
浜「そうですね(笑)」
智「もう、ホントに。あの極悪感を出せと言われても、(笑)敵わないなっていう風に思ってしまう」
浜「社内から改革の気運が上がるキッカケが、亡くなったお母さんの事を書いた男の子の作文で、上手い構成だと思いました」
智「そうですね~、やっぱ、ホントに、あの、ま、ホントに自分も一人の男として、考えさせられる、ね、シーンとかたくさんあるんで、やっぱ、同じような世代の、うん、男には観てもらいたいなっていう気持ちは強いかも知れないですね、家族を持ってたりとか、はい」
浜「ワタクシは、長瀬智也、男優主演賞」
智「(笑)」
浜「『空飛ぶタイヤ』大ヒット!その事を、ある程度、確信してますが、まず、そうなるように、お祈りを致します」
智「(笑)ありがとうございます」
浜「今日はどうもありがとうございました」
智「ありがとうございました」
浜「お疲れ様でした」
智「ありがとうございます」

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